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11話

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11話


「はいこれ、これと、これと、これもどうぞ!」


「うおお、肉じゃ、肉と肉と肉じゃ、見てるだけで胸焼けしそうじゃ」


「まだ肉が控えてますからね!たんとお食べ!」


「肉の悪魔じゃ……」


:食べ放題行った時の俺みたい

:昔は俺もこうだった

:見てるだけで胃もたれするわ

:さすがいちごちゃん

:ねいちゃんもめっちゃ食うよね

:大魔王様、おばあちゃんだから……


「んー、やっぱり外で食べるお肉は美味しいね。はい、いちごちゃん、飲み物」


「寧さん!ありがとうございます〜!ささ、いっぱい食べてくださいね!」


「ほどほどにね。やみちゃん、大丈夫?」


「ううむ、厳しいかともおもうたが、やっぱり肉はいちごに選ばせて正解じゃったな。美味いぞ、美味い」


:さすいち

:実家が精肉屋なんだっけ

:実家が精肉屋、父の実家が牧場、母の実家が養鶏場

:スペシャリストやんけ

:ちなみに野菜も好きらしい

:じゃなんでバーベキューに野菜ないんだよ


「今日は記念ですからね、お父さんに無理言って、黒毛のシャトーブリアンを貰ってきたんですよ!」


「は?」


「はい?」


:は??

:マジか

:やるやん

:おいくらすんの?

:普通のは100g1万くらいか

:どうせちゃんと良いやつ

:貴族かよ


「さっそく!焼いていきましょ〜!」


「うおお、いい肉のいい脂の音がしよる……」


「うっわ、めちゃくちゃいい匂いする……匂いでごはんいけちゃいそうね」


「サッと焼いて……ひっくり返す!」


:うおお暴力

:ヨダレが洪水してる

:音もやばい見た目もやばい

:晩飯はシャトーブリアンに決まりました

:↑お前も貴族かよ


「はい、おふたりともどうぞ!いちごのおじいちゃんの友達が育てた黒毛の、シャトーブリアンです!」


「ふおおはじめて食うぞ!どれ………………ダメじゃこれ。口の中で溶けて無くなってしもうた……ワシは本当に肉を食うたのか……?」


「うわぁ……なんかこう、食べるというより飲んでるような感覚……口当たりが上品すぎてほんとにお肉じゃないみたいね」


:死ぬまでに食べてみたいな

:食ってみな、とぶぞ

:いい店で食うといいぞ。プロに焼いてもらえ

:俺はシャトーブリアンより赤身が好きだわ

:ジジイ乙


「いやぁ、よいものを食ったのお……」


「まだまだ他にもいっぱいありますからね!お祝いですからね!」


「そうじゃな、今日ばかりは飽きるほど食うてやろうぞ!ほれ、次をもてい!」


「リスナーのみんなも、お祝いありがとうございます。みんなもごちそう食べてね?」


:こんなん見たら肉しか食えんわ

:リスナーで焼肉屋オフしようか今日

:¥50,000 シャトーブリアン食べたい

:↑その金で買えやwww

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