その3
さんわめ
さて侵略してきた宇宙人もとい別の地球人を追っ払った所で、俺は親友のもとに降り検査の結果を聞く、基本的に極秘裏に行われる検査のためナースに頼るわけにもいかずにほぼ全ての行程を親友一人ですることになった、全く頭が上がらないな、お礼に今度なにか奢ろうかと誘ったら、つっぱなれてしまった、そこまで献身的だと逆に不安だぞ親友、うん、いや信用しているから俺のたった一言で、そんな辛そうな顔しないでくれ
俺の細胞はどうやら腐らないことが判明した、元々そう言う体質だったのか後からそうなったのかはわからないが、二十歳を過ぎ成長しきった俺の細胞は老化することもなく、しばらく空気にぐれさせているのにもかかわらずまるで新品そのものだったことがわかったらしい、なぜそうなのかは正直専門用語がとびかって訳がわからないのだがそう言うことらしい、だがしかし、プロテクトのほうはいっさいわからずしまいだそうだ。
さて、その夜俺は親友の車で親友の家に向かっている、親友に疲れてるだろうから今日はもう家に帰ったらどうだ?と言ったら当然のように車に乗せられてしまった、今日からルームシェアでつねに行動を一緒にしようとのことだった、うん流石に会社をやめろとまで言われるとは思わなかった、激しい攻防戦のうえようやく諦めてもらえたが、親友さん過保護すぎじゃないですかね?そして敵です行ってきます。
さてとこの首都高での戦闘はやはり空だな、車が多すぎる、うーんやつらもやはり、頭は悪くないな、俺が空を選んだと同時に地上に向かいやがった、大混乱で逃げ惑う車の走る道路に降り立つのは危険にもほどがあるな、急降下でおりでシールドを落とすのを繰り返すので背一杯だ、なんとかやつが止まってくれればよいのだが、だが別の地球人は止まる気配がない、お?そう言ういや友人の車が見当たらないが、と思ったらものすごい勢いで他の車の前へ来たぞ何て言うドリフトだ、無茶しやがる、だがお陰で大勢の車が止まってくれたな、俺は地上に降りて猫に切り替え別の地球人をぶっ飛ばした。
さてこんな親友を持てたことは俺の唯一の幸運なんだろうが、だが、やっぱり仕事をやめろ、俺が金を出すとか、事故ったぶんの車の修理代を潔く小切手で払っている親友との経済差を痛感している俺は不運なのだろう