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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
67/107

サウルス攻防戦①


「やってくれますねぇ!フハハハハッ!面白くなってきましたよッ!」


敵のボスがなんか言ってます。誰も聞いちゃいねー。アなんとか…アストリス?みたいな…ダメだ全然思い出せないなんだっけあの人の名前。

ペガサスに乗って街の奥に飛んでいっちゃった。去り際も鼻につくな…



ああーみんなが街になだれこんでいく。よし、ボクも行きますか!


「オマエサンは行かなくていいニャ」


「えっ!?なんでですか?全戦力で制圧するって…」


「だいじょーぶニャ、あんだけいたら落とせるニャ。オマエサンは切り札なんだから、でぇーんと構えてたらいいニャ」


切り札かぁ、切り札だってぇえへへへへ。



「なにサ、行かないのかい?ワタシはひとりでも大丈夫だからネ、お前達が来なくてもひとりで行くヨ」



シードルさんなんかそわそわしてる。早く戦いたいのかな?


「あーはい、お気をつけて。無理しないでくださいね」


「いってらっしゃいニャー。どんどんニンゲンをブチコロすニャ〜」



フン!と鼻を鳴らして飛んでいっちゃった。




そうだ!今しかない!この日のために服を作ってもらったんですよ!着替えよーごそごそ…



「じゃーん!見てください、どうですか?よくないですかこれー」


「あん?どうって、なにが?ああ?間違い探しかニャ?んーむずいニャ…あ目クソついてるニャ」


「ちっがいますよ!!目クソぉっ?!ゲームキャラに目クソついてるわけないでしょもう!どう見ても服が変わってるじゃないですか、ほんとデリカシーがないですねぇっ」


「へー服がねぇ…なんで変えたの?どうせ変えるならもっとガチガチの鎧にしたらよかったニャ」


「いやーガチガチなのはちょっと、イメージに合わないんで…まあ大きな戦なんで気分上げたいじゃないですか。エリクシルさんに紹介してもらって、すんごい上品なテーラーさんに仕立ててもらいました。軽装備なんですけど、アラクミドネの糸とかフェアリーシルクとかレア素材をたくさん使って軽さを保ちつつ防御力はしっかり上げてまして、さらに一流の付術師さんにも」

「あーはいはいだいたいわかったニャ。じゃあまあ、正直な感想言わせてもらうニャ」


「はいどうぞ。正直にね」



「正直……前の方がよかったと思うニャw」


「はああ!!?うっわ最低ー!それ一番言っちゃダメなやつですよー素材集めとかデザインとかめっちゃ苦労したのに。ナマエさんなんかに感想聞くんじゃなかった!」


「ニャハハハ、まー自分で気に入ってるんならいいんじゃないかニャ?ヒトの意見なんてどうだっていいニャ」



はー、分かってないなぁこの人は。





ここで待っててもつまんないんで、そろそろ街の方に行ってみるよ。


おおー誰もいないなぁ。建物とかはボロボロだけどね。奥の方でたまに戦闘音が聞こえるけど、あらかたクリアしたみたい。

あ、神殿前にたくさん人がいる。ママ・グランディスもいるよ。おーい。



「あらー!あらあらまぁー可愛いっ!いいじゃないそのお洋服!白を基調としてて気品があってまるで王子様みたい!んま〜ステキよーレビンちゃんっ」


「うわーいありがとうございますっ。これこれーこういう反応ですよナマエさん」


「あー…んま〜カレーうどん食ったらシミが目立ちそうでとぉってもステキニャーww」


「また!いいかげんにしてくださいカレーうどんを頭からぶちまけますよ!」


「で?戦況は?」


「無視っ!」



「とりあえず神殿は取り返せたわ。ふたりとも祈りは済ませた?もぉ〜街に入ってからブービートラップだらけでほんとヤになっちゃったわ〜。クラスター系のテイマーちゃんが頑張ってくれたから順調にトラップ解除できたし、最初の靱負ちゃんの毒ガス兵器のお陰もあってこちら側の損耗はかなり抑えられたわね」


毒ガス兵器って、非人道的な響き…まあ事実だからしょうがないんだけど。相手からしたらたまったもんじゃなかっただろうな。靱負さんが味方でよかった…



神殿の横に、大工さん達が鉄格子の檻を建ててる。怯者達を殺してもすぐに神殿で復活しちゃうから、眠らせたり拘束したりして生きたまま捕らえるんだって。これもすべてシュナウツァーさんの作戦通り。


あ、シュナウツァーさん達が街の奥から帰ってきた。


「レビン君も来たか。ふむ、いい装備だ。

よし、次のフェーズに移る。皆を集めてくれ」



街中に分散してた勇者チームが戻ってきた。四天王の封印石に向かう組と神殿を防衛する組に分かられることになったよ。神殿に残るのはアイボリーフォレスト、バーニングキャラバンのギルメンさん達と状態異常攻撃が得意な人達と大工さん。それぞれの盟主と残りの人達は四天王討伐に向かうよ。



「ここからは戦力を割かざるを得ないため、苦しい戦いが強いられることは避けられない。しかし、諸君らにはその逆境を跳ね除ける力があると…」


あれ、なんだろ、急に空が明るくなった。街を覆うほど大きな光の円、独特の花のような紋章…脳裏をよぎるのはあの壊滅的なパワー…まさか!







「あ、クソデカパンチが来るニャ」







つづく





おまけ




「靱負さん見てください!新衣装です、どうですか!?」


「…」すっ


「ん?キターー新武器のデザイン!この服に合う武器を考えてくれたんですねーはあぁーどんなだろ…


これは…槍ぃ!?うわかっこよっ!!ええーやばっ!魔法剣士じゃないけど、これはこれで全然ありですね。え、もしかしてこれ作ってくれるんですかぁ?ありがとうございます!やったー!」


「…」たじっ




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



「シードルさーん見てくださいこの服!どうどう?どうですか??」



「んん?フン、服なんて着られりゃなんでもいいサ、わざわざ見せびらかすんじゃないヨ、大袈裟だコト!」


「しゅーん…すみませんでしたー…」



くいくい



「あの…と、とってもかわいいと思う…」


「はあああシードルちゃあああ〜〜〜ん!!!」





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