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ボッチパーティー  作者: 巧レ以
19/107

メルヘンチックとチープな棒

前回のあらすじ…

武器職人の靱負さんを旅の仲間に誘ったらそっこー拒否られたよ。




だめだ、いくら呼んでも反応がない。完全に引きこもっちゃった。


「ナマエさんはデリカシーがないですよ。靱負さんが親善試合に出るわけないじゃないですかーそりゃ引きこもりますって」


「そうかニャー、なんか悪い方に考えすぎニャ、もっと気楽にやったらいいニャ。

ま、出てこないもんはしゃーないニャ、今日のところは見逃してやるニャ。さ、サウルスに戻るニャー」



「あ!ちょっと寄りたいところがあるんですけど、いいですか?」


「ん?まさかイガシかニャ?行かないニャイガシなんて。南の方が経験値稼げるニャ」


「違いますよっ、あそこですあそこ」







ザンッ!


うひょー切れ味さいこぉーー!


「見てくださいホラ、きれいに切れましたよ!」


「あーよかったニャー。なーオイラ先帰ってていい?」


ジュエルシェルが出る洞窟に戻ってきたよ。ここで極大クリスタルを稼ぎまくるんじゃい!わははははははは!



「今さらですけど、リンクルーツって武器が壊れたり性能が落ちたりしないからいいですよね。水晶でできた剣なんて普通なら一発で粉々ですよ ね!っと」


「まーニャー。矢とか投擲(とうてき)武器は消耗するけどニャ」






「アイテムバッグがいっぱいになっちゃいました。お腹もすいてきましたし、帰りましょうか」


「まったく待ちくたびれたニャ。欲どしいのも大概にするニャ」


「いやいやナマエさんだってあっちの方でこっそりカニ倒してたじゃないですか、バレてますからね」




というわけで満足したのでサウルスに戻るよ。






「いやーイベントが発生しなくてよかったですね」


「イベント?なんのことニャ?」


「あれですよ、靱負さんが真の裏ボスに覚醒するイベント」



「え、まだその設定続いてたのかニャ…。いやさすがにもう気づくでしょ。オイラの話聞いてたかニャ?ゆっきーと Twilightの関係はなかったことになってない?」


「気づく?なにをです? Twilightさんには会ったことないし、靱負さんはしゃべんないし、ほんとの事は誰にも分かんないですよ。靱負さんがトワイライトを使ってたのは、裏ボスなんですから伝説の武器くらいいくらでも使えますよ。そのことならあとで気づきました。冒険者の武器を使うのは第一形態ですね。

ボク、夢だったんですよねー魔王的なポジションの人と冒険するの」



「夢かぁーんんーそれはとってもメルヘンチックだニャ。よく分かったニャ、オマエサンはメルヘンチック野郎だニャ」



「あ、ところでナマエさんって、武器を装備しない〈格闘〉でいつも戦ってますよね。それなのに鍛冶屋の Twilightさんとなんで仲が良かったんですか?」


「え、疑ってる?心外だニャ。むしろ武器に興味がなかったから有名になったあとでもいつも通りにしゃべれたニャ。もしオイラが武器使いだったらトワイライト信者から妬まれて人間関係がめんどくなってたニャ」


「なるほど、納得です」


「あ、でもオイラも武器持ってるニャ。復帰したゆっきーがヒマそうだったからオイラの武器を作らせてやったニャ。

見たい?ねえ見たい??」



「あ、はい、まあ、見たい…かな」


「ヌフフフ、特別に見せてやるニャ、我が相"棒"の姿を!」


そういうとズボンの中に手を入れてするすると長い棒を取り出した。どこから出してんだよよくないよそういうの!

棒というより柱みたいな、指が回りきらないくらいの太さ。螺旋状にねじねじしてて、色はクリアな蛍光色だ。でかいけど、この形状、この光沢って…




「どうだニャ!その名も『ボーウ=マイ』!」


いやどうみてもくるく◯ぼーゼリーだよっ!!武器が強そうとかじゃなくておいしそうって何なの?駄菓子で敵をぶん殴るの?頭おかしいぞ!



「ちょっとどこから出してるんですか、分かったから早くしまってくださいそのチープなものを!」


「チープじゃないニャ立派なものだニャw

オイラのマジックバッグはコレニャ。ズボンの内側に半円型のふっしぎーなポッケがついてるニャ。その名も多次元衣嚢(いのう)〜テッテレー」


「ちょっと黙りましょうか。

え、その棒も、靱負さんが作ったんですか?なんか、ブランドイメージが…」


「ん?そだニャ、普通にさらっと作ってくれたけど、それがどうかしたニャ?」


「なんでもありですか、やっぱ懐が深いなー靱負さんは。また今度遊びに行こー。

それはそうと、やっぱりマジックバッグいいですよねー。とくにあの靱負さんが持ってたやつ、着るマジックバッグが気になってるんですけど、あれと同じようなやつ作れないんすかね?」


「たぶん無理ニャ。普通に申請出しても運営からNGくらうニャ。あれはたぶんアサシンのスキルもからんでると思うニャ」


「靱負さんってアサシンだったんですか。

そうかーじゃあ無理ですね、あきらめて普通の作ります」


「オイラのはどぅ?このふっしぎ〜なポッケっで」

「あ、だいじょぶですー」









はい、サウルス着きました〜おつかれ様でしたっ。



「あーお腹すきましたねー、何食べます?」


「カニー」



「カニー」






つづく






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