9ぷに(創造神ぷに助)
誤訳聖書774ページ、1章 創造神、ぷに助
この世界を作りたもうたのは、他でもないぷに助である。
大地、空、海。
それらは全てぷに助の一部である。
それらが一度として同じ様子でないのは、ぷに助の機嫌によるところが大きい。
ぷに助が怒れば雷鳴が轟き、ぷに助が悲しめば高波が起こる。
ぷに助が笑おうものなら、世界中で花が咲き乱れるだろう。
第二章 巨人族
この世界を七日間で作り上げたぷに助は、我々人間をつくる以前、鼻だけがとてつもなく大きな巨人をこの世に生み出された。
巨人たちには、それまで世界に存在しなかった意思と知恵。
そして、創造神であるぷに助を敬う事で幸福を感じる事の出来る心が与えられた。
第三章 パチェコ
その巨人たちをまとめ、率いていたのが、ぷに助と並んで信仰の対象に上る事の多い、パチェコである。
パチェコは巨人族の中でも特に容姿に恵まれ、ぷに助からも多大なる寵愛を受けていた。
第四章 滅亡
しかし、ある日のこと。
ぷに助と一緒にラーメンを食べていたパチェコは、鼻の巨大さが故に、振りかけたコショウが鼻に入ってしまい、勢いよくくしゃみをしてしまった。
その顔がなんともまあ醜い事。
ぷに助はその日のうちに、パチェコが長を務める巨人族を滅ぼしてしまった。
そして生み出されたのが、鼻がとてつもなく大きくはない、我々人間である。
この日記、何ぷにですか?
「赦し屋とひこじろう」、「未成年委員会による日本の壊し方」という二つの作品を書いているので、よかったらそっちも読んでみてください