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第98話 今後について、そして 3

「それでシエラは、これからどうするつもりだ?」


 夕飯を食べながらレイアは、シエラに問う。


「そうですね、まずは、イゴールさんが住むマンションの手続きをしてくれているので、それまでは、ここに住まわせてもらって、セレナちゃんとこの人間界の常識や知識を覚えようと思うんですが良いですか?」


「ああ、その点については、問題ない手続きが済むまでここにいると良いさ、リズもそれで良いか?」


「はい、問題ありません」


 リズは、何の問題もなく答える。


「セレナちゃんも、それで良いですね?」


「はい、ありがとうございます、レイアお姉様」


 セレナは、レイアに礼を言う。


「それで、シエラ様、どのようにして真理亜様をお守りするかをお考えですか?」


 リズは、シエラに問う。


「そうですね、私もレイアお姉ちゃんと同じようにレイアお姉ちゃんが通っている学校に通おうと思っています」


「学校って事は」


「はい、レイアお姉ちゃんが通っている清涼女子学園でしたっけ、そこに通おうと考えてます」


「と言う事は」


 レイアは、何となくシエラの考えが読めてきた。


「はい、私もレイアお姉ちゃんと同じように()()()姿()になろうと思います」


 シエラは、そう宣言する。


「まさか、僕と同じクラスに入る気か?」


「いえ、真理亜様には、もうレイアお姉ちゃんがいますし、それにリズさんもいますからそこに私が入る必要は、ありませんし」


「じゃあどうするんだ?」


「レイアお姉ちゃんとは、違う一つ下の学年に入るつもりです」


「そうなのか?」


「はい、一つの場所に固まらず、別々の場所にいれば、いざって時にレイアお姉ちゃんが真理亜様の傍にいなくても対応できると思いますよ」


 シエラは、レイアに説明する。


「なるほど、それなら確かにレイア様もいくらか負担が減りますね」


 リズは、そう納得する。


「ですので、レイアお姉ちゃんは、小学四年生でしたっけ? なら私は、小学三年生に入りますね」


「そうか」


「ちなみにセレナちゃんも、学園に通いますよ」


「え?」


 レイアは、驚く。


「ま、まさかセレナも」


「いえ、私は、高等部に通いますから!!」


 セレナは、慌てて否定する。

 自分も小学生として通うのかと思われそうになったからである。


「そうか、そうだよな」


「ですので、入学の手続きをしたいと思います」


「それなら、イゴールに頼むと良い学園の理事長とは、知り合いだから二人の手続きをしてくれると思うぞ」


「そうですね、明日早速行ってみます」


 そうして夕飯を食べ終えるのだった。


「ところでお二人の寝床は、どうしましょう?」


 リズは、そうレイアに聞く。

 二人分の布団しかないためシエラとセレナは、どうすれば良いかの問題が発生した。


「あー、そうか二人分しかなかったんだっけ」


「私は、別に床に寝るだけでも構いませんよ」


「ダメですよセレナ、ちゃんと布団で寝なければ」


 セレナは、布団が無くても構わないと言うがリズに却下される。


「そうですね・・・・・・あ! じゃあこうしましょう!」


 シエラは、何かを思いつくのだった。


「・・・・・・」


「う~ん、レイアお姉ちゃ~ん、むにゃむにゃ・・・・・・」


「レイアお姉様、スウ、スウ」


「・・・・・・」


 今レイアは、シエラとセレナに挟まれた状態で寝ている。

 シエラの提案それは、レイアの布団にシエラとセレナがレイアを真ん中にして一緒に寝る事であった。


(・・・・・・なんか窮屈で眠れない)


 レイアは、そんな事を思い夜を過ごすのだった。






 




 

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