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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
52/107

vs プルート①


「は?えどゆこと?」


「どうもこうも、他のゲームみたいに負けても再挑戦できるってことはないニャ。一度封印が解けたら四天王は死ぬまで敵を襲い続けるんだニャ。よく考えてみるニャ、封印解かれた方からしたら敵に勝ってなんでまたわざわざ封印されてやらなきゃいけないニャ?

じゃあ、オイラ達を殺した後はどうするのか、そんなの決まってるニャ、すぐ近くにあるヒトが住む街に向かってまっしぐら、破壊の限りを尽くすニャ。そんでノルトフはヒトが住めなくなって魔物の巣窟になりましたとさ、チャンチャンニャ」



んなんですって、まじか…待って、そんな、そこまで大事(おおごと)になるなんて…


ひっしのパッチってそもそもなに??




「ま、勝てばいい話だニャ」





ギャァーーン!!


封印の石が紫色の光を放ち始めた!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!



正面の開けた土地が崩落し始める。かなり大きな穴が空いて、そして中から黒い塊が姿を表した…!



うぅわなんじゃありゃ、でっかいクモ?かたそうなクラゲ?タコ型の宇宙人?みたいなフォルムだ。脚なげぇ〜し ほせぇ〜。しかも本数も多くて きもい。背景が真っ白な山だから縮尺が分かりにくいけど、今まで見てきたボスのなかでもレベチででかい!こんだけのでかさで魔王じゃないってやばすぎでしょ!!




「じゃぁ〜おまえら……



やっちまいな」



うおおおおおー!!サスピリオルムさんの号令でエウクリプト商会の3人が雄叫びを上げながら突っ込んでいく!あ、雄叫びを上げてるのはサンチョスさんだけか。サスピリオルムさんはまるで散歩してるみたいに歩いていく。余裕かよ。



「ナマエさんん!ど、どうしましょうか!」


「愚問だニャ、好きにやったらニャ。あ、他のヤツらの射線だけ気をつけるニャ」


「はい!あれ、ナマエさんは行かないんですか?」


「ちょっと様子見ニャ。いいからさっさと行くニャ!」



よぉーしいっちょやったらぁ!



あ、シードルさんがあんな高いところでもう戦ってる。



「シードルさぁーん!」


「来たかい、あれをごらん」



プルートを上から見下ろすくらいのところまで来た。うう、高いよぅ…ある程度は高所恐怖症を克服できたけど下を見るとやっぱちょっと怖い…


おお、プルートの背中の小さなトゲトゲが蠢いてる。あれは四天王付きの小型の魔物だな。うえーきもい、うじゃうじゃしてるぅぅ〜。



「本体を攻めようと思ったんだがあの小さいのが邪魔でね、魔法が届かないんだヨ」



「なるほどー。じゃあ上がダメなら横はどうですか?」


「ダメだネ、横から生えている脚に当たっちまうのサ。まずは障害を排除するんだ、じゃないとあいつは倒せないヨ!」



んーどうしてやろうかな…って眺めてる間もプルートは脚を止めずに雪山を下っていく。とりあえず動くか!くらえ!〈ファイアワーク〉!


ドドンッ!


ギィギィ!


うわっ!背中にいた魔物達が何匹かミサイルみたいに飛んできた!飛べるんだ!ひらっとかわす。そのままひゅーんと地面に落ちていった。空中で軌道を変えることはできないんだ。追尾ミサイルっていうより大砲だな。

あ、けどプルートの背中の大きなトゲからまたさっきの魔物がぐぐっと生えてきた。無限増殖系か、めんどくさいなー。



他の人達は何やってんだろ…あ、地面が雪で真っ白だから下見てもそんなに怖くないや。


お、さっき落ちていった小型魔物が地上にいる人達に襲いかかってる。なんかごめんなさい、ボクが刺激しなかったらそっちに敵が行かなかったのに…わざとじゃないから許してね。

サスピリオルムさんが魔物を引き付けてる。敵を操るスキルで同士討ちさせてるみたい。やば、乱戦になればなるほど有効だなーあのスキル。さすがはマフィアの巣窟みたいな都市でのし上がってきた人だ、伊達じゃないね!

他の人達はプルートの脚を狙ってるよ。なるほど、脚を全部砕いて体を落とそうってことね。あの細長い脚が、踏み潰すっていうより槍のように上から突いて攻撃してきてる。うわージェンツーさんのあの乗り物面白いなー見応えあるわー、脚を華麗に避けてトリックきめながら乗り物を叩きつけてる。なにかの新しい競技みたい、はやりそー。

あれ、ナマエさん…靱負さんの後ろに隠れてて全然戦ってなくない?もーちゃんとやってよーって観戦してる場合じゃなかった!ちゃんとやろう自分!




「〈セイブザセイバー〉展開っ!」


プルートの背中のあの大きなやぐらみたいなトゲ、小型魔物が出てくる射出口だな?あそこを叩くっ!



おらぁ!小型魔物を蹴散らして本体の上に降り立ってやったぞ!うひーみんなこっち向かってくる〜!おおっ!セイブザセイバーが迎撃してくれてる!いいかんじ〜ちゃんと機能してるな!うん、たまに撃ちもらしたやつがいるけどこっちで対処しますよー魔法の剣5本しかないからね、多勢に無勢っす。


ゴゴゴゴンッ!


なんか降ってきた!あ、シードルさんの魔法人形だ。助かります〜ナイスアシスト!あーシードルさんも襲われてる、けど逃げずに全部撃ち落としてる。あの人すごいな!




よっしゃあ敵の包囲が薄くなってきたぞ、チャーンス!狙うは射出口だ、〈ライジングレイヴ〉!くそー一撃じゃ壊さないか、セイブザセイバーと通常攻撃の波状攻撃じゃあオラオラオラオラァッ!!



ドパァン!



よっしゃあ射出口一個潰したぜぃ!みたかぁー!


あああ??地面が斜めにぃ〜!うわ立ってられない!いったん飛んで離れよう。



プルートが片側の脚を上げて体を傾けてる。人間でいうとおすもうさんが四股踏もうとしてるみたい。なんだなんだ??



あ、体の真下にあるコアが光ってる。弱点もろバレじゃん。



キィィィィ……!



この予備動作…ビームじゃね?たぶんビームだ、ぜったいビームだ。いやビームでしょ、くる、くるよ…




ギュアァァドオォォォォ!!!




やっぱりビームだぁぁぁぁーーみんな逃げてぇーーーーー!!!





つづく






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