表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私たちが残すべき記憶  作者: 箕宝郷
義心と疑心(ぎしんとぎしん)
20/33

帰国

 美香との馴れ初めを思い出しているとアナウンスが流れ、そろそろ木恩共和国の大仁田空港に着陸する。(父さん、母さん無事であってくれ)そう願っていた。乱気流によって飛行機がかなり揺れていて私の不安が増していく、しばらくすると着陸した。木恩の空気はシベリゲム帝国の空気よりよりも少し熱いと感じた。

 飛行機を出て荷物を受け取り母親と事前に約束した場所へ向かっている途中「利弥君?利弥君だよね?」と美香の声がしたと思ったら抱かれていた。あまりに急な出来事にびっくりしてしまい、「美香急にどうした?」と言うと「ちょっと、酷いよ。利弥君の事本当に心配していたんだよ?利弥君無事で本当に良かった。利弥君の顔を見たら、元気出たよ。」私は美香がこんなに心配してくれているとは思っていなかった。しかし、霧浦の話によると美香は裏切り者だと言っていたので本当に美香の言葉を信じても良いのか?疑心暗鬼になっていた。美香は「利弥君?お母さん待っているから行こう。」と言われたので私は美香の後について行く事にした。

 美香に「利弥君どうしたの?私を見つめて。」と言われてギクッとした。私はつい、美香は裏切っていないと信じたいために美香を無意識に見つめてしまっていた。返事に困ったが「いや、お父さん大丈夫か心配になってボーっとしてた。」と言ったが、美香は納得している様子が無く「あぁ、確かにお父さん心配だよねでもきっと大丈夫だよ。でもね利弥君が私を見る時は私に言いたいことある時だから、正直に言ってくれると嬉しいな。」と見抜かれていた。流石は美香鋭いと思いつつも「今、いろいろと気持ちの整理がついていないからごめん後でまた話してもいい?」と返事すると美香は「うん、そうだよね分かった。それよりシベリゲムはどうだった?」と話題転換した。私は美香にシベリゲムであった出来事を細かく話していた。そうしているうちに母との待ち合わせ場所に着いた。

「あぁ、利弥生きていて良かった。」


「ちょっと母さんこんなところで泣かないでよ。」


「もう、利光さんが帰って来ないからもう寂しくて、寂しくて。でも利弥が帰ってきてよかった。」


「んまぁ、父さんは大丈夫なんだよな。」


「それが、何も連絡無いのだから、余計に心配なのよ。」


「分かった。家に帰ってゆっくり話そ」

私は母と美香の3人で実家に向かった。実家に着くと美香が「私はここで失礼します。」と言って立ち去って行こうとしたが、「母が、伊新さんも話聞いて」と母が言って美香も話を聞くことになった。

私たちはこれからの事を考える会議を始めようとしていた。


 

祭恋のシリーズが終了して「疑心と義心」残り2話で終了です。

作品紹介の中でまだ登場していない人物が1名いますその方は作品にどのような影響を与えているのか。

次回は23日公開予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ