その9
そして、幸運の遺伝子
この人は彼のことになると暴走するようで、さっきから私の腕を払い無謀にも海に飛び込もうとしている、何度もかけている落ち着いて下さいの言葉も一向に無視なのでここはとりあえずひっぱたたくことにする、一瞬黙ったかと思えば焦りから怒りにかわり私のほうを向いた、これで話ができる、さて、彼はとりあえず死ぬことはないから落ち着けなんと言ったら、それでもその間苦しみ続けることになるんだぞ、と激昂するのはめに見えてる、なので本題をいきなりつきだしてみることにした、君が研究していた物をここで完成させればいい、と。その一言でおどろいて流石に少し冷静に馴れたようだ、この人の言うには彼の血プラス鳥類と哺乳類の遺伝子でプロテクトを体外に作り出す物質が生まれるのとのことだ、けど、それらが常に体内にあるわけでもなく、自分の意思でトリガーとして使用できる機械が必要、だから私はこれをこの人に手渡した、私の地球で使われている、入れた物の鮮度を半永久的に保、実験器具、を少し改造したものだ、あとはわかるな?
sidechange
ああ、わかってる、取り出したのはあいつの血そして、水の中でも活躍できるよう、イルカ、そして、カワセミの遺伝子、やっと隣で戦えるな、俺は変身を果たし海へと飛び込んだ、親友を救出するとすぐに作戦を伝える、なにも言わなくとも俺だとわかってくれていることに、敵への憎しみすら薄れそうになるがにやける顔を引き締めて海に潜る、もうお前だけの舞台じゃない、何度も叩きつけて持ち上げ空に飛ばした、あとは烏の出番だ、いきなり上へあげられてそのあと落とされたのなら、もうたまらないだろう。