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雨の街  作者:
3/18

ディアナは、しばらく考えた後、訊ねた。


「あの、今なんて?」


「あなた、しばらく帰れないかも。"道"を繋げ直さないといけないから」


「意味、分かんないんですけど…」


「だよねー」


少女は苦笑すると、座っていた椅子から立ち上がる。


「ちょっと来て」


「??」


ディアナが側に寄ると、少女は窓の外を指差した。


「あれを見て」


「あれって、…え、あれ、なんですか!?」


「何に見える?」


「魚…」


「うん、魚だよ」


2人の視線の先では――、小さな魚達が空中を泳いでいた。


「なんで空中を泳げるんですか…?」


「雨だから。それに、この国はもともと水の気が強いからね」


「私、あんなの見たことないですよ!?」


「うん、だって、ここはあなたが知ってる街じゃない。あなたは、本来繋がってない"道"を通って迷い込んじゃったんだよ」

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