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第三話 出会いは必然

一年前。わたしからしたら、もう懐かしいって感じの時間になっちゃったけど私が初めてSingのメンバーになった時。


私は、元々はお嬢様。実績は最高ランクだし、そもそも庶民との関わりは僅か程度。というより、ほぼない。だけど、知り合いのお金持ちの友達天照大神ちゃんが入学してとてもすてきな学校だからといってくれたからわざわざ入学をした。そんな感じでわたしは、部活というスポーツなど、娯楽などの経験ができる場所を見学してた矢先、彼女に出会った。


「わー!!!」

???なんか、大きな女の声が聞こえたけど?叫んでるっていうより、、、?騒いでる?

私は、気になってその声の聞こえる場所に向かった。

光「わーーー!!!うーん。。。ちがうな。。。」

チヨラ「光支ちゃん。。。ただ、大きな声出すだけじゃ、アイドルみたいに歌えないと思うよ。。。後、やっぱりダンスが重要視してくるんじゃないかしら?」

ふと、その場に目撃したら、二人が声出しの練習をしていた。どうやら、アイドルの練習だそうだ。ということは、もしかして芸能人の人なのかもしれない。


チヨラ「あら?あなた、見ていたの?」

やばい!ばれた!別に私は声の原因はなんだろうって思って気になってきただけなのに!いや!そもそも、わたし、アイドルに興味あってみにきたわけじゃないのに!

頭の中が混乱する中、私の頭の中で第一に考えた結果これだ。お茶を濁す。

雪月花「あっ!たまたま、声が聞こえてなんだろーって思ってみたから見ていたんです。それではこれで。」

なんか、練習の邪魔しちゃダメそうだからさっさと退散しよう。。。

光「まって!!すごい髪サラサラだね!あと、顔もとても綺麗!!もしかして!噂の月光さん!?私会いたかったんです!!お金持ちでお嬢様なんですよね!生徒の人が言ってました!」

チヨラ「あら、アマテラスちゃんもあなたのこといってたわね。アマテラスちゃんもお嬢様らしいからあなたもしかしてアマテラスちゃんとは顔合わせしたことあるんじゃないの?」

雪月花「えっ?ええ。。。そうだけど、って違くて!私、そろそろ帰りますね!」

これは入部してほしいって流れかもしれない。ただでさえ、さっき茶道部にいったら、入部希望ですか?ですよね?ってぐいぐい押されてきて疲れて帰ってきたんだから、ここも絶対そう!!とりあえずまずはここから逃げなきゃ!

チヨラ「あなた、天照ちゃんとはたしか顔馴染みだったわよね?天照ちゃんとは私は幼馴染なの。天照ちゃんも結構お世話になってるからね。私のこと心配してくれたり、私の将来のこと考えてくれたり、天照ちゃんから月光さんの話は聞いているわよ。」


光「千夜来ちゃん!そんなことより!この子!入部させたい!!私!こういう子がきっとスクールアイドルの可能性を醸し出してると思う!!」

チヨラ「測定してみるわ。アイドルの可能性率0.0007パーセント。。。よって月光さんのアイドルの可能性はゼロに等しいとリスペクト。」

なに!?この子?なんで、急にロボット口調に?

雪月花「あの、、、なんでそんな細かいこと言えるんですか?」

その時、なぜかキツイ空気が一瞬漂った。なんか、不味いこと言っちゃったかしら。。。

雪月花「それじゃ。。。もう行くわね。もし、入れることになったらっていうことはないと思うけどその時はよろしくお願いします。」

家に帰って調べたところ、どうやら、スクールアイドルという部活活動が流行ってるらしい。一時期流行になってそこで広まったそうだ。

雪月花「あっこれ、、、スクールアイドルで活動してたあの子の歌。。。」

私は恐る恐る再生ボタンを押すと。。。そこには、キラキラ輝いている二人の女の子が踊っているのが再生されていた。不思議と雰囲気が圧倒されて一気に気持ちが伝わった。


学校


光支 あー!昨日私の練習みてた!綺麗な人!どうしたの?私に用かな?もしかして!!

雪月花 実は、私、あなたの動画をみたの。確か、グループ名はsingだったかしら?私もすこーーーし?気になったから是非見てみたいと思って具体的に

光支 すごい嬉しいよ!ありがとうみてくれたんだね!あっ!今から練習するところなの!よかったらみてくれたら嬉しいな!

雪月花 あなたって、本当に元気な子なんだね?

光支 えっ?そうかなー?元気かも!えへへ!あっ!まず、自己紹介しないと!私!一年A組の月守光支(げっしゅこうさ)っていいまーす!あっ!そういえば、月光(せれね)さんの苗字と私の名前なんか!似てるね!

雪月花 雪月花(ユヅハ)でいいわよ。あなたって本当に言葉まで明るい口調なのね。ふふっ!

光支 えへへー!わたし、皆んなが明るくなれるような活動をしたくて!その思いが伝わりそうって思ったのがスクールアイドルだったの!みんなに思いを伝えたいことはとても素敵なことだよね!

雪月花 そうかしら?案外、難しいかもしれないわよ。そういうのって当たり前でそうもうまくできない感じ。わたしだったら、誰かに指導して動いちゃう人だから、自分から動くことなんてとてもできないわ。すごいわね。コウサちゃんは。

光支 へへっ。。。そうかなー?でも!ユヅハちゃんみたいに!頭良くないし!

千夜来 コウサちゃんごめんね。おくれちゃって性格な時間の摘出を計算してたら遅れちゃった。

光支 チヨラちゃん!いいところに!この子!やっぱり、スクールアイドル気になって!わたしとチヨラちゃんの踊ってるところや練習してる所見たいんだって!

千夜来 えっ?そうなの?改めて自己紹介するわね。わたしは、高校三年生でB組の夜行千夜来(やこうちよら)と申します。以後お見知り置きを。

雪月花 ちよら先輩。わたしはユヅハです。よろしくお願いします。

千夜来 前も行ったけどあなた、アマテラスちゃんのこと知ってるのよね?なら、聞きたいことがあるのだけど練習時間前にちょっといいかしら?

雪月花 練習前?いつもここで練習してるんですか?この学校の割には結構施設がここだけよくないですか?

とても不思議だなんでここだけ施設がいいのかしら?それにアマテラスちゃんと知り合い?なのかしら。。。不思議な部分もあるし。

千夜来 これは、アマテラスが準備してくれた施設よ。でも、最近は支援とかもしなくなって。ほら、あの子結構自分で無理しすぎる部分があったりするから。

光支 そうだよね。。。そういえば噂で聞いたけどこの学校のメンテナンスのことで忙しいらしいの。ほら、アマテラス先輩こういってたんだけど。「誰かを自然に幸せを与えるような人になりたい。そのためにはスクールアイドルが有意義よ」って言ってたよね。こんなにスクールアイドルのことが好きだったのに不思議だよね、、、普通だったら休むことなんてしない人なのに。

雪月花 、、、もしかしたら親の事情もあるのかもしれない。最近私もアマテラスちゃんとは接してないもの。アマテラスちゃんは昔から親に厳しく育てられたからここの学校を設立したのもアマテラスちゃんの親だし。たしかに、学校の再発の噂は私も聞いたことがあるわ。それが関係してるのは間違いないかもしれないわね。

光支 でも学校のメンテナンスって何かの影響を受けたのかな?それってスクールアイドルにも関係してるのかな?学校を賑やかにするためにとか!!だとしたら私とっても嬉しいなー!!だって学校のメンテナンスの形になってしかも!みんなを笑顔にできるなんてそんな嬉しいことはないよね?

雪月花 やっぱりあなた皆を明るくしたいことでいっぱいなのね?ふふっ。顔の表情を見ただけでも伝わってくるもの。今度直接私も聞いてみるわ。安心して。

千夜来 任せてもいいのかしら???なんか悪いはね。

雪月花 なんか私巻き込まれた感はあったけどでも悪いとかそんな風な印象は受けなかったの。それに

光支ちゃんが無理やり入部させてくるもんだから熱い情に負けちゃったわ。これからよろしくね。

彼女には何かひしひしと感じたそれは心という強さだ。私に持ってない強い心。その強い心さえあれば私も変われる気がした。だから入部しましたなんて恥ずかしくて言えないわね。雪月花は安心した顔をして練習を後にした。


お金持ちで特別扱いされたりもあった。だから庶民の高校に入学した。そんなきっかけでこんなに楽しい時間が見つかるなんて思ってもいなかった。私はこの時はたくさん練習したけど成長が早くて二人は驚いていた。何でもできるのは親の教育のおかげだ。実績こそが全てと言われて育ったから誰よりも自分は実績を積んでいかないといかないと小さい頃から感じていたからもしかしたらこの時間だけ普通の私だけの時間が作れるかもしれないと思った。練習時間はあっという間で楽しい時間があっという間ってこんな感じなんだなと実感した。


光支 ふーっ!!今日も練習終わりー!!今日もあっという間だったね!

!千夜来ちゃん。

千夜来 そうね。いつもこんな感じでやってるんだけどどうだったかしら?振付とかはほかのスクールアイドルも参考にしてみたんだけどまだまだ素人だけどね

雪月花 いえ、とても楽しかったです。こんなに動いてとても気持ちよかったです。心が晴れ晴れして入部してよかったとおもっています。

光支 うんうん!その気持ちわかるよ!!雪月花ちゃん!私もダンスしてる時が一番自分にとって楽しいことだから!

千夜来 この三人でこの曲に挑戦したいんだけどどうかしら?急でごめんだけど。作曲は私がしたんだけど。題名はウタメキ。トキめきと歌を合わせてみたの。振り付けは、、、そういえばアマテラスがいないものね。どうしましょうね。。。

雪月花 ?今日レッスンした時に不思議に思ったんですが、まるで三人でダンスしてたのが当たり前のように振付があったのはなぜなんですか?もしかしてもう一人いたんですか?

光支 あはは、、、実はそうなんだよね。。。それがアマテラス先輩が踊る予定の振付けだぅたの。

雪月花 なるほどね。それじゃ、私のことも入部させたくなるわけね。納得したわ。たしかに、ダンスの振付けも一段と難しくて初心者の私がするレベルじゃないでしょって思ったけど。

千夜来 ごめんなさいね。あなたに本当は負担をかけたくなかったのよ。これでも振付けを変えたりもしたけど難しい事させちゃったわね。。。それにアマテラスちゃんのこともまかせちゃったし本当に感謝でいっぱいよ。

雪月花 いえ、そんな謝らないでください。私もアマテラスちゃんのことは気にかけてたので。でもごめんなさい。いまは、特にアマテラスちゃんとはコンタクトを取っていないから本当に話してみて直接会ってみるわ。

光支 ありがとう!ねぇ、雪月花ちゃん。もしよかったらだけど私もアマテラス先輩のところに行きたいな。心配なのは私もだし。やっぱり困っていたら手伝いたいし!

千夜来 わたしもいくわ。元々スクールアイドルの話は私とアマテラスが一年生の頃から計画していたから詳しい話とかは私説明係として役に立てると思うから。それに雪月花ちゃんとこうやって話せたのも伝えたいし、あとはこういうのは仲間同士のほうが心強いしね。

雪月花 わかました。私も人数不足でもめ合いになったら不安だったのでお願いします。


部活の終わりにアマテラスちゃんに何を伝えるのかを話し合った。夕日が暮れていて帰りは少しだけ物悲しい景色だと感じた。










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