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ゾンビハウス攻略-5 第1任務終了?

○○○ フィン視点


はあ、はあ、はあ、勝った、なんとか勝てたよ。


「見事だ、---フィンよ。」


お爺ちゃんゾンビはフラフラと小太刀がある所に歩いて行き、小太刀【十六夜】を摑み、私の方へ戻ってきた。


「これが----小太刀【十六夜】だ。持っていけ!」

「え、ありがとうございます。」


喋れたんだ。


「私を---ゾンビハウスの---呪縛から----救ってくれて----感謝する。他の皆も----救ってやって-----く----れ。」


「はい!必ず救います。」

「感謝------する」


お爺ちゃんゾンビは、そういって浄化され消滅した。

イリスの所に戻ろうとした時、


《ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン》


ええ、誰かが玄関のドアを蹴破ってきた。


「あ〜〜〜〜渡さんぞ〜〜。小太刀は誰にも渡さんぞ〜〜〜〜〜〜。」


ええ、入って来たのは、師匠が言っていた商人ゾンビだけど、これまでのゾンビと明らかに違う。筋肉モリモリで、纏ってる邪力が最後に相手した先生ゾンビより強いよ。どうしよう?魔力が殆ど残ってない。こっちに突っ込んできた〜〜。


「あ〜〜〜〜渡さんぞ〜〜〜〜。」


殴りかかってきた!身体が動かない、殺られる!私は目を瞑ってしまった。あれ?何も起こらない?なんで?目を開けると、ジンさんが相手のパンチを片手で受け止めてくれていた。


「フィン、さっきの勝負、中々良かったぞ。強くなったな。」

「ああ、ジンさん、ありがとうございます。」


ひ!ジンさん、何か怒ってる?


「せっかくいい勝負だったのに、邪魔者が現れたな。俺は、こういう奴を許せん。-----死ね!」



ひい〜〜〜〜〜〜〜。商人ゾンビも震え上がってるよ。



「あ〜!、あ〜!」


捕まれたた手を外そうとしても、ジンさんはビクともしなかった。そして、商人ゾンビの手を離し、愛剣叢雲で十字に斬りさいた。


「あ〜〜!、嫌だ嫌だ、小太刀は儂のものだ〜。皆の者〜、こいつらを殺せ〜〜。」


ええ、ひょっとして、この商人ゾンビが屋敷の持ち主なの!


「全く、恐ろしい執念だ。だが、残念だったな。貴様はこれで終わりだ。は!」


「ぐぎゃあ〜〜〜〜〜!ちっくしょー」


ああ、ついに商人ゾンビが浄化された。


「フィン姉、大丈夫ですか?これポーションとマジックポーションです。飲んで下さい。」

「あ、イリス、ありがとう。」


ああ、美味しい。傷が塞がっていくし、魔力も20%程回復した。


「やったよ、イリス、小太刀【十六夜】、もらったよ。」

「もらったよ、---じゃないですよ!死んだかと思いました。」

「あはは、心配かけてごめんね。」


「ジン、フィン、イリス、道場のゾンビは浄化しておいたよ。」


リッカに言われて周りを見ると、確かに全員崩れて消滅していった。


「ねえ、ジン、これってクリアになるの?」


「いや、まだだ。あの商人ゾンビを倒しても何も変化が起こらないから、クリアするにはゾンビを全滅するか、屋敷を脱出するかのどちらかだろうな。」


「そういえば、試合最後のお爺ちゃんゾンビが、《ゾンビハウスの呪縛から皆を救ってくれ》と言われました。」


「あの試合、フィン凄かったよ。強くなったね。」


リッカにも言われた。2人には、褒められたことないから嬉しいよ。


「フィン、最後のゾンビと道場内にいた弟子のゾンビ達には、自我が残っていた。つまり、魂を宿したままゾンビとなったんだ。」


「ええ!じゃあ、このゾンビハウスには、-----」


「ああ、魂を宿したゾンビが他にもいるはずだ。邪族共から、どうやって逃れたのかはわからないが、サーシャ様と合流したら、報告しておかないとな。」


ゾンビハウスの人達は、ゾンビになったことで、魂は邪王のもとに運ばれて、全員喰われてしまったと思ったけど、逃れた者がいたんだ。でも、魂を宿したままゾンビとなってしまい、自我も中途半端に残ってしまった。なんとか、あのお爺ちゃんゾンビが言っていたように、魂を宿した者、宿していない人達全員をゾンビハウスから解放してあげたい。


あれ?でも、この人達、どこから来たのだろう?こんな服装や建物見た事がない。師匠は知っていたから、後で聞いてみよう。


「そうだ、イリス、小太刀【十六夜】渡しておくね。」

「あ、ありがとうございます。これが小太刀。凄く持ちやすいです。」


あ、なんか似合ってる。


「小太刀【十六夜】、思った通り、魔剣だな。道場の奴らの力を感じる。長年、その力を受け続けたせいで魔剣化したんだろう。イリス、その魔剣はまだ何の属性も込められていない。お前は聖女だから、聖属性を込めれば、その小太刀は聖剣いや聖刀となるだろう。その前に、フィン、小太刀に話しかけてやれ。現状、小太刀の主はお前だ。小太刀に事情を話し、イリスを主にさせるんだ。」


「あ、はい、わかりました。」


小太刀に意思は無くても、私の戦いを見ていたもんね。私は【十六夜】を持ち、イリスがどんな子で、これから何を成し遂げようとしているのか、詳細に話した。すると、【十六夜】が光り出し、勝手に動きイリスの手の上に乗った。


「イリス、どうやら認められたようだな。だが、これからの行い次第で、見限られることもあり得る。注意しろ!」


「はい、頑張ります。」


道場の中を探索したけど、ゾンビ達が装備していた刀以外、目新しい物はなかったので、一旦女神像のある子供部屋に戻った。


「ふー疲れた〜。さすがに5人抜きは、もうやりたくないよ。」

「フィン姉、当たり前ですよ。危険過ぎます。」


「フィンが強くなったんだからいいんじゃない。早く、屋敷のゾンビを全滅させて、サーシャ様と合流しようよ。」


「さっき、屋敷の敷地全体の気配を探ったが、外にゾンビはいないな。ただ、地下にかなりのゾンビがいたんだが、猛烈な勢いで減少してきている。サーシャ様が暴れているからだな。お前ら、地下には絶対行くな。巻き添えを喰らうぞ。」


「行く訳ないでしょう。サーシャ様に斬られたくないよ!」


ということは、後は屋敷内か。気配を探ると1階に5体、2階に6体かな。


「屋敷内となると、入れる部屋から片っ端に浄化していこうよ。」


そうなるよね。リッカは、脱出のこと全く考えてないね。当初はあれだけ怖がっていたのに、知らない内にゾンビに慣れてるよ。話し合いの結果、リッカと私は1階、ジンさんとイリスは2階に分かれて行動することになった。


「リッカ、まだ道場に繋がる扉より先に行っていないんだ。」

「じゃあ、そこからだね。ねえ、この大きな階段でしょ。落とし穴があったのて。」


「そうだよ。ふーん、ここに落とし穴か。サーシャ様、多分、気付いて自分から落ちて行ったんだろうな。」


「え、どういうこと?」


「イリスを助けた後、魔法を使わずに戻ってくることは、サーシャ様なら可能だよ。それをしなかったということは、地下があることを知っていたんだよ。」


あ、そうかもしれない。


「リッカて、時々、鋭いよね。」

「それ褒めてるの?ケンカ売ってるの?」


リッカが、拳を握り締めながら言ってきた。


「------勿論、褒めてるんだよ!」


一瞬、考えてしまった。道場の扉を通り過ぎると、犬のゾンビがいた。そして、呆気なくリッカが浄化してしまった。私の出番がない。


「あと4体〜〜。」


犬ゾンビが守っていたかのように、部屋の扉がロックされていた。この鍵で開くかな?


《カチ》


やった、開いた!中に入ると、そこは比較的大きな部屋だった。そして、ゾンビが3体。


「よし、今度は---わ」

「討ち取ったり〜〜〜〜!」


え〜〜〜〜!速いよ。全く見えなかったよ!強くなったと思ったのに、リッカの所為で自信なくすよ!


「どうしたの?」


「ううん、リッカは凄いな〜〜て思ったの。とりあえず、なんか紙がいっぱいあるから調べてみよう。」


「私は、こういうの苦手。フィンに任せた!」


えー、まさかの丸投げ!あはは、良いけどね。

なんか、契約書みたいなのが沢山あるな。これらは関係なさそうだね。うーん、何処かにゾンビハウスに関係する書類はないかな〜〜。


《ドガン》


「ふぇ!何!」


後ろを振り向くと、リッカが机を壊してしまっていた。


「フィン、わ、私は何もしていないよ。ただ、机の上に乗っただけなんだよ。そしたら、壊れたんだよ。」


これなら反則じゃないよね。うん?あれは何だろう?机の残骸に長方形の箱がある。


「リッカ、横にあるのアイテムじゃない?」

「え、あ、本当だ!何だろう?開けて見るよ。」


開けて内容を確認しようとしたところで、声が聞こえてきた。


《屋敷敷地内のゾンビが全て一掃されました。このまま任務を続行しても意味がないので、第1任務クリアとみなします。10分後、第2任務の入口に転移させます。》


「え、任務クリア。師匠とジンさん達が浄化し終えたんだ。やっぱり、脱出だけじゃなくて、ゾンビ全てを浄化させても任務クリアになるんだ。やった!あ、ここのアイテムどうしよう。あと、10分じゃあ全部見きれないよ。」


「アイテムボックスに全部入れたらいいんじゃんない?」


「え、うー、それしかないか。」


部屋の物、全てをアイテムボックスに入れ終わる頃には、10分経過していた。


「ふー、ギリギリ間に合った。やっと師匠と合流できるね。」

「そろそろ、お腹やってきたな。なんか食べたい。」


「師匠と合流したら、おやつを食べよう。」


《10分経過、転移します。》


あ、転移が始まった。

師匠と合流出来るかな?


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