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私たちが残すべき記憶  作者: 箕宝郷
大陸調査
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自らの意思で

 私はサリー達に「現状は分かりました。私は下調べも無しにこの地に来てしまった事を反省します。今後は仕事の合間を見て、現地の言葉を覚えたいと思います。」すると、急にヨーゼフが「ガハハハッ」と笑い出した。その様子を見たサリーが不思議そうに「急にどうしたの?お父さん。」「すまんすまん糸米さん流石です。あの、お方が推薦しただけの男であるな。よし決めた糸米を一流のイマルク調査員になるよう俺が一から教えてやる。」と言うとサリーは引き気味で「えっ、大丈夫?風邪でもひいた?」と心配したが、ヨーゼフは「サリーよお前はもう少し父親を信用するといいぞ!」と言われた。サリーは呆れた様子で「はい、はい2人とも頑張ってね。」と言った。ヨーゼフは気合が入ったのか明日からお前はイマルク研究院の1年後に実施調査官試験に合格するようにしてやる。まぁ、この試験はかなり難しいが合格すればきっと君が知りたい秘密に近づけると思うぞ!ぜひ頑張ってくれと言われた。そして、「君の携帯端末を処分してすまなかった。これは、調査官用の携帯じゃ受けっとってくれ。移行可能なデータは移行しておいたから。」

私は、ヨーゼフより新しい携帯電話を受取った。しかし、ここで疑問に感じたことがある。(サリーとヨーゼフは私の携帯端末で木恩警察に情報提供しているのでは?)と不信に感じた。携帯電話を支給されたのは非常にありがたいが、携帯電話の利用を必要最小限に留めたいと考える様になった。

 翌日、私はヨーゼフと一緒にイマルク研究院へと向かった。研究室周辺はゲートに囲まれており、ゲートの中は黒い大陸とは思えない程空気が澄んでいている。研究院に入るとイマルク研究員たちは私の姿を見て睨むような感じで私を見ていた。私はヨーゼフへの疑念を晴らすことが出来なかった。(ヨーゼフは私を陥れようとしているに違いない。研究室には長伏がいる)そう覚悟しながらヨーゼフの案内を受けるとトイレに連れられた。「よし、糸米さん今日午前中はここの掃除を頼むよ。午後は勉強するからそれまでここ掃除しておいて」と言われた。

 私はとりあえず、ひと段落した。この研究室に長伏はいなかったようだ。私はとりあえずトイレ掃除を行うことにした。在学中よく掃除をしていたので、トイレ掃除は慣れている。しかし、本当に午後から勉強できるのか?教科書も資料も何も配られていない。私はトイレ掃除で便器の汚れは除去できてもヨーゼフ父子への疑いを除去すことはできなかった。その予感は良くも悪くも外れてしまったようである。

 一方、霧浦は私を黒い大陸へ送り込んだ犯人を捜すべくある人物を探していた。その人物とはそして霧浦の許せない人物とは誰なのか?


皆さんご拝読いただきありがとうございます。「大陸調査」は終了しました。次回は「幼馴染の人探し」です。今後ともよろしくお願いします。

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