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第356話 最新プール施設 前編

 四月も終盤に入りゴールデンウィーク間近に迫ったある日の休日。

 真央達は。


「広いな」


 プール施設で遊んでいた。

 何故こうなったのかは、一週間前に遡る。


~一週間前~


「皆さん、これをどうぞ」


 そう言って茜はチケットをクラスの生徒全員に渡す。


「茜、何だこれは?」


「今度、お父様の会社が新しいプール施設をオープンする予定でしてそのプール施設が子供も楽しめるかどうか知りたくてわたくしの意見も聞きたいとおっしゃいましてね、どうせならたくさん連れて行った方がより多くの感想をいただけると思いましたの、それでクラスの皆さんにぜひお父様が新しくオープンするプールにご招待したいと思いましたの」


「そう言えばこの街のプール施設なくなってしまいましたね」


「その通りですわ、お父様はこれを機に新たなプール施設を作ったそうですわ、近くに駅もありますから、多くのお客様が来る事間違いないと」


「なるほど、上手くタイミングを合わせたんだな」


「ええ、なのでオープン前に皆さんにお試しで着て欲しいとの事です、当日はわたくし達だけの貸し切りですし、様々なアトラクションやお店も出ますわ、来週の土曜日になりますので、来れる人はぜひ来てくださいまし」


~現在~


 とこういう経緯があり真央達のクラスは全員茜の親が新たにオープンするプール施設で遊んでいるのだった。


「うわー!! ひろーい!!」


「おい彩音、はしゃいで転ぶなよ」


「でも、本当に広いですね」


 新しいプール施設には色々な設備がついていた。


「うわー!! 凄い凄い!!」


「きゃー!!」


 実里と花音がウォータースライダー滑って行く。

 ウォータースライダーは大人用と子供用があり二人は子供用で滑っていた。


「あずみん、こっちにソフトクリームがあるよぉ」


「色々な味があるんだな、どれにするか迷うな」


「ふえー、ハンバーガーに焼きそばにラーメンにフランクフルトに、食べ物もたくさん売ってるね」


 こちらでは、亜子、梓美、奈木が飲食店の店に並んでいてメニューを見ていた。

 様々な飲食店があるのでどれにするか迷うだろう。


「ホントに色々あるんだな」


「さっちゃん見て、あそこ滝が流れてるよ」


「あ、伊吹ちゃんが滝に打たれて修行してる感じに見えるよ」


 滝が流れている場所もあり、そこでは修行するかのように伊吹が精神統一して滝に打たれている。


「明石さん、それ大丈夫なの?」


「こんな機会は滅多にありませんからね、本格的にオープンしたらこんな事できませんし、今の内にやっておきたいのです」


「修行熱心ですね」


「でも、伊吹さんらしいね」


 滝に打たれる伊吹を、理子、友里子、京は感心するように見ていた。


「皆、それぞれ楽しんでるな」


「真央ちゃん、私達も行こう」


「ああ」


 真理亜に誘われ真央もプールを楽しむのだった。


「あ、真央ちゃん、あそこサーフィンの体験ができるそうだよ」


「へえ、そんな事もできるのか」


「あそこにサーフボードのレンタルもできるらしいよ」


 真理亜が指差すとそこには店は閉まっているがサーフボードレンタル店と書かれた店があった。


「ここは、ゲームセンターだな」


 次に二人が目にしたのはゲームセンターである。

 中には普通のゲームセンターと同じだがプール施設なのか海に関するゲームやクレーンゲームも海の生き物や水着姿のキャラフィギュアが多くあった。

 水着の姿で入って良いからか中の背景は水着にあったものだった。

 ちなみに施設の中は全て防水機能で作られているし、念のため入口で水を払ってから入ってくださいという看板が大きく出てるので、感電しないようにする対策はバッチリである。


「あそこにいるのって、智代ちゃん達かな?」


「ん?」


 見るとそこには智代、梨絵、楓、弘美の四人が一緒にいた。


「いける気がする」


「大きなサメのぬいぐるみをゲットだね」


「でも最近のクレーンゲームって難しいよね」


「まあ、簡単にゲットできたら面白くないしね」


「あの四人って仲良かったんだね」


「運動系のクラブ同士で仲が良いのかもな」


 その後も二人施設にある店を一通り見て彩音達と合流する。

 

「どうです? 皆さんこのプールは?」


 茜が来てくれたクラスの子達に聞いている。


「うん、もう最高だよ」


「大人も子供も楽しめると思うぞ」


「施設も充実してますしね」


「誘ってくれてありがとう、茜ちゃん」


「喜んでいただけて何よりですわ、他の方達も好意的な意見でしたし、問題なくお父様に報告できますわ」


「茜様ー!! 大変です!!」


 ただ事ではないと思わせるくらいの勢いで八重達が来るのだった。







読んでいただきありがとうございます。


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