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ログインと激レアアバターの赤ちゃん

ぶっ飛びすぎなところがあるとは思いますが、温かく見守ってください。

 俺は、ゲームをスタートしてからすぐに青く光っている空間へと飛ばされた。


 「ここで色んな設定をするのだろうか……」


 【ようこそ!!ここはゲームで使用するアバター作成の空間だぜ!!】


 突然俺の目の前に現れたのは、何だかテンションの高いロボットだった。


 「ええと、アバター作成って事は名前とか決めるんだよな??」


 【その通りだぜ!!だから君の名前を聞かせてくれるかい??】


 何だかあのロボットの話し方に、腹が立ってきたぞ。

 だが、まずは名前だな。うーん、俺の名前が如月翔だから……。


 「カケルで登録してくれ」


 【へいへい!!いい名前だね!!じゃあ次は、職業を選択してくれるかい??】


 少しだが、このロボットの話し方に慣れてきた気がする。

 それはそうと、職業か。

 やっぱり剣士だよなぁ。


 「剣士で登録してくれる??」


 【剣士かしこまり!!それじゃあ最後だぜ!!アバターはどんなのにする??自分自身を使いたいならそのままって言ってくれればいいんだけど、今は激レアアバターでスタートが出来るイベントとかやってるから好きな方を選んでくれよ!!だけど、激レアアバターは抽選で当たった奴だけしか使えないけどな】


 俺は既に決めてあった。

 当然激レア狙いだぜ。

 これが当たれば、このゲーム内で激レアアバターを使ってプレイしているのは俺だけって事じゃん!!

 それってまじ凄い事だろ!!


 「激レアアバターイベントに参加させてくれ!!」


 【イベントかしこまり!!少しだけ時間をもらうぜ!!ちょっと抽選するからよ】


 俺は10分ほど待たされた。

 そしてナビゲーターロボットが俺の前へと戻ってきた。


 【待たせて悪かったな!!抽選結果が出たぜ!!君の結果は……おめでとう!!激レアアバターは君の物だぜ!!】


 え……。聞き間違いじゃなかったよな??


 「本当に俺が選ばれたのか??」


 【そうさ!!君が激レアアバターの使用者に選ばれたのだ!!思う存分使って暴れてくれ!!】


 「よっしゃああああああ!!これで俺は、誰よりも強いプレイヤーになれるんだ!!」


 【それでは今から、君の姿を激レアアバターの赤ちゃんに変更させてもらうぜ】


 は??今回のは俺の聞き間違いだよな??


 「ちょっと待ってくれ!!さっきなんて言った??」


 【ええと、今から君の姿を激レアアバターの赤ちゃんに変更させてもらうと言ったんだけど??】


 聞き間違いじゃなかった……。確実に赤ちゃんって言ってたよな??

 どう言う事だ??激レアアバターが赤ちゃん??全然わからねーー!!


 「あのさ、激レアアバターが赤ちゃんってどう言う事だ??」


 【言葉通りだぜ!!今回の激レアアバターは赤ちゃんだ!!それがどうかしたのかい??】


 「いやいやいや、どうかしたとかじゃなくて普通におかしいだろ!!激レアアバターが赤ちゃんって弱すぎない??」


 【強いか弱いかは、君次第だぜ!!さあどうするんだ??せっかく当たった激レアアバターを捨てるのか、それとも激レアアバターで始めるのか、選択するのは君だ!!】


 何だよこいつ。

 生意気なナビゲーターロボットに早く決めてくれと、急かされている様に感じた。


 一体どっちの方が強いんだ??

 普通なら俺のままの方が強いんだろうけど、あっちは激レアだからなぁ。

 それを考えたら、やっぱり激レアの赤ちゃんの方がいい気がするよなぁ。


 この際だ、一か八か激レア様にかけてみるか!!


 「決めたぜ!!俺は激レアアバターの赤ちゃんでこのゲームをスタートする!!」


 【激レアアバターの赤ちゃん、かしこまり!!これで全ての設定が完了したぜ!!それではNewFantasy Onlineの世界を楽しんできてくれよな!!」


 こうして俺は、赤ちゃんの姿でゲームを始める事になった。


 


 

 



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