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私たちが残すべき記憶  作者: 箕宝郷
幼馴染の奮闘と思い
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上司の教え

 僕は職場の車で30分程運転して現場に到着した。現場では人だかりができており、何やらざわざわしていた。上司は現場の作業員に質問した。

「ここで何があったのだ?」


「いや道路工事で橋を造っている最中作業員が落ちてしまいましてね。何とか対応していただきたくて」


「それで私たちを呼んだと?」


「はい。」


「ふむ、それでは現場責任者を今ここに呼んできてくれ」


「えっと、私が現場責任者ですが。」


「なるほど君が?少し待ってくれ」

上司は僕の耳もとで囁いた。


「霧浦あのならず者を教育せよ」


「あとは、この霧浦が担当しますので霧浦の指示に従ってください。」


「はい。」


僕は急に仕事を振られて正直戸惑った。しかし、私は上司の指示に従いとりあえず現場の状況を確認した。


「なるほど、この安全ベルトが緩んでしまったと今後の」


すると上司が


「霧浦それではダメだ。」


「えっ、」


「すみません。うちの部下が不適切な対応をしてしまって」


「いえいえ、充分に対応していただけかと」


「いいえ、霧浦の対応では今後あなた達のためにならないかと」


「といいますと?」


「あなた達は労働災害を起こしてしまった。間違いありませんね。」


「はい。そうです。」


「それでは個々の現場は私共が行いますので、明後日までに片づけてこの現場から出て行ってください。」


「いや、急に言われても」


「私の指示に従いなさい。あなたの監督責任は重大だ。私は今後監視しなければならない。待遇次第によってはあなたの命もないだろうな。ははは」


「ふざけるなーお前何様のつもりだ」


「呼ばれて対応を求められたもののつもりだが?何か不満かね?もし別の人を呼んだとしても結果は同じだがね。」


「ちっあとで復讐してやる。」


「好きにするが良い私たちは考えることを大切にしてるからな」


霧浦個々の現場を調査するぞ


「はい」

そうして僕と上司は現場の確認を行った。現場の確認を終えた時の帰路で


「あの、すみません今の対応はちょっと」


「どうした?何か問題点でも?」


「少しやり過ぎではありませんか?」


「霧浦の気持ちも分かる分かるけどな。この組織は許さないだけ。霧浦は性別的に仕事が限られている致し方のない事だ。だが、甘やかしてはいけない。霧浦はすごく優しい性格だと私は思う。だが、その性格が周囲を腐らせているのではないのか?」


「腐らせている?」


「この世の中はやさしさに感謝するのではなく、利用する人が大半だ。そして社会は秩序を見失い腐っていくだから、我々は十核大師様の言葉のように社会の防腐剤となるように頑張らなくてはいけないよな。」


「はい、分かりました。」


いつ以来だろうか?こんなに重みのある返事をしたのは

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