裏話 ー名前についてー
六花(以下り)「えっと、裏話?」
あやめ(以下あ)「だそうです。なんでも作者がちょっと休憩したいなどと言い出しまして」
り「それでなんで裏話になるの?」
あ「決まりきったことで、考え必要がないから、だそうですよ」
り「なるほど。それで、お題は名前について?」
あ「はい。キャラのネーミングの由来などを説明するようです……私が」
り「あ、そうなんだ。それじゃよろしくー」
あ「ーーはい」
あ「まずは、ヒロインである六花さんですね」
り「わたしも由来ってあるの?」
あ「はい。六花、というのは雪を意味するんです。白い石に雪。つまり、六花さんは白のイメージで名前をつけたということです。もともと乙女ゲームのヒロインということで、純白のヒロインがほかのキャラの色に染まる、というところからつけたようです」
り「ーーそうなんだ」
あ「もちろん、必ずしも染まる必要はありませんよ。それを決めるのも六花さんです」
り「そうだよね。まずは運命を乗り越えないと!」
あ「その意気です」
あ「続きまして、攻略対象ですね」
り「これは結構わかりやすいよね。名字は色、名前は宝石だから」
あ「そうですね。それぞれの姓に入っている色をイメージする宝石を選んだそうなんですが……」
り「? なんかあるの?」
あ「ええ。お二人ほど。一人目は晶、ですね。紫の宝石といいうのが……有名どころでは紫水晶になりますからね。あとは、杉石とか……。それらしいのを探していいものが無かったために、紫水晶のからとって、晶としたそうです」
り「あー。なるほど」
あ「あとは黒曜ですね。最初は闇で黒のイメージだったので黒曜としたそうなんですが、魔眼を銀色にしたことと、光の属性との対比で灰色に変えたそうです。その名残で黒い石の名前になりました。まあ、髪の色もそれに合わせてありますが」
り「たしかに闇って黒のイメージだよね。だけど、光との対比って、別に黒のままでもよかったんじゃないのかな?」
あ「それが、六花さんは白のイメージでしょう? ですからそこに黒のイメージを持ってくるとメインヒーローに見えるからダメだとなったそうです」
り「つまり、黒曜君はメインヒーローではない、ってこと?」
あ「正確には、六人とも、ですね。このゲームにメインを張ってるのはいませんから」
り「ふーん」
あ「次にサブキャラ、市原先生、双葉さん、由美さん、ですね」
り「このさんにんも由来あり?」
あ「由来、といいますか……市原先生は最初に出てきたから、いち、双葉さんは二番目だから2を意味する双、由美さんは三番目で名字に、み、と入っている、というだけなんですけどね。ちなみに名前のどこかに数が入っていること以外は、フィーリングだそうです」
り「出てきた順番……」
あ「作者いわく、名前考えるのって、難しい、だそうです」
り「あー」
あ「ついで、私、お兄様、月島さんですね」
り「あ、やっぱり由来あり?」
あ「私とお兄様は簡単ですね。名前の色の花ですから。ちなみに、私の名前、最初は桔梗とつけようとしてしまったそうですよ」
り「それってダメなの?」
あ「前作の主人公の名前ですからね。なんとなく音の響きが好きなんだそうです」
り「それでつい使っちゃいそうになったんだ?」
あ「はい。(私をその桔梗の転生にしようかとも考えたとかですからね)」
り「? どうしたの?」
あ「いえ、なんでもありませんよ」
り「ふーん? それで、築島さんは?」
あ「彼女はイレギュラーですからね。ほかのキャラと名付けは別にしようとして、こうなったそうです。ちなみに名前はシャレだとか……」
り「シャレ?」
あ「はい。華衣=かい=灰、だそうです」
り「ーーそうなんだ」
あ「まあ、文字だけみれば、華の衣というきれいなイメージですけどね」
り「そうだね……」
あ「以上で、ネーミングについてはおしまいにします」
り「? これ、またやるの?」
あ「それは不明ですね。ここ(番外編)は、思い付いたことを思い付いたときに書くつもりだそうなので」
り「そうなんだ?」
あ「はい。それでは、また、ここでお会いするかはわかりませんが、今日はこれまでとさせていただきますね」
り「うん。それじゃね」
あ・り「ここまで読んでくれて、ありがとうございます!」