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【中学突入】転生魔王は寺に生まれる。  作者: 寿明結未
第二章 魔王様、小学校六年生をお過ごしになる

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73 魔王様達は、突如始まったイジメ問題に直面する①

色々落ち着いたのでまたボチボチ更新です。

新学期が始まると、クラスの一部では「そろそろ卒業が近い」と思っている者も少なくなく、前よりも団結力が強まったようにも感じられた。

また、夏休みの出来事で、アキラと魔法使いが大喧嘩したこともあり、失恋に悲しむ女子生徒も多数見受けられたが、ごく一部はまだ諦め切れていないようだ。

果たして我の妹相手に失恋したのはどちらなのか。

そんな話題もあり、結果魔法使いが自分が失恋したことを告げ、煩わしい噂には終止符を打った。

噂もさることながら、二学期が始まると中学に向けてのテストが頻繁に行われるようになった。

中学生になって、成績としてやっていけるレベルのテストは、ほぼ毎日行われる。

赤点をとったものは追試と言う形でドンドン教室に貼りだされる仕組みだ。

我を含む三人は難なくクリア出来てはいるが、やはり勉強の不得意と言うものは誰にでもある。

中には――



「塾の宿題も多いのに学校のテストまでやってらんねーよ!!」

「寝る時間が欲しい……」

「正直、勉強することの意味がみいだせなくなっている」



等と言う声も多く上げられるようになった。

それ程までの毎日のテストに、生徒たちは疲弊しはじめ余裕が無くなってきたのだ。

そうなると、各自でストレス発散を行わなくてはならなくなるのだが――。

ここで一つの問題が浮上した。



――ある日を境に、6年間一緒だったクラスの女子が不登校になったのだ。

それは、余りにも唐突な不登校の始まりで、我でも気が付かなかった。

毎日のテストに疲弊したのでは? と言う声が多く上げられる中、一部の女子はクスクスと笑っている。

それを見た魔法使いは一言、呟いた。



「不登校の原因は、あそこの一部の女子だろうね」

「何かあったんですかね」

「ほら、狩野って見た目、男子に人気あるんだよ。それを妬んでって感じなんじゃないかな」

「6年間一緒だったのに急に獲物を狩るように虐めをするものですか?」

「人間なんてそんな生き物だよ?」



魔法使いは「何を当たり前の事を言っているんだ?」と言わんばかりに我に告げてきたが、確かに長年の友人であろうとも、それを狩りの対象、イジメの対象にする愚かさに言葉を無くしたのは言うまでもない。

季節は10月、後二カ月もすれば冬休みが始まると言う時期での、イジメによる不登校。

狩野からすれば、親友だと思っていた相手から行き成りイジメを受けるというのは、ショックが余りにも大きい事だろう。

それから数日後、放課後に女子だけ集めての話し合いが行われたようだが、結果としてイジメがあったと言う事実確認に終わった様だ。

また、イジメの内容としては伏せられてはいたが、ノートへの落書きなどがあったと聞いている。


だが、クラスの女子は狩野への気まずさから、学校便りなどの書類を家まで持って行く事が出来ず、それらの書類は魔法使いが責任を持って狩野の家まで届ける事になった。

今なお傷ついている狩野に刺激を与えて欲しくないと言う狩野の親からの要望により、イジメに加担していなかった女子にも頼めなかったのだ。

そこで、一旦寺まで戻り、魔法使いが自転車で狩野の家まで行って書類を届けると言う役割を受け持つこととなった。

確かに親からすれば娘を傷つけた相手が家に来ることすら腸が煮えくり返る事だろう。

そう言う事も含め魔法使いと話し合い、彼に狩野へ渡す書類を頼む事となった。

卒業までに狩野が学校に出れる様になれば良いのだが、こればかりは心の傷の治り次第だろう。

イジメた女子は各家庭ごとに連絡が行き、親からコッテリと叱られる事となった。


今後の狩野の心の傷は魔法使い次第ではあるものの、魔法使いは気負わずいつも通り狩野と接するつもりらしい。



「では魔法使いさん、狩野さんを頼みましたよ」

「書類は渡すよ。本人に会えるのかは、狩野次第だからね。焦らずやってみるさ」



そう言って自転車に乗り込み颯爽と走り出した魔法使いの顔に憂いはない。

魔法使いと狩野のやり取りは詳しく聞くつもりは無いが、何かあれば連絡は来るだろう。

こうして、学校は日々過ぎていくのだった――。


++++++++

イジメ問題は昔も今も根強い。


ボチボチ執筆していきますが、多くて一日2回更新くらいで

基本一日一回更新を目指しています。

が、GW前に作者の母がコロナ陽性となり我が家で治療。

更に保育園に行けなくなりGW明けまでワンオペだったので

執筆どころじゃなかったです(;´Д`)

今は快方に向かい、日々過ごしております。

長らくお待たせしてしまいました。


応援してくださっている読者様もコロナにはお気を付けを。


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