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第87話 二度目の進化



「はあ!!」


「けぇぇぇ!!!」


《ウルフを撃破しました。5000Expを獲得しました》


《経験値が一定に達しました。サンダースモールドラゴンのLvが13から14になりました》


《各種ステータスが向上しました》

《熟練度が一定に達しました。スキル竜鱗|4⇨龍鱗|5になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル竜牙|4⇨竜牙|5になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル四属性魔法耐性|7⇨四属性魔法耐性|8になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル魔闘法|2⇨魔闘法|3になりました》



「よっしゃ―!!レベル上がった!!」


そして()()()のレベルも!!


魔闘法とは。


MPを消費しながら、身体を強化する技。

同じく、HPを消費して身体を強化する、命闘法という技も存在する。


うん。それで気づいたんだが、魔闘法は自分にぴったりなんだろうと最近気づいた。

なんか、タロさんがこれを元々習っていて、それを教えてくれた。

でも、タロさんは実践で使ったことが無いんだって。


タロさんらしい。


いや〜、タロさんもびっくりしていたよ。俺が毎日、魔力を限界まで消費していることに。



『へ〜、魔力を限界まで消費していr―――――ッ!!!?それってほんどだべか!?ブレーキを掛けているんだべよね!?』


『いや、掛けてないが?』


『―――――ッ!!!?……レオンくん。他でこの事をいったちゃぁいけないべ。もし誰かにその力を悪用されたらていへんだぁ』



まぁ、この後、俺のステータスと、前世の記憶の事を話したらそれどころじゃなくなったけどな。


一日中、どういう事か問い詰められたもん。

二人共酔いなんか忘れるぐらいに。


「……お〜い、レオンく〜ん!!そろそろ飯にしねか?」


「そうだな!そうしよう」


俺がこの家に来てから、月日が流れた。

1ヶ月はたったかな?


俺はこの家にも慣れてきたし、

もうちょっとで進化できるらしい。


タロさんも変わってきた。最初の頃より、勘違いかもしれないが、笑顔が増えてきた様な気もする。


ハハッ、気のせいか?


「よし、飯出来たべ〜!」


「お、すぐ行く!」


うん。何時も通りタロさんの飯は美味い。それも異常なほどに。


タロさん曰く、暇だったので、数年間料理の練習していたら出来た……らしい。

ホントデタラメだ……

多分、日本取れるぞ?食で。


ってこんな事は置いといて……


「いっただっきま〜す!!」


もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ…………


「美味い!!」


「沢山食べてけれ!!」


どんだけ食べてもタロさんの飯は美味いなぁ……


俺は、毎日敵を倒した時にその死骸を食べるから余計にそう感じるかもしれない。


…………ん?なんで敵の死骸を食べるのかって?

いや、仕方がないんだよ……なんか、過食のスキルで……



過食


倒した敵を食べると経験値補正

倒した敵を食べるとステータス向上補正



いや〜、これがあるから敵を食べるのをやめれられない。

うん。こうやって強さに囚われた男は怖いね。


……いや、だってよ?

早く進化して人間に成りたいんよ。

この体だと結構不便だしね。


そんな事を考えていると、もうタロさんのご飯を食い終わっていた。


「ふぅ……ごちそうさま!」


「うん!お粗末様だべ!…………レオンくん。今から何をするだべか?」


「ちょうどさっきレベルが上がってさ。多分後一回レベルアップしたら進化出来るような気がするんだよね……」


別に確定で出来ると分かるわけではないが、なんとなく分かるようになってきた。


「いや、レオンくん!レオンくんのレベルだと、後10体以上のウルフを倒さないといけないんだべ!?」


え、10体以上のウルフ?

マジで言ってる?

死ぬよ?流石に。

毎日5体ぐらいしか倒して無いんだけど。


……いや、最近思ったんだけど、ウルフが多すぎやしないか?

倒しても倒しても、また明日には大量に居るんだが?


「……最近思ってたんだけど、この肉達ってどうやって手に入ってるんだ?」


「そりゃあ、罠を設置して、そこに引っかかったウルフやオークたちを……あ!!」


ん?どうしたそんなにびっくりして……あ!!


「「その罠を使ったら……?」」


……よし、早速試してみよう。





ーーーーー





「……ウルフが4体と……オークが5体だな」


「いや〜、今日ちょうど肉が切れてて……良かったべ!」


おお、ナイスタイミング。


ウルフの経験値が5000で……オークの経験値が3000だから……


ウルフ7体分……後の奴等はまた見つけたらいいだろう。


「ありがとうタロさん……ちょっと行ってくるわ」


そして俺は罠が有る方へと飛び降りた。


「待ってくれ、レオンくん!そいつオークじゃなくて…………ボブオークだべ!!」


「え」


ぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ!!


ヤバいって!ボブオークはやばいって!!一斉に相手出来ないって!!

そう思ったら、ウルフ4体と、ボブオーク5体の俺の三つ巴の戦いになるの?嫌だよ?死ぬよ?


馬鹿なの?死ぬよ?


そんな簡単に死ぬって言うんじゃねぇよ!!…………いや、死ぬよ?


ボブオークはウルフの1.5倍の経験値が来るから……単純計算でウルフの5倍強い事になる。


俺が全員を倒すんなら、ウルフ11体ちょっとの経験値が入る予定だな……


「よし!燃えてきた!!」


すかさず、俺は、

身体強化

魔闘法

視覚領域拡張

感覚領域拡張

思考加速

高速演算を発動した。


「まず……雷竜の咆哮!!」


「「ウヲオオォォォン!!」」


《ウルフを撃破しました。5000Expを獲得しました》


「雷竜の竜爪!!」


「ゔひいいいぃぃぃ!!」


《ボブオークを撃破しました。7500Expを獲得しました》


「そして……放電!!」


「「「「「「「―――――――ッ!!!」」」」」」」


……よし、不意打ちでウルフとボブオーク一体ずつを撃破できた。そして全員を感電状態。


まずまずだな。


そして俺の攻撃のせいで、三つ巴じゃなくなり、俺対ウルフ&ボブオークになった。


「気張っていくぞ!!」


俺は、ウルフとボブオークも群れに突っ込んでいった。





ーーーーー





「…………ハァハァハァハァ」


俺の周りには、魔物達の死骸があった。

そして……俺から出た、大量の血も。


ヤバいな……流石にナメすぎた。


こんな状態で勝てる相手じゃない……


相手はウルフ2体と、ボブオーク二体。


そして俺のHPは


HP 402/3308


ハハッ、こんなん負け確だろ…………


でも……


「雷竜の咆哮!!」


クッ避けられ―――――グフッ…………


HP 183/3308


そして俺の目の前にはオークの拳があった……


あ、死んだ…………


その時、神のいたずらか何かは分からないが、奇跡は起きた。


《スキルを記憶から再生……成功しました。修復……成功しました。スキル鬼門法|9を入手しました》


その声と共に……眼の前のオークの拳が…………砕けた。

鬼化中の、俺の手によって。


「―――――ッ!!」


オークは声にもならない悲鳴を上げている。


そして俺はオークの喉笛を噛みちぎった。


……竜牙に感謝だな。


「よし、これからは…………鏖殺だ」


そして、それからの戦いは一方的だった…………





ーーーーー





「最後!」


「ウヲォォン!!!」


《ウルフを撃破しました。5000Expを獲得しました》

《経験値が一定に達しました。サンダースモールドラゴンのLvが14から15になりました》


「……ハァハァハァハァ…………」


「レオンくん!!大丈夫だべか!?」


「……ああ、大丈夫だ…………問題ない」


ちょっと激しい戦いで疲れただけだ……


ハハッ、HPもすっからかんだ。


HP 42/3308


死にかけだろ…………


「よし、今から家まで運ぶべ!!」


……ああ、温かいな…………


そして俺は、タロさんの背中で意識を失った。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


二度目の進化と言ったな?あれは嘘だ!!

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