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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
74/107

スルトダンジョン3戦目


はい出た次の扉―。あと何個こういう関門があるんだろ、こっちは戦力が減っていってるのに敵があとどれだけいるのかわからないのは気が重いなぁ…




「開けてニャ」


「え、あ、はい……

ん、開かないです」


「ふっふっふ、思った通りニャ、ここでコイツの出番だニャ」


そう言って伸びてるアルナイルさんを扉にくっつけた。ぺた。ぐりぐり。ごぉりごぉり!



「…開かないですね。え、その人持ってきたのムダだったんじゃないですか?どうしましょ、いったん起こしてみます?」


「いやいやいやいやあってるニャだいじょーぶだって、これをぉ〜〜こうするニャっ!」


アルナイルさんの背中と腰をつかんで顔から扉にたたきつけるっ!どぉーーん!!

あ、開け方が物理…アルナイルさんボロボロに…



「ほら開いたー!やっぱりコイツがカギだったニャ」


カギとは?


「これって、開いたっていうか、壊したの間違いでは…」




中に入ると…


おー、寺院みたいな空間。でっかい柱と荘厳な照明。天井がまた高いなぁ、柱がどこまで伸びてるのか暗くて見えない。そして正面には…



でた、マスター・ヨータさん。



しかも左右に人がいるけど、あの人たちって親善試合のダブルスで優勝した2人だ。たしか…遮那さんとBKさん。うわーヨータさんひとりじゃないんだ、まそりゃそうだよねーええーやばいじゃん。



3人の後ろには普通の大きな岩が祀られている。え、そこは仏像とかじゃないんだ、ただの岩…ん?もしかしてあれが封印石かな?いやそうだよね、怯者勢最強の3人が出てきたんだもん。つまりここが最後の間かな?



「よぉー、思ったより早かったのぅ」



ヨータさんがしゃべった。思った通り、威厳とかは全然なくてキャラクターってかんじの声だ。ってかそういえばボク以外の人たちは旧知の仲なんだよね、ちょっと気まず…



「あんまり遅くなるとお年寄りは寝ちゃうかニャと思って、急いで来てやったニャw そこでじーっと座って待ってたのかニャ?ごくろうニャこった」


「中継は見とったよ。くゎっ……はー、いやマジで眠かった。で、そっちのは?お前さんの懐刀かのう?」


ボクのこと?


「懐刀ねぇ、懐に入れるにはデカすぎるニャ。ただのにぎやかし要因だニャ」


「ほぉほぉ、お前さんのことだから何か仕込んでんじゃろ、ワシを殺すための準備を念入りにしてきたな?かっかっ、すべてお見通しじゃよ」


「どうかニャ~?んー言っとっけどこのちんちくりんを買いかぶらないほうがいいニャ、こんなのにやられたらマジで赤っ恥だニャw でもまーせいぜいコイツに注目してくれたらいいニャ、そのほうがオイラには都合がいいニャ」


「よい。よいよい!いずれにせよ叩き潰すのみじゃて」



さすが、ナマエさんの挑発に乗ってこない。慣れてるというか、老獪だなー。ナマエさんが歳取ったらこんなかんじになるんだろうな…というかちょっと似てるなこのふたり。



「さて、どうするかニャ?さきにそこのお供をけしかけてくるかニャ?」


「あーそこらへんはなんも考えてなかったわ。どうするか…ふむ、じゃあ望み通り、先に二人に出張ってもらおうかの。お前さんはこいつらとやり合うたことあったっけ?」


「さぁ〜、たしかなかったかニャ」


「そうかそうか、そりゃあええ。相手してやれ」



この最終局面、さすがにボクも出ていいよね。あのふたりにナマエさんひとりで勝とうなんてそんな甘い相手じゃないでしょ。




「やあナマエ、親善試合では君と戦れなくて残念に思ってたんだ。今日こそ君の首を討たせてもらうよ」



あ、遮那さんが話しかけてきた。近くで見ると、血の薄い羽毛系竜人さんかな。髪はつやっとした黒髪ロングだからオリジンかと思ったけど瞳とかまつ毛が竜っぽい。



「あん?オマエサン誰だっけ、ちんけなモブキャラなんていちいち覚えてないニャ。ちゃんとごアイサツしないとダメニャ、ハジメマシテー」


「やれやれ、相変わらずだな。ご挨拶か、そうだね。僕は遮那だ、宜しくね。こっちはBKだよ。君の名前は?」


「あ、レビンと言います。よろしくお願いします」


「君はナマエと違って礼儀正しいね、安心したよ。ところで君は師匠(せんせい)を殺せるの?」


「えっ?いやーどうでしょう、やってみないと分かんないですけど…」


「そっか。よし、やっぱり先に君を殺そう。BKはナマエの相手をお願い。さあレビン、得物を抜いて。いくよ」



は?えっ!?こわっ!!涼しい顔して殺すとか言ってるよこの人!こわっ!



「オーイこっち向いてニャー」


「え?なんですかいま…ぐわっ!え、なに口に入れたんですかもーなにこれ??」


「なにってべつに、ゴリラのハナクソだけど」


「おいいいっ!!!!!ゴリラのはなくそぉ!!!?なんてもん食わせんだバカぁ!!バカネコぉー!!」


「ウッホウッホ」


「お、ウッホウッホ、ネコじゃなくてゴリラかな?ぃやかましいわっ!!!」


「ブハハハハハッwwww そういうお菓子だニャ、ホラ、バフついたでしょ?」


たしかに、マナ出力アップと消費MPセーブ付いてる。なんでゴリラのはなくそ食べてパワーアップするんだか…


「あー んーありがたいですけど、ネーミングもうちょっとどうにかならなかったんですか…」


「ちなみにオイラ用のお菓子はこれニャ、"ハリーボ ミックススター☆"」


「ちょっ!なにそれかわいい!!グミ!?えーそっちのほうがいいー!なんでボクがゴリラのはなくそ食べなきゃいけないんですか納得いかないんですけど!

んまあいいや、なんか一対一の構図になっちゃいましたけど、やばいときは助けに来てくださいね、ボクもナマエさんがやばそうならそっち行きますから、いいですね!?」


「んニャあー」




ナマエさんのやる気のない返事を合図に戦いが始まる!!






つづく








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