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異世界転生して魔王狩り  作者: 犬好きの高校生
第1章 恩神との出会い
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第9話 神様の頼み

試し切りの結果、この剣の性能はすさまじいという事がわかった。だが、神様になぜか怒らている。


「お主は馬鹿か!試し切りだと言っていたではないか。」

「はい、そうですが?」

「なのになぜ殺した?」


(あれ?殺しちゃだめだったの?)


訳が分からずキョトンとしていると、神様が説明し始めた。


「今お主が殺した魔物はこの森のボス的存在だったのだ。それを殺したということは、森の魔物の活動が活発になるということだ。どれほどの被害が出る事か。」

「ボス?あれがですか?」

「そうだ。」


(あの程度でボス級か。)


「勘違いするでないぞ。」

「え?」

「ボスとは言っても上位種ではない。まだ上がいる。それと、あれが弱かったのではなく、お主がおかしいのだ。よく覚えておけ。」

「おかしいって、」

「わかったな?」

「はい、、、」


(まあ、剣の性能は確かめられたし、いっか。)


「とりあえず戻るぞ。」


そう言うと、神様は来た道を戻り始めた。


「神様、転移扉は使わないのですか?」

「ん?あぁ、あれは特定の座標から特定の座標へしか行けないのだ。」

「えー、じゃあここからきたところまで徒歩で戻るんですか?」

「そうだ。それぐらい大したことないだろうが。」

「まぁ、そうですけど。」

「いくぞ。」


来た道を戻りながら剣や転移扉について考える。


(この剣や使い捨てのエンチャントはいい出来だけど、人前で使えないのは痛いな。何か考えておこう。あと転移扉。あれは改良の余地ありだな。)


帰りは何事もなく戻った。


「さて、お主の課題は済んだ。あとはお主の自由だ。」

「いいんですか?」

「ああ。だが、1つ頼みがある。」

「またですか?」


(また変なこと言い出すんじゃないだろうな?)


「そんなに警戒せずとも良い。これは儂からの純粋な頼みだ。始めのような強引なことはせん。」

「自分でも強引だと思ってたんですね。」


神様をジト目で見ると目を逸らした。やっぱり意図的だったらしい。


「そ、それで頼みなのだがな、」

「話を逸らしましたね。」

「うるさいわ!」

「頼みとは?」

「くっ、おちょくりよって。」

「お互い様です。」


神様に仕返しするチャンスはそうそうない。だからチャンスがあれば逃さない。


「頼みというのはな、儂の愛したこの世界を旅し、この世界の平和を守って欲しい、と言う事だ。」

「平和を守れ、と言われても。」

「そのためなら自重もしなくていい。思う存分力をふるってくれ。」


(おっと、それはかなり重要だぞ。自重しなくていいなら、あんなことやこんなこともできるからな。)


「具体的にどうすればいいんですか?」

「この世界にいる魔王共をおとなしくさせること。あと魔神の復活を防ぐこと。これだけでいい。」


(この世界、魔王って沢山いるんだ。)


「それさえやれば、オレは自由にしてもいいんですね?」

「ああ、好きにしろ。」


(これを引き受ければいろいろ好きにできるぞ。よし!)


「分かりました。引き受けます。」

「ありがとう。」


(どうせする事もないし、恩返しと思っとこう。)


この世界でする事が決まった。

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