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私たちが残すべき記憶  作者: 箕宝郷
幼馴染の奮闘と思い
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伊新の決意

「それは私が秘密に関わったからですかね?」


伊新は少し落ちこんだ様子で言った。


「美香ちゃんは何もしていないじゃん。あたし不思議なのよ秘密を洩らした訳でもないし...もしかしてあいつのせい?」


「おばさん心配してくれてありがとう。でも私期待してるのあの人ならきっと目標を達成出来るってそれに私が決めたことだし今更後悔しないわ。」


「美香ちゃん。あんたいい子ね。美香ちゃんはこれからどうするの?」


「私はとりあえず、帰って事情を説明してシベリゲムに行こうと思ってるの。」


「美香ちゃんもあの帝国に行っちゃうのね。寂しくなるなー」


「そうねおばさんとはしばらくお別れだね。寂しくなるけど無事だったらまた会いに行くよ。じゃあね。」


「美香ちゃんがんばって」


「失礼します。」


「あんたはさっきの」


「霧浦です。あの方が伊新さんですか?」


「あんた達に話せることなんて何もないよ。ほら、帰った帰った。」


「まぁまぁ、落ち着いて私の幼馴染が伊新と言う人物に騙されているのですから。少しは協力してくださいよ。」


「......」


「そうですか。もういいです。ご協力ありがとうございました。」


(やはり彼女が伊新かよし後を追うぞ)


僕は彼女の姿を確認した。そして特徴を仲間達に伝えた。間が悪かったせいか彼女の行き先を聞くことが出来なかった。

 しかし、なぜあの管理人も伊新を庇うのか?確かに彼女の性格は八方美人であるように見える。大学在学中は愛嬌もあったため周囲の人たちは彼女を批判的にとらえることはなかった。

僕が理解に苦しむ部分は伊新の性格である。伊新は彼氏を秘密に関わらせて犯罪者にさせたのである。僕は伊新が自分勝手な行動を行った末、暴走し挙句の果てには彼氏の幼馴染から逃げるという救いようのない性格である。当然僕は利弥の幼馴染として純粋に話を聞きたかっただけだし、別に彼女に危害を加えるつもりも無かった。

 彼女の裏切りは利弥の精神をすり減らさせ判断能力を劣らせたことに過ぎなかった。僕は仲間達との調査がうまく行き伊新に直接会うことが出来た時どんな言葉を掛けるべきか?言葉よりも幼馴染をここまで陥れた怒りから手が先に出てしまうかもしれない。

 そんなことを僕は考えていると、仲間達から電話があった。


「もしもし?」


「あぁー霧浦さん?ごめんなさい。伊新美香彼女を見失いました。」


「まじか?まぁ仕方ないね。ちょっと伊新の複数ある家を調べてみてそこに向かってみるよ。」


「霧浦さんすみません。」


「いえ、逆にご協力ありがとう。.........」


「もしかして、怒ってます?」


「いやちょっと考え事をしてただけ」


(伊新の性格は欲に負けている。そんな甘く腐ってる奴に僕から逃れるなんて数学的に不可能だ)

霧浦はその後すぐに行動に移した。

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