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試したい事と薬草採取

街を出て道なりに進んだ森が採取場所みたいなんで森まで行こうと思ったけど…僕って武器持って無いからヤバくね?魔法は余り使いたく無いというか、また騒ぎになるから使えないが正しいんだよね…


素手…いけるかなぁ?試してみたいけど試す物がないからね。そもそも良さそうな服がこの武闘家みたいなヤツしかなかったからジョブに武闘家って書いちゃったからなぁ。本当は神官だけど…まぁいいや


そんな事を考えながら街を出たけどやっぱり試しに素手でいけるかやってみたいから手頃な魔物は…いたいた。異世界お馴染みのスライム、この子で試すか。


とりあえず1発…ファ⁉︎避けられた?まぁ素人だしねぇ…このまま自己流のやり方見つけてみますか


かれこれ数時間、なんかこのスライム避けまくるなぁと鑑定してみたら「スピード・スライム」とかいう素早さ極振りのヤツだった、そりゃ当たらんわ、僕の素早さよりちょっと多いくらいの数値だったからね仕方ない。ってあー⁉︎なんかぶっ掛けられた⁉︎これは…服が溶けてるぅ⁉︎まさかこの世界のスライムって…


スライム種

マナから生まれるぷよぷよとした楕円形の魔物。何故かこいつらの吐く体液は装備品だけを溶かす。もう一つは女性に対して…これ以上は言ってはいけないからとりあえず女性陣は気をつけてほしい。


はいエロスライムでした。笑えねぇ。前世だったら喜んでたけど今は女性。しかもサキュバス。バレたく無いのにどうしてスライムを選んだんだ僕はぁ⁉︎

こうなった時はもう…


「時間停止ぃ!」


万能の時間停止、後はもう好きなだけ殴る、蹴る。つまりサンドバッグにします。


「時間停止解除」


バチーンとスライムが弾けました。って弾けた中身まで体液判定⁉︎あっ…あー⁉︎


もう嫌だ…泣きたい。



ボロボロの服のまま目的地の森に到達。鑑定で楽してさっさと街に帰ろう。今日の事は忘れたい。


アレと…コレと…と漫画でいう目に光がない状態で薬草採取していると後ろからガサガサと音がしたので振り返ってみると…男の人が2人。これは…


「なぁ相棒、コイツは上玉じゃないか?」

「そうだな、高く売れそうだぜ。」


なんでこんな所に人攫いが居るんだか…


「お?もしかしてここら辺で新米冒険者が行方不明になってるって知らないのか?」

「バレて無いなら都合がいい。さっさとコイツも売っちまおうぜ」


はぁ…面倒だなぁ






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