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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
88/107

これが最後かもしれないでしょ


というわけで決意は固まったので大穴に飛び込んでみたよ。



気がついたら広〜い通路に到着してた。おお?ワープした?上を見ても落ちてきた穴なんてないし後ろを振り返っても行き止まりってことね、オッケーオッケー。

一本道っぽいし、とりあえず進んでみますか。




んー敵の気配なし。そういやマナが薄い…薄いってかこんなところにマナなんて存在しないか。

どんどん下におりていってるけど、まだ着かないのかな。なんかおしゃべりしよ。



「ナマエさん、さっきの言葉なんですけど、ナマエさんの方から誘ってくれるなんて珍しいですね、嬉しかったです」


「…はあ?さっきの言葉?なんか言ったかニャ?幻聴じゃないの?w」


「ええーまたそんなごかまかしてぇー。ナマエさんってさぁ、リアルではどんなお仕事してるんですか?」


「リアル?んあー、アレニャ、株投資で儲けまくって若くして一生遊んで暮らせるカネを稼いでしまったイケメンネオニートニャww」


「あーそういう設定のやつアニメで見たことあるw 若いのかなぁ、いろいろネタが古いからけっこう歳いってそうだけどなぁ」


「ネタが古いwww すぐそうやってヒドいこと言うニャww レトロ好きなわこうどなのニャオイラは」


「わこうどは自分のことわこうどって言わないですよ。あ、ボクのリアルのこと話しましょうか?」

「イヤ興味ないから話さなくていいニャ。なんなん急に、馴れ馴れしくてキモいニャ」


「いやぁー、勝っても負けてももしかしたらみんなと会えなくなるかもって思ったら、あんまりこういう話したことなかったなぁって思って、せっかくだし最後くらい聞いてみようかなって…

シードルさんは?なにしてる人ですか?」


「さあネ、いったい何の話をしてるんだい、この世界こそがリアルだヨ、中の人なんていないんだ、分かったかい!」


「えぇー中の人はいるでしょシードルさんの場合。ややこしいなぁ。

ボクの予想ではシードルさんの中の人は…子育てがひと段落して、やる事がなくなってゲーム始めたらハマっちゃった主婦、ですね」


「いやいやコイツの中身はただの引きこもりチャンでしょw」


「ぐっ…」


「え?どっちか当たり…?うわ、いやその、ごめんなさい…でも、シードルさんとこうして出会えて、いっしょにゲームできてよかったです。ありがとうございます」


「え?なんかのフラグかニャ?w」

「改まってお礼なんか言うんじゃないヨ、泣かせる気かいっ!魔王を倒してもないのに、なにしんみりさせてるんだい、可笑しなコト、そういうのは後に取っておくんだネ」


「あはは、そうですね。で、靱負さんはぁ…まあこの人は真の魔王ですからね、聞かなくてももう知ってます」


「ブハッw その設定まーだ引きずってたのかニャww」

「こいつが魔王だって?!そうと分かればここで決着をつけるしかないネ!!」


「わーダメダメ!まだ真の姿を現してないんで!ここで倒しちゃうと今後の展開がおかしくなっちゃうでしょ、いまはまだ泳がせておきましょう」


「ギャハハハハハ!バカだニャwww」


「…」






なーんて談笑してたらさらに広い空間に到着したよ。いよいよ終着点かな…一気に緊張してきた…




奥に進んでみると…なんだろあれ、扉?

壁際にあるんじゃなくて扉単体がちょうど真ん中に置いてある。地獄の門とかって彫刻あったよね、あんなかんじ。もしくは"どこでもド◯"みたいな…

けど大きさはとんでもなくでかい。観覧車が縦に入るくらいかな?いやそんなにないか…


そして扉の正面部分には、4つの黒い石がはめこまれてて紫色のモヤモヤのエフェクトが立ち込めてる…これぜったいアレでしょ。



「あれって、もしかして…四天王の封印石ですよね」


「もしかしなくてもそうニャ、ラスボス前のボスラッシュだニャ、古典的だニャーw」


「ゲーム開発者側からすると使いまわせてお手軽なやつですよね」


「メタいwwww そこはお察しニャw」



まあ裏事情はともかく、四天王が同時出現するのは厳しいでしょ、4人でいけるかなぁ…



「アレ、気付いてるかニャ?」


「アレ?どれ?」


「ドアの枠の上ニャ、白いヤツ」



ええ…?あ、誰かいる、座っててこっちを見下ろしてる。

真っ白い厳かなドレス、髪ごと覆う大きな白い頭巾で隠されててお顔はよく見えないけど…!



「あの人!会ったことあります!親善試合のあとナマエさんがひとりで靱負さんのところに行っちゃって、ボクが探してる時に道を教えてくれた人ですよ!」


「敵かい?ワタシが相手をしてやるヨ!」


「んー?んー変なヤツだニャ、ステータスがよく見えない…名前は"PRAYER"って書いてあるニャ」


「プレイヤーさん?プレイヤーのプレイヤーさんって…なんだかナマエさんに通じるものがありますね」


「んニャ、そっちのプレイヤーじゃないニャ。LじゃなくてRだニャ」


「ん?スペルが違うってこと?なんて意味ですか?」


「"祈り"」


「わ しゃべった!?靱負さんしゃべりだすタイミングがほんと謎なんですけど…

祈り、いのりちゃんかぁ…え、かわいすぎません?やっぱりあの人敵じゃないですよ、だっていのりちゃんですよ?それにあんなにきれいなのに」


「キレイ?ちょっとホラーっぽいニャ」


「そうかなぁ?ボクのこと覚えてるかな、おーい!おねーさーん!」手ふりふり



ふりふり



「応えてくれた!ほら、ぜったい良い人ですよ、あはは」


「のんきだニャあ。

まーなんかしてきたら叩けばいいし、大人しくしてるんならほっとくかニャ。

うし、じゃあ誰がどの四天王に当たるかマッチングを発表するニャ!」





つづく






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