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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
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脅威の予兆

これまでのあらすじ


魔王軍四天王"スルト"を復活させたい人たちと復活を阻止したい人たちの大規模対人レイドバトルが勃発したよ!ボクたちは四天王復活させたい派ー。なんやかんやあって、見事スルト復活!大勝利!復活阻止派の大将、マスター・ヨータさんとお話し中だよー。





「ど、どうしましょう!封印解除してすっかり安心してしまった、倒さないと!やばいやばい!たぶん街の方に行ったんですよね、追いかけましょう急いでっ!」


「落ち着くニャ。その前にやることがあるニャ。

そこのアドミラルサン、レイドバトルはまだ終わってないニャ、さっさと降伏するニャ」


「…ワシ、負けてないし。試合には負けたかもしれんが勝負には勝っておる」


「いやいや試合にも勝負にも負けてるニャ、完全にチェックメイトニャ。いいかニャ、これは優しさで言ってやってるんだニャ、これ以上ごねるんなら」

「はいはいわーったわーった、スルトが復活しちまった時点で終わってるしこれ以上皆が殺し合いを続けるのは無駄じゃしな、わーってるわぃ」




プオーーーーわあぁぁぁぁぁ…!

《VICTORY レイドバトルが終結しました。SRUTR slayers の勝利です!

レイドチームは解散となります。これより私闘は通報の対象となりますのでご注意ください。武器を納め、お互いの健闘を讃えましょう》




ビクトリー!!やりましたー皆さんおつかれさまでした!勝利チームになにか特典は…なさそうだね。公式イベントとかじゃなくてプレイヤー同士が勝手に始めた遊びだからね、そりゃそうか。メニュー画面のレイドの欄に今回の活躍について詳細が追加されたみたい。あとで見てみよ。そんなことより!



「ナマエさん!ニルギリ!行きましょう!〈冥王飛行(プルートフライト)〉を使えばみんなで飛べますよ」


「マジで?いっしょに空飛べんの?便利〜」


「だからちょっと待つニャ、せっかちだニャー。ゆっきーやコワモテ魔女…あ、アイツは自分で飛べるか、ゆっきーも連れてってやるニャ」


「あっ、忘れてた。すご、仲間思いですねナマエさん。ってかあっちの戦いどうなったんだろ」



「なーちゃーーん!レビンちゃーん!あ、ヨータさん生きてる、おーい!!」


声でか。グランディスさんだ、みんなも生きてるー。グッドタイミングだなぁ迎えに行く手間が省けたね。



「ふたりとも無事?すごいわねーヨータさん相手に本当に封印を解いちゃうなんて」


「ナマエさんの作戦勝ちでした。そちらの方も、みんな無事なんですね、サンダーランスさん達を倒したんですか?」


「勝ったわよーいやぁ〜凄かったの!とっても興奮しちゃった!スルトが復活して相手に隙ができてね、一気に畳み掛けたのよー。ところでさ、どうやってスルトを復活させたの?まさかあんな大量の魔石を隠し持ってたのかしら?」


「ああ、それならあそこにいるヤツが復活させてたニャ」


「あらまぁ……どなた??」


ブハハハハハあはははははwwww ボクとナマエさん爆笑。ニルギリは苦笑い。



「あの子、ボクの友達なんです。ナマエさんが持ってた魔将石で復活させました」


「ハイハイ詳しい説明はあとニャ、とりあえずエモノを狩るニャ」


「ナマエ」



あ、閣下がけわしいお顔でナマエさんを見つめてる…お説教かな…



「あん?なんニャ、急いでるんだけど」


「…よくやった。レビン君もよく頑張ってくれた。礼を言う」


えへへへへ、褒められた。照れるなぁ。


「なんか偉そうニャ、もっとへりくだってちゃんとお礼を言うニャ、やり直し」


「よし、それでは諸君、四天王スルトを討ち取るぞ!」

「もしもーしww」


「あ、あのーすいません、ボクの近くに集まってもらえますか?みんなをスルトのところまで連れていきます、集団で移動できるスキルがあるので。ヨータさんもどうぞこちらへ、いっしょに行きましょう!」


「いや、ワシはいかん」


「いやいやとりあえず、来るだけ来てくださいいいから。ヨータさんが来ないならこっちから近づきますよーみんなもこのままヨータさんの方へ…ナマエさんもこっち!ちゃんと来て!」



えーっと、自分から発生してるドーム状のエフェクトの中にみんなを入れて、全員を指定…人を連れて飛ぶのは初めてだけどうまくいくかな…



「よし、飛びますよ!」



冥王飛行(プルートフライト)〉ビュンッ!



「はっや!ファンタジーってかんじーあがる〜!」

「すまないがレビン君、もう少しゆっくりと…」

「大丈夫ですよ閣下、私がついております。さぁ、手を取ってください」

「あら~ロマンス~~!」

「なんこれ、介護プレイ?マジでおえ~ってかんじニャ」

「アタシゃ自分で飛べるんだけどネ。それにしてもなんだって敵の大将もつれていかなきゃなんないのサ、とんでもないことだヨ!」

「あー?なんぞ言うたかの?婆さんの言葉はよお聞こえんなぁ」

「イジワルばーさんとオトボケじーさんのバトルニャww」

「ロマンス~〜ごちそうさまーーー!!!」

「…」

「靱負さんもほらごいっしょに!ロマンス~!って、はいせ~のっ?」

「…」

「んノンプレイヤーキャラクタぁ~!アハハハッwwww」



あー楽しい。仲間最高。パーティー最高。勝利最高。




「ム、これ…」


「む?なにナマエさん、なにか言いました?」


「んニャー、パイロットサン、ちょっと旋回するニャ」


「旋回?引き返すってことですか!?なんで?」


「いや進路はいいニャ、扇風機みたいに体の軸をぐるっと回せるかニャ?」


「こうですか?」ぐるーん


「わああああ!」「なになにギャアー!!」「ぬう!」「ニャハハハハww」

「なにすんだい急に!あー驚いたコト!」


「ええっ!?あ、ごめんなさい、みんなも回っちゃうんですね、まさかこんなことになるなんて知らなくて、ごめんなさいごめんなさい!」



「おい なーさん、こいつぁ…」


「オイラも今気づいたニャ。そして本人はまだ気づいてないニャ、アホだからww」


「得てしてそういうもんじゃろ、自分よりも他人の方がよく解っておるものじゃ。それにしても、これはなかなか…」


「えなになに?ボクの話してます?さっきからなんなんですか?」


「教えニャーい」


ええ〜〜〜…

こうなるとなかなか言わないからなぁナマエさんは。まあ後でごきげん取って聞き出してみるか…







お!スルトが見えて来たよ!さーていよいよ討伐開始だっ!!








つづく







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