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聡の覚醒物語  作者: 妹紅聡
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〜episode of awaken satoshi〜最終話【男の勇姿とその最後】

事実を知らされ、選択を余儀なくされた聡。だが彼は他人にほとんど見せない圧倒的な力によってユージンを滅ぼすことを決意する。

「!!?そんなの選べるわけないだろ!!仲間救うためだけに悪の組織にくわわってたまるか!!」

「なら後者でいいのね。いいわ、逸材だったのだけれど…滅びn!!?」

「はぁ…そこまでコケにされたら俺も怒るわな。良いぜ、見せてやるよ。…どうしてたった2週間でこのランク…ランク3にまで登りつめることがてきたのかをな!!」

(あの電撃が走るような眼は…一体何!?)

「鞠菜よ、よく見ておくといい。これからが彼の本気だ。」

「マルクス、彼の本気を知ってるの!?」

「一度だけ見たことがある。あれは彼が魔王討伐の依頼の時に見せた…彼特有の力だ。聞いた話によると、彼は神龍と人間のクウォーターらしい。その為に、尋常でないほどの魔力、戦闘力、更には蘇生力を備えている。今使っているのは、彼曰く、『神龍(ゴッドドラゴン)(アイ)』と呼ばれるものらしい。」

「何その神々しい名前!?そんな力、私に見せたことなんて…」

「ランク戦は全て手加減していたらしい。本気の1割も力を出してないとか。」

「1割も出してないのに…本気の私が叶わないほどの強さ…」

「恐らく、ランク2の私でも…1割であっさり片付けられるだろう。彼の力は底を知らない。」

「お前、隠してるつもりなのか?雲の上の大量に蓄積させた針岩(ニードルロック)。それで潰すつもりかい?甘すぎるね既に6割消したことに気付いてる?」

(私が気付かないうちに6割消したですって!?そんな馬鹿な!!)

「気付いてなかったようだな。まぁこれで全部消したし、あとはお前だけだ。おっと、即席で魔法をたてようとしたって無駄だぜ。『神龍の眼』は魔力消去(スペルブレイク)があるからな。さて…もう一個の方も開くか。『(ゴッド)(アイ)』!!」

「2重強化(Wブースト)ですって!!?」

「本当なら『皇帝(インペリアル)覇気(スピリット)』に『覇王(ダイナスト)覇気(スピリット)』に『(ドラゴン)覇気(スピリット)』を使うんだがな、…まぁ使うか。さぁ、これだけ時間を作ったんだ、何か遺言はあるか?クズ野郎。」

「こんなことなら、もっと調べておくべきだったわね…でも安心しなさい、あなたは絶対このあと後悔するわ。何故なr…」

「遺言にしては長いな、失せろ『滅びの眼差し』」

「あああああぁぁぁぁぁ!!?」

「ら、ランク1位を、いとも簡単に…」

「…つ、疲れた。」

「お疲れ様だ、聡。まさかユージンが敵のスパイだとは思わなかった。お前がいなかったら今頃組織はどうなってた事か…」

「ん?急に空が暗くなっ…!!?」

「何…あれ…!!!」

「聡、あれは消せないのか!?」

「一度解除したら、少なくとも1日は使えない!!それに反動で今は動けない。…ふぅぃぅぃ!!」

「な、何をする気!!?」

「今のは…まさか召喚獣を呼ぶ口笛!?いつの間に!!?」

「そんなこと言ってる場合か!!どいつでもいい、来てくれ!俺たちだけでも脱出しないと!!!」

「聡よ…鞠菜を頼む!」

「あっ、おい、マルクス!!」

「聡、来た!!」

「くそ!ユニコーン、今からあの岩の範囲外まで全速力でとばしてくれ!!」

『分かった!二人共、掴まれよ!!』

・・・

・・

「で、その鞠菜って娘はどうなった?」

「今はひそかに暮らしてるよ。そこに向かおう。今日はあいつに頼んで何日か泊めてもらう約束をしてる。」

聡の目に、もう悲しそうな光はない。龍我はもう本人には聞く気にもなれないほど痛感したものがあった。それはどことなく、彼の友人に似ていたから。

「さぁ、さっさと行くぞ。」

皆様、最後まで閲覧有難う御座いました!

今回で聡の覚醒物語〜episode of awaken satoshi〜を終了させて頂こうと思います。6話という短い話ですが、自分なりにかなり長く作ったつもりでいました(;・∀・)

ですがご安心ください。聡の覚醒物語は己の判断の上で、続編〜episode of awaken satoshi〜ほのぼのの章を製作します。その後、二次創作絡みで東方要素も加えていきたいと思います!

お楽しみに!

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