昇格試験をする事になりました
はい、ボクです。何故か長女にされました。いやなんでだよ!一番小さいんだがなぁ⁉︎まぁ、やれと言われたからにはやりますよ…えぇ。
とりあえず…受けた依頼をささっと終わらせましょうかね…。毒消草と魔力草はすぐ集まるとして…問題はスライム…あいつらは倒す度に服が何処か溶けるから面倒なんだよねぇ…エロスライムは滅びろ、慈悲は無い。
いつも通り、依頼を終わらせて報告をしに行ったをら受付嬢さんに話しかけてられた。ボクなんかしたっけ?とりあえず聞いてみるかぁ…
「レフィさん?ちょっといいですか?」
「はい、なんですか?何か気になる事でも?」
もしかしてあの事がバレたとか…とりあえず平静を保て….
「いや…そうでは無くてですねぇ…」
ありゃ?てっきり毒消草と魔力草の群生地を見つけた事を黙ってたのがバレたのかと思った。ちなみに群生地は割と早い段階で見つけてました、はい
「そろそろrank昇格試験とかやりません?」
「えー…嫌ですよ…rank上がったら絶対面倒な事に巻き込まれる可能性が上がっていくんですから…」
「どこ情報なんですかソレ…」
どこ情報って…前世の漫画とかからですかね?こういうrank関連は上げれば上げる程面倒な事になる。古事記にもそう書かれているから間違いないんだ。
どこの古事記かだって?…ボクハシラナイナァ
「逆になんでボクのrankを上げたがるんです?」
「スライム関連の討伐数がえらい事になってるんですよ…普通の人は毎日10匹討伐の依頼とか受けませんからね?大体が採取ですよ」
あれま、スライム10匹討伐を毎日受けてたのがまずかったのか。ちくせう、だってスライム君は報酬多いし楽だから簡単だったのに…
「とりあえず、昇格試験は受けてもらいますからね〜?」
「…はい。で、いつ受ければ良いんですかね?」
ええい!ままよ!そんなに昇格試験させたいなら受けてたやらぁ!
「今すぐにでもできますよ?今すぐやります?」
「うーん…今すぐやっちゃうかぁ…」
「わかりました〜」
なんか機嫌が良かったような…気のせい…気のせいだよね!?
「これで上からの圧が無くなる…!」
アッハイ、ボクのせいでしたね。すいません、ほんと。とりあえず昇格試験の内容でも聞いてみますかね…
「あのー、昇格試験の内容って…」
「あ、試験の内容はですね…」
試験内容は対モンスター戦闘と対人戦闘、そして筆記テストが少々。筆記テストは薬草関連の知識がどれくらいあるかを確かめるみたいだ。
「あ、そういえば」
んん?まだ何かあるのかな?
「人類に友好的なゴブリン種、オーク種等を一纏めにして魔族と呼ぶ様になったらしいですよ、まぁ、魔王が治める国の国民を魔物とか言えないですから他の呼び方が必要でしたので…」
ほーん…?ふーん…?ボクも半分は魔族ってことになるんかね?というか友好的な種?
「友好的な種というのは?」
「ああ、知りませんでした?ゴブリン種やオーク種って大体人類に友好的じゃないので…特に女性は苗床にされたりしてトラウマになったりs」
「ストっっっっプ!もういい、もういいです!」
虚な目で淡々と話さないで欲しいなぁ…まぁ割と重要そうな情報は手に入ったしいいか




