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妹探し

初投稿です。

色々ガタガタだとは思いますが、宜しく御願いします。

大きく透き通ったアクアマリンのような瞳と目が合い彼女は、少しこちらの様子を伺うような顔で近づいて声をかけてきた。


ふんわりと微笑みながら彼女が声をかけてくる。

「はじめましてあなたが奏多(かなた)さんですか。

レンタル彼女の心音(ここね)です。」


俺はすぐさま気をつけをし、彼女の瞳を見つめ答える。

「はい、奏多です。

今日は御願いします!」


そんな俺が面白かったのか彼女がふと微笑んだ

「御願いします。

早速なんですけど、今日は何するの?」


「今日は俺の家でゲームに付き合って欲しくて。」


「え?申し訳ないんだけど、家に入るのは事務所から禁止されているの。」

彼女がちょっと焦った感じで言ってくる。


全く考えてなかった!!

そりゃレンタル彼女家にあげるのはまずいか、、。


やらかした。

そもそも1週間前、あんなことがなければっっ。



[時は1週間前に遡る]


「みんな今日も来てくれてありがとう!!

皆の天使!!かなでちゃんのおでましぃ!!」


留まることなく動いていくコメント欄、スパチャ、たまに来るアンチ。

あぁ、なんて最高な景色。

顔が見えないって最高だよな。


皆、正真正銘男である俺の事を可愛い可愛い女の子だと思っていると思うとほんとに最高だ。

これ以上に楽しい趣味はないよな。


「さぁ今日は妹ちゃんと一緒!ってゲームを実況していくよ!!

実際かなでにも妹がいるんだけどすっごく可愛くって癒しなんだぁ!

だからこのゲーム実況するのすごく楽しみにしてたの!」


さぁ、ゲームしながらのコメント読みも好感度アップには大切、、。


「えっとその妹と実況とかしてみて欲しいな!?

すごくいい提案だけど、難しいかもなぁ。」


妹とは家出てから会うことないし。

だけど、困ったな沢山妹とのコラボ期待してますってコメが来てる。


こうなったら、


「んーじゃあ頑張って誘って見ちゃおっかなぁ」


まぁ代役誰かに頼めば何とかなるだろ。

コメントは大事にしないと、、。


そうじゃないと、、。


離れてってしまうから。




[その翌日]



しまった、、。

なんで俺はあんなことを言ったんだ。

代役を頼めるような女友達なんて俺には、居ないだろう。

徹夜続きで頭いかれてたな。

どうしよ。

まぁとりあえずツイツイ(SNS)に挨拶の投稿だけでもするか。


…ん?


「これだ!!」


TLから流れてきた広告にこれだ!と思った俺は、ホームページの内容もほぼ見ず、とりあえずゲームが好きとでかでかと写真に書いてある女の子に"レンタル彼女"の依頼をすることにした。




[そして今にもどる]


まぁ、この時も思えば睡眠不足で脳がやられていた。


そのせいで判断を誤った。


焦っているレンタル彼女

焦っている俺。

どうすれば。


そんな沈黙の中彼女が躊躇いながら口を開く

「ば、バレなければ、行っても。

ゲーム是非したいので、、」


不安そうに言う彼女に対して、

正直今しかチャンスはない!と思った俺はなんの根拠も無いにも関わらず絶対にバレないようにするからと彼女に必死言い聞かせ、何とか同意をもらった。


だが、まだ悲劇はこれからだった。

この時、まさか彼女が俺のファンだったなんて思ってもみなかったのだから。

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