ナマエ戦術指南②
おさらい
プレイヤー同士の対戦イベント『親善試合』に参加するためにその出場資格をかけて一騎討ちをしなきゃいけないんだけど今やっても勝てないから強くなるためにレベリングしながら伝説の武器職人に会いに行ってなんやかんやでいいかんじの剣を作ってもらえたよ。
「カニじゃなくてサソリじゃん!」
「砂漠に食べれるカニはいないニャ。サソリもカニも似たようなもんニャ」
「ええ〜カニとカニカマくらいちがぼおおっ!?」
「はいあーーん」
喋ってる途中でいきなりサソリを口にぶち込んできやがった!あーんは事前にいうやつ!
「よく聞くニャ。試合に向けて、これから次の作戦を伝えるニャ」
「ゲッホゲッホッ…さ、作戦?」
「魔物と戦うのとプレイヤーと戦うのは全然違うものだニャ。プレイヤーと戦ったことある?」
「ないですね」
「プレイヤーっつっても、クラスによって戦い方やその対策も異なるニャ。全部説明すると長くなるから、今回は ナイト、モンク、アサシンについて詳しく話すニャ」
「2人組のアタッカー枠ですからね、相手はたぶん前衛職だろうってことですね?」
「そだニャ。ウィザードやミュージシャンじゃヒーラーを守りきれないから2人組の時は選択肢に入りにくいニャ。あ、誰かさんはウィザードだけどw」
「ボクはジョブがナイトだし、ヒーラーをひとり置き去りにして飛んでったりしないんで大丈夫ですっ。あと、テイマーは?」
「テイマーの可能性もあるけど、対策らしい対策が立てられないからそこはもう行き当たりバッタリニャ。テイマーは魔物との戦いだと思ってたらいいニャ」
「あのー、対戦相手のクラスが何なのか、グランディスさんに聞いたら教えてくれるんじゃないですか?」
「それじゃー面白くないニャ。それに代表権を獲得したら終わりじゃないからいろんな対策しとくニャ」
「そうですね。こっちだけ情報を持ってるのはフェアじゃないですからね、ガチンコ勝負望むところです!」
「うむ。じゃあナイトから。ナイトの戦い方は強い武具をそろえて物理で殴るストロングスタイルニャ。さてナイトのクラススキルはなんでしょー?」
「〈鋼の肉体〉ですよね、重たい武具が装備できるっていう。それくらいは知ってますよ」
「んーまー分かりやすくいうとそんな感じニャ。最大重量値が上がるパッシブスキルだからごっついアーマーとかデカい盾とか装備し放題ニャ。おかげでめっちゃ硬くなるから敵の攻撃をものともせずガンガン攻めてくるニャ。弱点は移動速度が遅いことと最大MPが少ないことかニャ。突進系の攻撃スキルは要注意だけど、あんまり連発してこないニャ。
つぎはモンクニャ。モンクはナイトと同じくリーチは短いけど、ステップって呼ばれるアクションスキルを使って素早く間合いを詰めたり攻撃をかわしたりするニャ。防御力はナイトほど高くないけど、自己回復スキルが使えるニャ。それと"コンボ"には気をつけるニャ、いったん浮かされたらなにもできないままハメられて神殿に直行ってのはよくあることだニャ」
「こわ〜。でもそんときゃ空飛んで逃げますよ。モンクの弱点は?」
「特にないニャ。あ、モンクは遠距離攻撃スキルもあるニャ。まさに万能ニャ」
「えーやばいじゃないですか。てかそれって自分がモンクだからひいきしてません?」
「ひいきしてないニャ。まあしいて言えば、範囲攻撃スキルがほとんどないってことかニャ。でもタイマンなら範囲攻撃とかあんま関係ないからやっぱりモンクは強いニャ」
「ええ〜…じゃあ対策のしようがないっすね…」
「まあ実のところ、飛んで逃げる相手ってけっこう苦手なのニャ。遠距離からチマチマ攻撃してくる相手に対して、ナイトやアサシンより弱いニャ。意外とモンクの天敵はウィザードなのかもしれないニャ。…おいちょっと、なにニヤニヤしてるニャ?」
「べつにぃ〜」
「フン。あと細かい話だけど、モンクの操作ってほんと格ゲーみたいなんだニャ。ナイトみたいに何も考えずに攻撃ボタンを押しててもモンクの本当の強さは引き出せないニャ。同じモンクでも、みんながみんなコンボがうまいとは限らないってことニャ。まあオイラくらいのレベルになるとプレイヤースキルがハンパないからウィザードだろうが何だろうが相手にならないけどニャっ」
「ナイトの人もべつに何も考えずに攻撃してるわけじゃないと思いますけどね」
「ハイつぎー、アサシンの話ニャ。その前にいったんCMニャ」
つづく




