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〜episode of awaken satoshi〜5話【苦渋の選択】

ユージンの問いかけにふと疑問を浮かべ始めた聡、そして遂にたどり着いたとんでもない答えとは？

なんだろう…さっきから何故ユージンは俺に声をかけてくる？その目的はなんだ？一秒でも早く元凶を見つけないといけない時に…考えをまとめなきゃいけない時にそれを遮るように…ん？遮る？なんでそんな必要がある？…まさか！？

「…どういう事ですか？ユージン・オーガニクス！！」

「ようやく気付いたのね。遅いにも程があるわね、《万物無敗の英雄》。」

「？ユージンさん、一体どうしたの？」

「それ以上来るな、鞠菜！…なんでこんなことを企む。口で抗議をすれば話し合いだけで済んだはずだ。なのに…なのに何で！！」

「そんな事、もう何度も試したわ。…でも駄目だった、何をしても無駄だったのよ。だから武力で行動するのよ。世界対策本部は…あそこにはとんでもないものが隠されているわ。《万物無敗の英雄》、あなたに選択権をあげるわ。貴方が私達と来る代わりに味方を救うか、私を止める代わりにすべてを犠牲にするか。選びなさい」