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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
70/107

中の人、外の人

【人物紹介】

サスピリオルムさん


通称ドン。元、北エリアのプライムマスターでサイコパスなウサギの獣人。43話の辺りに詳しい人物像が載ってるよー。クラスはテイマーで、催眠術てきなスキルで魔物や冒険者(プレイヤー)を操ることができるやばい人。以前、北の四天王戦で共闘した仲だよ。そのあと引退するって言ってたんだけど…




んーやばい、サスピリオルムさん本人登場パターンか、やばいなー…なんとか交渉できないかな、話せば分かるはず。



「サスピリオルムさん、お久しぶりですレビンです。覚えてますか?」



「……」



あれ、しゃべらねー。聞こえてない?


「んー、ちょっと耳貸すニャ」


「え?ひぃくすぐったっ…はい、はい、わかりました。


すぅ…


おーいドーン!ドンさーん!お金に目が眩んで戻ってきちゃったんですかぁ?わーいじきたな〜い!それでそんな金ピカ男の部下になるなんてほんっと情けないウサギどんですねぇ。やーいおまえの母ちゃんどんどどぉ〜ん!

ってナマエさんに言えって言われましたひぃぃぃ許してーっ!」


「いやだいぶアドリブ入ってるニャwww」



「………」



しーん。全然のってこないな。靱負さん状態。



「なるほど、たぶんアレドンじゃないニャ」


「ですね。これってつまり、誰かがドンと見た目同じキャラをイチから作ったってことですかね?」


「いーや、ありゃアカウントを売ったんだろうニャ、そうに違いないニャ」


「ええっ!?アカウントを!?アカウントって売れるの?」


「公式的に認められた方法じゃないけど、IDとパスワード教えたり決済のデータを変更したら可能だニャ。ドンの言ってた"最後のビジネス"ってたぶんコレのことニャ」



ほえ〜、それがほんとなら、中の人は全然知らないお金持ちの誰かだけどドンのスキルはまるまる使ってくるってことだよね。そして交渉の余地なしか。



「まーウソかホントかはコブシを交えて確かめるのがイチバンだニャ、よーしオマエサンの出番だニャ」


「いやです、絶対いやです」


「どうした、さっきから何の話をしている?よくは分からんが向こうは一人だ、こちらの方が優位だろう。私が相手をしよう」


ひとりって…アルナイルさん空気…


「気をつけてくださいシュナウツァーさん、あの人、他人の体を支配します!」


「なに!?」


「あーもー言ったらおもんないニャー、何も知らないひげおじさんが操られるのを見たかったのにw」


「ナマエ殿、戯れが過ぎますよ」



サスピリオルムさんが動き出した!片手にメガホン、もう片手でなんか赤い水の塊みたいなものを召喚、それをこちらに飛ばしてきた!



ドォンッ!



爆発!?爆弾ってルール違反じゃ…いや、爆発生物か、よく見たら"ニトロスライム"じゃんあれ。


靱負さんが矢をつがえて発射!ドンさんの前に突然UFOみたいな従魔が現れてガード!召喚はっや!

あれ?ドンって、ってかテイマーってこんな肉弾戦強かったっけ…!?



「退いてな。ワタシがやるヨ」


シードルさんが前に出た!うおーかっこいい!


「おっ、適任者がいたニャ、この勝負いただきニャ!」


え?そうなの?そうなんだ…ナマエさんがいうと根拠はないのに妙な説得力というか安心感があるなぁ。



「サスピリオルム、アンタには借りがあるからネ、命までは取らないでやるから降参しな。これは最後の忠告だヨ」



んーどうかな…


サスピリオルムさん、しずかに歩み寄ってきて…メガホンを構えた!


「『動くな』!」








「フン…哀れだコト」


ドドドン!


シードルさんが生み出した石人形がサスピリオルムさんに激突した!吹き飛ぶサスピリオルムさん。なん…だと…!みたいな顔してる。


ってかシードルさん全然操られてないですけど。えーなんで?


「従魔と合体してるから効かないニャ。外側は中の本体が絶えず命令を上書きしてるし、中までは支配の効果が届いてないニャ」



なるほどー、シードルさんが着ぐるみおばあちゃんの中にいる限りはドンお得意の操作スキルを無効化できるってことか。天敵じゃん!



サスピリオルムさんが今度はタコみたいな従魔を召喚した!シードルさんがふたたび人形達を飛ばすけどタコの触手で撃ち落とされた。シードルさんさらに指ビーム!サスピリオルムさんはメガホンを投げ捨ててさっきのUFOを召喚してビームをはじく!けど、はじいたビームが石人形に当たってさらに跳ね返る!跳弾したビームがつぎつぎと人形を当たって乱反射し、ついにサスピリオルムさんにヒットした!これは避けられないよねー。


あー徐々に石化していくサスピリオルムさん。ついに完全な石の彫刻になっちゃった。シードルさんの勝利ー!!!




「ハッハッハブラボー!実に素晴らしい闘いでした!いやー勝てると思ったんですけどねー、フフフ…」


「お前は?見てるだけかい?」


「私?ええ、見てるだけですよ。私はプレイヤーではなくオーディエンスですからね。残虐な…失礼、命とプライドを賭けた死闘を間近で、しかも安全な場所から観戦する事こそ無上の愉悦ッ!ですよね皆様?あ、なので私には手出ししないでくださいねー。さぁ盛り上がって参りました!次のバトルに移りましょう!!」



ええーサスピリオルムさん使い捨てか…まだ回復してあげたら戦えるのに…助ける気ゼロって…腐ってんなこいつ。



「…くだらない、本当に馬鹿馬鹿しい。これだから人間は…」


石化したサスピリオルムさんが宙に浮かび上がった。シードルさんが操ってるんだ。そしてアルナイルに向けて飛ばす!


ガシャーン!


石像が粉々に砕けた。けどアルナイルは避けて洞窟の中に消えていっちゃった…逃げ足早いな くそ…。


サスピリオルムさんの肉体は光に包まれて消えていった。あー天に召されてゆく…あーあ、なんか後味悪いな。




「……」



「おーいババ肉おばちゃん、さっさと次行くニャ」


言い方っ!!!







つづく





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