リヒィード・アゼカ
第2話
「ねぇ〜まだつかないのかな〜電車おりてから1時間は歩いたんだけど!!」アンナが地面に座り込んでいった。
周りは木と草とジャリ以外何も無い。
まさにジャングルだ。
「そうだね。もうそろそろ着いてもいいと思うんだけどな」
1時間もアンナの荷物まで持って歩いたのに息も切れていないどころか、汗ひとつかいていない。
「なんでケントはそんな余裕なの~さ〜」
真っ赤な髪の毛を汗でぬらしながら、アンナは言
った。
「おい、ケント 1人だけズルしてんなよな」
かなり前を歩いていたエイキが私たちが遅すぎるせいだろうか、戻ってきてくれたようだ。
「ズルってひどいな。だからアンナの分まで持ってるだろ?」
「なんの話してるのー?」
アンナがわってはいった。
「…………あ!!!!」
「ちょっとまさかケント!」
「あ、バレた?」ケントが涼しげにいった。
「能力使ってるでしょ!」
「せーかい!」
「じゃなきゃ体力のねぇ こいつがこんな荷物持ってこんだけ歩けるわけねーだろ」
エイキがムスッとしながら言った。
「そう怒らないで、2人にもかけるから。」
ーーーーーギィィィーンーーーーー
白い光が辺りを照らした。
「おおー!!体かるっ!!!!!」
アンナが飛び跳ねながら言った。
「へぇ。ふたり同時にできるようなったんか」
エイキ感心したように言った。
「まぁ、俺も成長してるってことかな」
「あーーー、ケントが調子のってるーー何年か前までは自分にしか使えなかったくせにー」
笑いながらアンナがつっこむ。
ーケントの能力。ー
それは、単純に身体強化だ。
筋力、持久力、視力、聴力、体温調節、などなど全体的にupさせてくれるのだ。
「これどれくらいアップされてるんだ?」
エイキが珍しく興味心身にもも上げをしながら聞いている。
「元々ふたりが持っているの身体能力の8パーセント上」
「消費税じゃん!! 」
「 なんでそんな微妙な数字なのー?どうせなら10%ぐらいにしとけばいいじゃん!」
とアンナが突っ込む。
「いや、これが限界なんですよ。自分にだったら30%ぐらいまでいけるんだけどねぇ、、」
「へえーー!そーなんだ!」
そんな会話をしていると前から私たちより1つが2つぐらい年上だろうか、女の人がが歩いてきた、
「おねえさーーーん!!私達、レッドフォースに行きたいんだけど どこにあるかしらない??」
こういう時アンナの性格は得をする。
「レッドフォース?あんたら試験でも受けに行くの?」
目を丸くして言った、
「そうなの! でも、もうこの辺りでつくはずなのにいっこうに到着しなくてさ、、、、」
「へぇ。その年でね、すごいわね。頑張って。」
「あと、なにをいってるの? もう着いてるじゃない!!」
「え??」
「うえだよ、上みてごらん。」
3人は上を見上げた途端、声も出ず、絶句した。
浮いているのだ。下から見たらなんなのかは全くわからない。
土のような岩のような、、、どらくらいの大きさだろうか。それも分からない、わからないほど向こうの方からずっとずっと奥まで続いいている、
「影がない。」エイキがつぶやいた。
そうだ。今は昼なのだ。こんなでかいものが浮いていたら辺り一面影になってこんなに光が私たちのたってる地面を照らすわけがない。
「うん。そうだね、そしてあんなでかい塊が浮いてある理由。 誰かの能力だろうね、影ができていないのもそうだろう。」
目を輝かせて言った。
「かしこいねぇ、きみ。そうだとも、あれは1人の女の人の能力なんだよ。」
ケントの頭の回転の速さに驚きながら言った。
「そーなんだ!そんなすごい人がいるんだね!」
「女の人ってことは、大人か?」
エイキすぐさま、尋ねる。
「そうだよ。
その人の名前は、、、、
団長 リヒィード・アゼカ様。」
「、、、、、、、、、、、、、」
「ぇっ」
「、、、、、、、、、、、、っっ」
3人は声を出せずにいた。大人がいるという衝撃よりも、団長の名前。リヒィード・アゼカ様
それは、6年前に姿を消した、アンナの母の名前と同じものだったのだ。