ナマレビコンビの戦い
「弱点?まあ大事ですけど、せっかく今楽しい気分なのにぶち壊すのやめてもらえます?」
「やめないニャぶち壊してやるニャ。ハイ弱点は?なんでしょー??」
「あ、ボクが考えるんですね、えーっと…んー重量オーバーになっても魔法とかふつうに使えるから、そこがダメ」
「んー5点。ほかには?」
「ええ?わかんないっす、正解は?」
「はぁーアホだニャ…時間ないから正解をはっぴょ」
「あ分かった、近づいて武器攻撃当てなきゃ効果が発動しないよ!」
「ハイ遅ーい時間切れ0点ニャ。まあそういうことニャ。ちなみに他にも、効果範囲が敵1体だから敵が複数いると弱い、わざわざ重量オーバーにしなくても高威力スキル叩き込んだ方がDPS高いっていう弱点もあるニャ」
「えぇ〜…あんま使えないってことかな…テンション下がってきた…」
「ま、いま言った弱点ってのはパーティーやってるヤツらの理屈ニャ。もともとソロなんて効率悪いの上等でやってんだから気にしなくていいニャ。重量を増やすスキルなんて他にないし、知らずにやられたらそうそう対策できないニャ、もっと自信持つニャ。それに"出藍の誉れ"なんでしょ?だったらジジイに効いたらそれで十分ニャ」
くっそ全然当たらん!!当たんなきゃ意味がないよーえーんどーしよー!
「ストライクバースト」
ん!?声だけ聞こえた、ナマエさんか。なるほど範囲攻撃ね、試してみるか…
今だ!〈ストライクバースト〉!!
ドカーーン!!
当たんないじゃん!てか いねーし!どこぉ??
「止まんなって!」
あ、やば!
バギィン!!!
うわすごい音、マスター・ヨータさんとナマエさんの拳と拳がぶつかったぁ!
わ~ナマエさんがぶっ飛ばされたぁ、死んでない?大丈夫??てかナマエさんの方がぶっ飛ばされるって、体重差どうなってん
あ、ヨータさん、やば、こっち見てる!
にげ、そうだ逃げなきゃっ!
はぁー、一瞬動けなかった。でもなんで攻撃してこなかったんだろう…油断してた?舐めプ?くそー逃げずに攻撃しとけばよかったかな。
あ、待てよ、待機時間か。そうかも。
「ナマエさーん、死にましたー?」
「はあ?絶好調だけどぉ!?」
「ヨータさんのあのスキルって、もしかして連発できないんじゃない?どっちかがおとりになって攻撃受けたらすぐにもう一人が襲えばいいと思うんだけど。まあその、どっちかがっていうか…ねえ、ね?」
「…それってオイラに囮やれって言ってる?」
「だって、ねぇ…切り札持ってるのは誰ですかって話ですよ」
「おおん?このNAMaEサマを捨て駒に使おうなんていい度胸だニャ、あとでたっぷりお礼はしてもらうニャ」
「バナナでよければ何本でも」ニッコリ
「え?下ネタ?ウワ引くわーwww」
「ちっがう!!」
ナマエさんが前に出て構える。ボクはその後ろで少し浮いて待機。
…あれ?ヨータさんが動かない。さっきまであんなに跳びまわってたのに。なに考えてんだろ…
「来ないのかニャ?よーしこっちから攻めてやるニャ!」
言い方がわざとらし。はいはい付いていきますよー。じりじりと間を詰める…じり…じり……
消えたっ!ヨータさん消えた!来る!ナマエさんも消えた!ふぇ!!?ナマエさんが消えたところにヨータさん現れた!ヨータさんまた消えた!げっ!これは…!!
ガシャァァァン!!!!!
うっわセイブセイバー全部持っていかれた!てか…私をおとりにしたな あんのバカネコっ!!
あでもセイセイが全部受け止めてくれたので私は無傷…あ私じゃないボクボク。
「いまだニャ!!」
いま?!はい!〈出藍之誉〉!!!
すかっ
はーずーしーたぁぁぁぁーー。ヨータさん ニタァって笑ってる。ナマエさん助け…いやあの距離間に合わないでしょ…おわった~~ボクも顔だけは笑っとこ、えへへ~。
ギャァーーーーン!!!!!!
ヨータさんが真っ黒になった。
ナマエさんは紫色だ。寺院も紫。
ヨータさんが振り向く。見つめる先が真っ赤になった。真っ赤がどんどん溢れてくる。
変わったのは色だけじゃない。真っ赤が出てきたところにあった石がなくなってる。
ゴゴゴゴゴゴゴ…ドォン!!ガガーン!!!!
はい、魔王軍四天王"スルト"封印解除かーんりょーー。あぶねー間に合わないかと思ったよ。作戦大成功だね。
あー、マスター・ヨータさんが呆然としてる。ま、念のため…
「出藍の誉れ」こつん
「ああ?…おっも。はーーーーーもういいわ、ネタばらしして」
なんか、ショックすぎてキャラが崩壊してません…?
「オーイおつかれーもう出てきていいニャ―、ナイスタイミングぅ〜」
「っああーもーーー心臓にわりぃって、こんなこと二度としねぇ…」
「……だれ」
つづく




