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2話
10分ほど歩くと村長の家に着いた。
「村長、イルフィです。」
イルフィはドアをノックしそう言った。
少ししてから、ドアがゆっくりと開き、中から白く、長いヒゲと短い髪を生やした男性…村長のナリファが出てきた。
「待っておったぞイルフィ。とりあえず、上がりなされ。」
「失礼します。」
そう言い、イルフィは村長の家へ入り、ドアを閉めた。
「それで、村長、今回はどういうご要件でしょうか?」
「うむ。お主も噂くらいは聞いておるかもしれんが、ここ最近この村の空に現れる明らかに地上のモノではない謎のモノについて、調べてほしいのじゃ。」
「なるほど…ですが、アレはずっと空に浮いているらしいので調べるのに時間がかかると思います。」
「構わんよ」
ナリファは微笑みながらそう言った。
「それでは、失礼します。」
「うむ。では、頼んだぞ。イルフィよ。」
「はい。」
ナリファの家を出たイルフィは、そのまま村のはずれにある森へと向かった。




