フタリボッチ南遊記
南エリアの都市・サウルスに向かう道中をダイジェストでお届けします。
「徒歩で向かいながら野良魔物を見かけたら積極的にシバいて経験値稼ぐニャ。武者修行の旅ニャ!」
「はーいシバきまーす」
「カサデの森でトレントと戦ったとき、剣使ってなかったニャ。魔法に頼ってるとすぐ手詰まりになるニャ、怖がらずに剣使うニャ」
「はい先生!」
「そういえばナマエさんのジョブってなんなんですか?あ、自宅警備員のボケはもういいですよ」
「オイラの鉄板ネタが…。えーほんとは駄菓子屋さんニャ」
「駄菓子屋!?そんなジョブがあるんですか?なんでそんな無駄な職業を…?」
「無駄じゃないニャ。いつでも好きな駄菓子食べ放題だから最高ニャ」
「たしかにしょっちゅうなんか食べてますよね、あれ駄菓子だったんだ…。え、駄菓子屋って、もしかしてその駄菓子手作り?」
「そうニャ。食べたらおもしろ効果があるアイテムを作って駄菓子っぽい名前つけて遊んでるニャ」
「使用するといろんな効果がある消費アイテム…
たぶんそのジョブ、薬師ですよね」
「ちがうニャ駄菓子屋だニャ」
「なんか一個くださいよ」
「いやだニャ」
「おーい攻撃魔法使いすぎー。MPのマネジメントは大事だニャ。属性魔法使いの道は業が深いからやめとくニャ。最初のうちは飛行と防御力アップに絞ってスキル使うニャ」
「は、はい!」
「あそうだ、ボク、マジックバッグまだ持ってないんですよ。欲しいですマジックバッグ」
「あれは特殊クエストの報酬だから今は無理ニャ。サウルス着いてからニャ」
「ですよねー。この旅でアイテム拾いまくってて、そろそろいっぱいになるんですよね。途中で村に寄ったら売らなきゃな」
「それはいけないニャ。オイラが持ったげるニャ。よこしなさい良い子だから」
「絶対イヤです!ネコババする気でしょーネコだけに!」
「しょーもなっ」
「ちょっとナマエさん!なんでベッド使うんですか!宿代払ったのボクですよ!どいてください!」
「こういうときは先生に譲るもんだニャ。というか宿代ケチってシングル一部屋しかとらない方が悪いニャ」
「はあ納得いかねぇ!だいたいあんたライフもマナも全然減ってないじゃん!休息を必要としてんのはボクなんですけど!ネコなんだからあそこの木箱にタオル敷いて…」
「すやぁ〜」
「くらぁ起きんかぁぁいっ!!」
けっきょくもう一部屋とりました。
「せ、先生っ!この敵強いです!全然攻撃が効かないんですけど!」
「落ち着いてよく観察するニャ。パーティーだと役に立たなきゃって焦って失敗しがちだけど、ソロだから時間をかけてじっくりやったらいいニャ。焦ったら負けニャ」
「イエッサー!」
「だぁーきつい!めっちゃスパルタ!ひとりでずっと戦うのはしんどいっすよー!」
「お、あきらめるかニャ?やめたかったらやめたらいいニャ。そしたらオイラも助かるニャ」
「やめませんよ!かかってこいこんちくしょーー!」
「おっ!あれメタルランナーだニャ!めっちゃ経験値稼げるレアいやつ!飛んでってやっつけるニャ!」
「え、どれ?あれか!よし行ってきます!うわめっちゃ逃げ足速い!」
「あーまたお菓子食べてるー。それちょっとくださいよー」
「なにも食べてないニャ」
「バレバレですよ…」
「あ!スライムだニャ、そこで止まるニャ」
「え、スライムくらい楽勝ですよ?こんな近いところで止まれって…」
ナマエさんがスライムに向かって空高くジャーンプ、そのまま思いっきり踏みつけて
ばちゅーーーん
近くにいたボク、スライムが破裂してゲル状のものが全身にびちょーーー
「ヒャッヒャッヒャッヒャッwwww 見事に引っかかったニャ、うっわドロドロー、きたねーwww」
「……
なぁーーまぁ〜〜ええええーー!!!」
「ひーやめて触らないでーギャハハハハww」
そんなやりとりがありつつ、2日くらいかけてやっとサウルスに着いたのでした。
現在レベルは31。かなり動けるようになったけど、親善試合に出るにはまだまだ。もっとレベル上げるぞぅ!
つづく




