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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
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遠征準備②

前回までのあらすじ


これから南エリアに遠征に行って怯者勢と戦おうってときに、南エリアの盟主、グランディスさんがこの街に落ち延びてきたよ。どうやらEMERAGOLDO(エメラゴルド)とかいう怯者のギルドに負けちゃって追い出されたみたい。いま行われてる作戦会議(ブリーフィング)で怯者を、そして南の四天王をまとめてぶっ飛ばすプランをみんなで考えよう!





おお、なんかみんなざわざわし始めた…さんだーらんす?知らね〜なにそれーー…



「案ずるな、Thunder Lanceの介入は予測されていたことだ。魔王が出現するまでは と思っていたが、予定が早まっただけのこと。対策を講じれば勝機は必ず訪れるだろう」



「あのーママさんすいません、サンダーランスってなんすか…?」


「Thunder Lance ESP、eスポーツのプロチームで前回の『カーニバル』トリオの覇者、もちろんチーターよ」



えと、カーニバルはプレイヤー同士が闘う公式のチャンピオン大会で、トリオってのはたぶん3人パーティー部門で、チーターってのは魔将石でチートスキルを創った人達のことだな。専門用語むずい。



「はぁ?おいおいあんた、Thunder Lance知らないのかよ。どこのシロウトだ?あんたみたいなのがなんでこの会議に参加してんだよ!あ、さてはてめえ…向こうのスパイだろ!」


げ、知らない人にからまれた。いちゃもんの付け方がヤンキーだ。ネットの住民こえ〜…ナマエさぁんなんとかしてよ〜…



「…はー、そんな目でこっちを見るのはやめるニャ。そんなクソザコから出る雑音なんてコブシで口をふさいでやったら静かになるニャ。オマエサンの方が強いんだからびくびくするんじゃないニャ。ほんと弱いフリするのが好きだニャーこの正太郎コンプレックスくんは」



んんん?ボクの方が強いって言いました?褒められてる?いや、でも最後のは間違いなく悪口だな。ちょっとも〜喜んだらいいのか怒ったらいいのかわかんないじゃん!



「ショタコンを略さず言うのやめてください恥ずかしいから。それとボクはショタコンとかじゃないんで」

「おいこら今なんつった!?クソザコだとぉ?!俺がこんな無名のショタに負けるわけねぇだろ!!」


ショタいじりやめてまじで。


「ぷぷぷーっ、弱いイヌほどよく吠えるニャ。チンチン!ほらチンチンだニャ!あれー?芸のひとつもできないのかニャー?何の役にも立たない駄犬だニャwww」


芸のチョイス!ふつうお手とかでしょ、チンチンて…あー向こうの人武器に手をかけてる、ケンカやめてもう…



「ひとつ、ヒミツを教えてやるニャ。あのマスターじいちゃんに勝てるのはコイツだけニャ。この正太郎くんが怯者に勝つ切り札だから、あんまりナメない方がいいニャ、もっと尊ぶニャ」



お、またみんながどよどよしだした。注目されてるぅー照れるなぁ。



「それは本当か?つまり、マスター・ヨータを凌駕するスキルを持っていると?」


「あーはい、この前ナマエさんに考えてもらって、創りました」


「…勝てる、のか?」


「はい、勝てますよ、たぶん」


「マジで楽勝ニャ」





あれ?静かになった。なにこの空気。大丈夫ほんとに勝てると思うよ、けっこう自信あるんだ。




「んふ、なーちゃんが珍しく太鼓判を押すんだもの、私は信じるわ、がんばってねレビンちゃん」



ウィンクするママさん。任せてくださいやってやりますよ!



「で?一体どんなスキルなんだ?なあ教えろよ」


またさっきのヤンキーがからんできた。


「え、嫌ですよ教えるわけないでしょ」


「チッ」



「ではマスター・ヨータの相手は君に任せよう。勝てないまでも、引きつけて時間を稼いでくれればそれでいい、その間にスルトの封印石に辿り着ければ我々の勝利だ」


「スルト…?」


また知らないワードが出た。でも尋ねにくいなぁさっきのこともあるし…

あ、ナマエさんがこっち見た。



「スルトってのは南の四天王の名前ニャ」


「へーそうなんですか、なんか弱そうですねぇスルトって。教えてくれてありがとうございます」


「まったくそんなことも知らないなんて、なんでこんなシロウトがここにいるニャ?ああ〜、さてはスパイかニャ?」


「あははは、黙らないと拳で口をふさぎますよ」


「ギャハハハッwww」



「おいうるさいぞ!もっと緊張感を待て!」


怒られたー。ヒソヒソ声で話そ…


「スルトが引っかかって聞き流しそうになったんですけど、封印石にたどり着いたら勝利ってなんでですか?」


「手ぇ上げて聞いてみたらいいニャ、たぶんここにいる何人かは分かってないのに分かってるフリしてるから、気にせず聞いてみるニャ」


なるほど、はーいしつもーん。



「ああすまない、怯者共が守っているのは四天王本体ではなくその封印だ。四天王は一度封印を解くと再び封印することができないのは知っているか?封印が解かれたそれは街や財産を破壊し尽くすただの敵でしかない。つまり、我々の目的は行手を阻む怯者を全て排除することではなく、敵を掻い潜って封印を解くだけでいい。それを成した暁には勇者、怯者問わずスルトの討伐に臨むことになるだろう。

皆もなにか言いたいことや分からないことがあったら遠慮なく発言してくれ、皆のコンセンサスが必要だ」



シュナウツァーさん親切〜。けどそのコンセンサスがわかんないんだよなー…



「ただ、封印石に辿り着くのは誰でもいいというわけではない。封印を解放するには大量の魔石が必要だ。魔石自体は討伐参加者から出資を募ることになっているが、その大量の魔石を誰か一人に託さなければならない」



あーそうか忘れてた、封印を解くのに4億個の魔石がいるんだった。四天王を倒すだけならたぶんそんなに人数いらないけど、誰がその4億を用意するんだってことだよね。そのために勇者勢の人達から魔石を集めるんだ。そしてそのためのナマエさんの動画配信だったんだね。考えてんなー。



「そこで諸君らに問いたい、この封印を解く役を誰に任せるべきか…意見を聞かせてくれ」





つづく





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