赤ちゃんとココネの戦い
沢山の人が読んでくださっているみたいで、とても嬉しいです!!
どんどん更新していきますので、これからもよろしくお願い致します!!
ただいま絶賛観戦中の俺は、実況でもすることにした。
ええ、赤コーナー魔法を得意とするココネ選手ーー。
対するは、青コーナー金棒使いのオーガ選手ーー。
さあ、お互いとてつもないバトルを繰り広げております。
ココネ選手は、しっかりと距離を取りながら遠距離魔法を撃ちまくっています。
その攻撃にやや苦戦気味のオーガ選手、なかなかココネ選手へ近づけません。
おおっと!!ココネ選手、ここで何やら大技を出すっぽいですね!!
オーガ選手はココネ選手が大技の準備をしている間に接近するつもりです!!
「グハハハ!!めんどくさい魔法を打たれる前にお前をぶっ殺してやる!!」
これは早い!!オーガ選手はとても重量がありそうな体をしていますが、足がとてつもなく速いです!!
ココネ選手は間に合うのでしょうか!!
「ふふふふ!!あんたの負けよ!!受けてみろ!!私の上級魔法、炎帝の剣!!」
何じゃこりゃーーーー!!ココネ選手のいるところに赤い魔法陣が出来たと思えば、大きな炎を纏った剣がココネ選手の頭上に現れました!!
その炎を纏った剣が、ココネ選手に向かって走って来ているオーガ選手に向けて放たれました!!
さあ、オーガ選手はこの剣を防ぎ切れるのでしょうか!!
「グハハハ!!この俺様にそんな魔法が通用するかーーーー!!」
まさかのオーガ選手!!上級魔法が効かないのか!!
いやこれは!!あの右手に持っている金棒で、ココネ選手の魔法を叩き潰した!!
強い!!強すぎる!!あんな化け物にココネ選手は勝てるのか!!
「なかなかやるじゃない。だけど私は絶対に負けない!!」
ココネ選手は全く諦めてはいない様です!!この戦いはどうなるのか!!
はぁ、俺一体何やってんだろ……。
それに実況って結構難しいし、疲れるんだなぁ。
俺は実況をやめる事にした。
「小娘よ、お前はこれから圧倒的な力と言うものを味わう事になる。楽しみだろ??」
オーガはそう言うと、これまでよりもスピードを上げココネのすぐそばまでやってきた。
これやばいんじゃねえか??
その予感は的中し、ココネはオーガに捕まった。
オーガは捕まえたココネを地面に叩きつけ、そのまま投げ飛ばした。
投げ飛ばされたココネは岩にぶつかり、そのまま意識を失っていた。
「グハハハ!!これで止めだぜ!!」
オーガはそう言うと、ココネのそばまで行き金棒を振り上げた。
「バブバブバブ!!」
俺は咄嗟に叫んだ。
ココネはいい奴だ、だからこんな奴に殺させやしない!!
「ほう??お前も俺に殺されたいのか??」
「バブバブバブバブ!!」
俺がお前をぶっ殺すんだよ!!って言ったのだ。
「ふざけた奴だな。まあいい、一瞬でお前を殺してその後この小娘を殺す事にしよう」
俺はオーガを睨みつけ、戦闘態勢をとった。
まあほとんど変わらず、四つん這いなんだけど……。
こうしてココネを守る為、決闘トーナメントに出場する為に俺とオーガの戦いが幕を開けた!!
次回はカケルが戦います!!
赤ちゃんVSオーガって笑えますね。