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雨の街  作者:
1/18

その日、その国の王都の空は、よく晴れていた。


太陽に誘われた人々で賑わう街を、1人の少女が歩いている。


途中でふと立ち止まった彼女は、遠くにある白い神殿に一礼してから、再び歩き出す。名をディアナというこの少女は、母に頼まれて買い物に行くところだった。




数刻後。


「ええと、パンは買ったし、砂糖も買った。野菜は青物屋のおじさんが届けてくれるし…」


頼まれた物を揃えたディアナは、家に帰るべくきびすを返す。その時、


「わ」


頬にぽつりと雫が当たった。慌てて空を見上げると、先程まで晴れていた空はいつの間にか雲に覆われ、そこから大粒の雨が落ちてくる。


「やだっ」


買い物籠を濡らさないように抱えたディアナは、近道をしようと路地に駆け込んだ。

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