友人の思い
再び黒い嵐がやってきた途端、私は咄嗟に身を守る整えていた。今回は体にきつく風と粒子が当たっていた。意識が次第に朦朧としてくる。私はいつの間にか気を失ってしまっていたようだ。
一方その頃、私の幼馴染霧浦は私の事を心配して、木恩の国に帰国していた。
(たのむ、電話に出てくれ...)
(...やっぱりでないか。)
(このままでは利弥はイマルク大陸で...そうだ彼の大学に行けば何か手がかりを掴めるかもしれない。)
霧浦は私が通っていた大学である大倉大学に向かい学生達に聞き込み調査を行っていた。
「あのーお二人すみません。糸米 利弥と言う男性をご存じですか?」
「ごめんなさい。ちょっと分からないです。」(えっ、あの糸米?やばいって噂の?...)
霧浦はこの時何かを察していた。
しばらく霧浦は聞き込みを続けていたが多くの人が私の事を話したくないのか。霧浦の事を相手にしなかったようである。
すると、ある男性が私について話したようである。
「利弥君とは仲が良くて、最近は大学辞めちゃって遠くに行ったらしいですけど自分の目標を達成するために頑張っていると思います。」
「太晴君お待たせ~...ごめんお話中だった?」
「彩ちゃん大丈夫だよ。この人糸米君の知り合いなんだってさぁ」
「へぇーそうなんですか。」
「あっ、彼女さんも利弥君の知り合いで?」
「はい、糸米君とは仲良くさせていただいてましたね。今どこにいるんですか?」
「それが...ちょっと僕も分からなのです。ところで糸米君には彼女さんがいたようですがその方はいますか?」
「美香の事?あぁ、もうこの学校にはいないです。」
「そうですか。糸米君に何か危害を加えなければ良いので...」
「美香はそんな事しないです。そんな酷いこと言わないでください。」
「彩ちゃん...ごめんなさい。私も伊新さんはそんな事するような方ではないと思います。これ以上あなたの質問にはお答えしたくないです。それでは失礼します。」
(なぜ利弥の元カノを庇う人がいるのだ?あいつは利弥の家庭を崩壊させてあの暗黒大陸へと道ずれにした女だぞ?)
霧浦は納得していなかった。大学の許可をもらい霧浦は大学の教授にも聞き込みを行っていた。
「すみません、寺楠教授ですか?」
「はい、そうですが何か?」
「私、今糸米 利弥君の事について調べておりまして。」
「あぁー彼は勉強熱心でしたね。入学当初はどこかやる気がない様子で心配しておりましたが、ここ最近はどこからかやる気に満ち溢れておりました。彼が大学を辞めてしまったことは非常に残念なことですが、彼は新たな目標に向けて今もどこかで努力しております。」
「ありがとうございます。」
霧浦はしばらく、聞き込みを終えた時(あいつだけは絶対に許さない。あいつには全責任を負ってもらう)と固く誓い次の目的地に向かった。




