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私たちが残すべき記憶  作者: 箕宝郷
大陸調査
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不思議な風2  (1週間に5回投稿頑張ります。)

 晩餐会が終わった日の夜。美香が私に向かって「利弥君、秘密を知る覚悟はあるの?もし、本気でそう言ってるのなら、起きて、起きて...」「起きろー糸米。何時だと思っているのか?」


「あっ、サリーさんかおはようございます。」


「もうー何時だと思ってるの?あんた仕事なの分かってる?学生じゃないんだよ。」

どうやら、声の主は美香ではなくご立腹のサリーであった。


「ほら、もう皆支度終わってるから、早く準備して」


「はい。」


「サリーまだ糸米君は新入りだからやさしく。」


「お父さんダメ、ダメ糸米は厳しくしないと...木恩の警察から注目されているんだから。」


「そうだね。組織の一員としてきちんと教育しなければいけないからな。」


「サリーさん。」


「なに?今の話聞いてたの?」


「違います。準備が出来ました。」


「あっ、意外と早いわね。ガスマスクと防塵服を着て現場に向かうわよ。」


 私はヘリコプターに乗って仕事の現場に向かった。ヘリコプターの乗り心地はとても最悪だった。かなり大きな揺れで酔いが酷かった。外の景色も見れない為、私はどこに連れていかれるのか分からなかった。サリーが何か話しているようだが、酔いが酷く殆ど覚えていない。

 気づいたときは現場についていた。サリーが「ちょっと大丈夫?吐かないでね。」と声を掛けてくれた。しかし、私は疑問に思っていた。私は現地に着いた者のヘリコプター中でずっと待機していた。私は思わず、「あのー酔いならもうよくなりましたので」と言いかけた所「違う、そうじゃない。外で警報が出て危険なのだから警報が解除されるまで待機してて。」とサリーにしては珍しく真面目そうな顔で話していた。

 3時間ほど私たちは待機していた。私は我慢できなくなったのでサリーに声を掛けようとした瞬間。無線が入り、「糸米、お待たせわね。ここから出ていいわよ。ただし防塵、毒ガス対策をしっかりしてね」

私はサリーに言われるがままにヘリコプターを降りた。その瞬間私は再び違和感を感じた。地面は生暖かいのはこの大陸に降りたってから感じていた事なので次第に慣れてきたが、ここではさらに立ち心地が良くない。そのうえ、周りは黒光って何も見えない。いや、真っ暗な訳ではないのだが、何も見えない。そして聞こえるのは「ザァーザァー」のみで精神をすり減らす。この空間で何を行えばよいのか?何も予想する事が出来ないままいた。ここでどのくらい働かされるのだろうか?

すると、誰かに無言で腕を掴まれて私はどこかに連れられた。私はその時恐怖を覚えた。連れられている間、私はただ歩くことしか出来なかった。私はこの感覚を「五感を最大限奪われ振動のみが確かな感覚」と表現するしかなかった。

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