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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
96/107

第2ラウンドともぐもぐバトル


魔王の間の天井が開いた!おーわすご!!え?うげ〜きもちわるっ!

ゲートが開いた奥はSFっぽい大きな縦穴がずーっと上の方まで空いてて、その内側に魔人が入ってるカプセルみたいなのがびっしり並んでる。魔人の巣?いや卵かな。マザーだから、ここで魔人を生んでるんだ。



ドドドドドドドドドドドド…!!!



ほーら来た!敵が滝のように降ってくるぅぅ〜やばいって!どうする!?



「下がってなっ!」


おばあちゃんっ!口から緑の炎を吹く!〈インフルェルノ〉きたーーー!!



ゴオォォォォォォ!!!



おーよく燃える!あーけど燃え広がるより敵の波の方がちょっと早い!側面にも回り込まれて、取り囲まれるぅ!よし、やるか!MPあってもどうせ減らされるんだし、逆に使っちゃおう!ちょっと時間くださいよー…




「"一夜に散る儚い花よ


その鼓動は万雷と生れ


柳の冠 星の悲鳴 電光石火の万華鏡

 

闇の帳を火で満たせ…"




〈スターマイン〉!!!」




ババババババババババババババババババババババババ!!!!



くらええ広範囲連続花火〜!全方位に向かって一斉掃射!まだまだいくよーさがれさがれぇーー!!!





パラパラパラ……




ぱーーーー派手!!目がチカチカする!MPがほぼなくなっちゃった。けどかなり敵の数減らせたんじゃない?ゲートの方ももう降ってこないみたいだし、あーしのげたぁー!ヴォン!まーたMPダメージ攻撃だー、ひとが喜んでる時にヴォンするのやめてくんないかなマザー…



「ハイ、作戦を伝えます」


ナマエさん。はいどうぞ。


「オマエサンはボスに攻撃しなくていいニャ、」

「え、いやです。ボクも攻撃したいです。てか します、攻撃」


「話は最後まで聞くニャ。オマエサンさぁ、パーティーに貢献しようって気はないのかニャ?」


「貢献?ナマエさんの口からパーティーに貢献だって。てかしてるでしょ貢献、めっちゃがんばってますけど」


「そーじゃないニャ、なにもダメージ与えるだけが貢献じゃないでしょ、主人公気取りかニャ?このボスとウィザードの相性は悪いニャ。直線的に攻めるんじゃなくて、もっと搦手からいくニャ」


「からめて?なにそれ?もーまわりくどいなぁはっきり言ってください」


「でた、バカ炸裂ニャww フィジカルブレイクはお留守かニャ?」


「あー補助魔法ね、ありましたねぇそういや。忘れてましたごめんなさい、てへ」


「てへじゃないニャ。いいかニャ?オマエサンの立ち回りは、敵本体の防御を下げて、あとはあのうっとーしー"枝"を打っとくといいニャ」


枝、あの触手か。


「そういう系なら束縛魔法(クルシファイ)とかひるみ魔法(ショック)もありますけど」


「んー、ムダとは言わないけどコスパが悪いし使うタイミングムズいからおすすめしないニャ。デバフよりホントはバフかけてほしいんだけどニャ〜?」


「う、このゲームではウィザードってバフ苦手なので…」


「ウン知ってるww」


いじわる。



「次、ばっちゃ。オマエサンは魔人を石化して投げたらいいニャ。だからみんなも今から魔人には手出し無用ニャ、弾が減るから」


「仕方ないネ、任せときな」



この話ぶりだと…シードルさんの石化ビームとか石像の操作ってMP消費しないんだろうね、従魔のスキルだからかな。へーいいなぁ。



「あ そう、補助のヒト、アイテム大臣も兼任するニャ。みんなの様子見て、必要な時に回復アイテム投げるニャ。回復して欲しいヒトも待ってるんじゃなくてちゃんと大臣に向かってアピールするニャ、おけ?」


「りょうかいですっ!」



「靱負さんから回復アイテムをなんかいろいろたくさんプレゼントされました。受け取りますか?」


んなんすかその雑なアナウンス…はいはいみんなのためになんかいろいろ使わせてもらいますよー。親指ぐっ!


「…」ぐっ



「靱負さんの作戦指示は?」


「ゆっきー先生に口出しするなんておこがましいニャ。なにをするのも先生の自由ニャ」


「は〜?ずるっ!」


「説明は以上!ハーイじゃあいちについて、よーいどんっ!…って言ったので始めまーす」


は?ぽかーんですわ…あやば、早く行かなきゃ!ナマエさん待って!!


〈フィジカルブレイク〉!


よし、補助魔法は以上でーす。なんか若干物足りない気もするけど…そのぶん枝打ちがんばりますよ!セイブザセイバーはまだ生きてるから、近づくだけで勝手に攻撃してくれるよ。うーん楽ちん。



みんながんばってるなぁ。わーおナマエさんあれ避ける?そしてすぐさま攻撃。あいかわらず動きがプロだなぁ。シードルさんは周りの魔人を石にして、盾にしたり弾にしたりしてる。あ、衝撃波。シードルさんこっち見た。はいマナ茶どぞ。

ゆっきー先生は、移動式バリスタ"人間無骨"を使ってる。弦の巻き取りが自動になって連射速度上がってるー。このボスって移動しないし、カウンター狙いの"受け"スタイルだから弓は有効だよね。てかあの魔王、ぜったい第二形態あるよね。みんなも分かってるはず。お約束ってやつ。







…いやーその、みんながんばってるのにこんなこといっちゃダメなんだけど…ちょっとひま…



小腹が減ったしちょとだけ何か食べよかな。そうだ、とっておきの…じゃーん!やきいも!マジックバッグに入れてたから焼きたてほかほかだ。へっへっへ、これを半分にして…ぱかふわぁ〜。ねぇみてこれぇ!ぜったいおいしいやつ!はーたまらん、いただきまぁー…


あ、ナマエさんがこっち見てる。ほんとこういうとき見逃さないなぁ。すごい形相、くちびるが片方吊り上がって『はああ!?』って顔してる。そんな目で見てもあげませんよ。ふー、ふー、あーーん…あっつうまぁ〜。とろける〜。んー!ナマエさんあぶないよ前見て。


危ない危ない、よそ見はだめですよ。あ、ふたたびこっち見た。む、手に持ったお団子をむしゃむしゃもぐもぐ食べてる。すごいどや顔。あはは、対抗すんなしw






つづく








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