第167話 問題解決
今回は、短めです。
「どういう事だ? 海に行けないって」
明日は、海に行くが真理亜からの電話で行けないと言う知らせを聞き、魔王は、真理亜に問う。
『うん、それが今朝の事なんだけど、お姉様が明日海に行く事を楽しみにしていたのか、ウキウキしていてそしたらうっかり階段で足を滑らせて落ちちゃったの』
「お姉さんは、大丈夫なのか?」
真央は、一瞬驚くがすぐに冷静に真理亜に問う。
『うん、そんなに大きなケガは、してないんだけど、二、三日は、安静にしていないとダメみたいなの』
『大丈夫よ!! 今日中に直すから!!』
『何言ってるの!! そんなの無理でしょ!!』
『いいから、おとなしくしていなさい』
電話の向こうから翔子と真理亜の父と母の声が聞こえる。
『と言うわけでお姉様が明日行けなくなってしまったから、お父様とお母様も急に明日じゃ無理だし、木村さんと小森さんも明日は、休日だから保護者の人がいないのだから海に行けないかもしれないの、ごめんね』
真理亜は、申し訳なさそうに謝罪する。
「彩音達には、もう言ったのか?」
『ううん、これから言うつもり』
「なら、少し待ってろ」
『え?』
「リズ、明日予定あるか?」
「いえ、明日は、何も予定は、ありませんよ」
「なら、保護者として海に一緒に来てくれないか?」
「そう言えば、海に行くと言ってましたね、良いですよ」
「わかった、真理亜リズが行ってくれる事になったから大丈夫だ」
『え、良いの?』
「ああ、だから彩音達には、そのように伝えてくれ」
『うん、わかった、ありがとう真央ちゃんじゃあ明日ね』
「ああ、明日な」
そして、真理亜は、電話を切るのだった。
「すまないな、リズ、急な事で」
「構いません、楽しみにしていた真理亜様達を悲しませたくありませんからね」
「ああ、そうだな」
「あら」
「どうした?」
「通話の魔法、リゼからですね、何かあったのでしょうか」
「まさか、またシャロが来たとか言うんじゃないだろうな?」
「とりあえず出ますね、リゼどうしました?」
リズは、娘のリゼからの通話に答える。
「ああ、なるほどそうですか、わかりました、では、早速レイア様に・・・・・・あ、そうだわ、リズあなた最近働きすぎで疲れているんじゃありませんか? たまには、息抜きも必要だと思いますよ、それで実は、良い話があるのですが」
リズは、リゼに何かを話すのだった。
そして次の日。
真理亜達は、駅に集合していてそこに真央がやって来るのだが。
「真央、その人達誰だ?」
沙月は、真央の後ろにいる人達を指さしながら言う。
「ああ、そうだな、僕の家の使用人達だ」
そこには、リズだけでは、なくドラギオス、ソウガ、ライム、リゼ、ゼナの五人の姿があった。
読んでいただきありがとうございます。
次回から海に行きますがその前に番外編を一つ投稿しようと思います。
それでは、また次回。




