第一話 入学式は波乱な予感
春。それは、訪れ。今日で高校生活一年たったんだ。そして、二年目に突入するんだ。春の小さな風がわたしの心を感じさせる。あっといまに桜は咲き誇り、成長を実感させる。そして今日、おぼろ塚高校2年生になる。
「おはよう光支ちゃん。きょうで二年生ね。」
このこは雪月花ちゃん。わたしの大親友だ。お金持ちで月光財閥である。
「きょう寒いわね。最近春の木漏れ日に慣れすぎて気温が急に低くなると本当についていけないわ。」
「そうだね。雪月花ちゃんは部活きめた?」
心の中ではスクールアイドルになりたいって思ってるんだけど彼女はいつも否定している。実は私たちはスクールアイドル部にはいっていたが、アイドルのコンテストの入場で落選してしまって、それからは雪月ちゃんはやめてしまった。
「。。。まだ自分の責任背負って。。。」
と雪月花ちゃんに話そうとした途端誰かがやってきた。
「おはようございます。」
喋りかけた途端に真ん中から急に割り込んできた。千夜来ちゃんだ。
「わぁ!千夜来ちゃん!?いつの間に!?」
このこは夜行千夜来ちゃんだ。わたしより一つ上で高校三年生でありながら、生徒会長でもある。幼なじみで一緒にスクールアイドルをやっている。
[分析によりますと雪月花さんはまだ、スクールアイドルについて引きずっていますね。」
「千夜来ちゃんやっぱりそのことは言わない方が良いよ。雪月花ちゃんも間違ってた訳じゃないんだから。。。そこは触れなくてもいいんじゃない?」
「光支ちゃんも言いかけてたわよね?」
バレてたか。同様を隠せずにいたせいか、顔までにもでてきそうだ。
「今日は入学式。あなたも二年生になるんだからきちんと自分のことは自分のことで余裕を持ってくださいね。」
そういった後に千夜来ちゃんは後を去った。なんか厳しそうだったか背筋を一瞬伸ばしてしまった。
「凄いね。千夜来ちゃん。生徒会長にも好捕されてるし。というかなったし。幼馴染なのになんか遠くにいるみたい。」
「ふふっ光支ちゃんも頑張らないとね?とりあえず千夜来ちゃんもいってたけど、私は入部はやめておくわ。クラス一緒だといいね。」
少しだけ春なのに嫌な予感がした。
前日
いよいよ明日は入学式。今日は気分転換に服屋に来ていた。可愛い服あるかな?
「この服良いなぁ~フリルとリボンがかわいい。レースも入っててTHE・ロリータってかんじ!」
ほかにも色々見て回った。可愛い服や、カジュアルな服。服にも色々な種類があった。ショッピングモールが済んだら帰りにアイスクリーム屋さんでアイスを買った。
歌を歌いながら歌って帰った。
「じーっ、、、」
後ろの視線が痛い、、、後ろを振り返ると不意市議な服を着た女の子がいた。」
「、、、わたしに何か用かな、、、初めましてだけど、、、」
「お主の声。まるで魔法のように心が温かくなる。なんの魔法を使っておるんじゃ?教えてくれぬか?」
えっ?魔法???何だろうこの子。。。不思議ちゃんってやつ??
「えっと、、、たぶん感情で音楽は伝わるからそういう気持ちになると思うな?」
「ほぅ、、、魔法ではなく、感情。そして歌というもので心が動くのかのう。」
「ちなみにわたしの名前は月守光支。あなたは魔法とかいってるけど、魔法を信じてるの?」
「信じるも何もわしはちゃんとした魔法使いじゃ」
変な呪文を唱えたらあたり一面が光った。そして大きな花火がついた。
「えっ、すごいよ!本物なんだね!」
「じゃからいっておるうであろう。この魔法は人には干渉しておらんから平気なんじゃ。お主の歌に興味がある。また今度会おうぞ。わしの名前は輝夜輝月じゃ」
そういって輝夜ちゃんは蜂起で飛んで帰っていった。」
また会えるのかな???
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入学一日前_雪月花の家
私はお金持ちだ。親はホテルの経営をしている。親友にもたくさんのお金持ちがいる。その子は天照大神{アマテラスオオカミ)私と同じおぼろ塚高校であり、3年生である。もう一人はかなりのお嬢様高校に入学している。何でも音楽に強い高校である。一流のピアニスト、ダンス、歌手など色々なジャンルがある。
私はその二人と毎日遊んでいた。でも二人は私よりも実績が小さい頃からあって私は絶対に追い抜きたいと思った。
「。。。はぁ、また光支ちゃんスクールアイドルに誘ってくるんだろうな。。。私は向いてないことを知ったのに。どうしたらいいんだろう。。。」
ちゃんと断れるか不安だ。最初は二人で始めたけど、千夜来先輩がアシストしてくれて、そのおかげで自分に成長を実感¥した。だけど大会の前日、本番に足を痛めてしまい、結局棄権をしてしまった。私は一度もし失敗なんてしたことなかったのに初めて失敗が怖くなった。
「私だってまだ光支ちゃんと踊りたい、、、のに」
足が崩れてしまう感覚に落ちるのはなぜだろう。今日は少し寝れなかった。
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光支の家
「雪月花ちゃんスクールアイドルやらないのかな、、、」
本当はやりたいと思っているのに。。。私はどうしたらいいのかわからない。
ふと、今日のショッピングオールにあった輝夜ちゃんのことを思い出した。もしも、自信をつけるまほうなんてあったら。。。
入学式
「皆さんどうもおはようございます。本日は新規の生徒がご入学できたこと、そして2年生と3年生は。。。」
千夜来ちゃん。生徒会長として頑張ってる。私も見習わなくちゃ。
「ここで、転校生の紹介です。2年輝夜輝月さん。3年。黒白果林さん。」
えっ?輝夜ちゃん!?一瞬びっくりした。まさか本当に来るなんて、いや魔法で何とかしたのかもしれない。そこでもう一人の副生徒員が大きな声で言う。
「ニューシーズン開幕デース!生徒のみなさんはアゲアゲーなノリノリーなライフと思い出を作ってくださーい」
あの子すごいよな。前もこんな感じだったかもしれない。ああいう子はスクールアイドル向いてると思うけどな。。。加入しようかな?」
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黒白果林の場合
入学式一日前
いよいよ明日は新しい学校に入学するわけだが、その理由はたった一つのきっかけがあった。また、いつも朝起きたらつい見てしまう。名前はたしかsing!というアイドル名。おぼろ塚高校にいる三人グループだ。
元気満々の月守光支、分析が得意でなおかつダンスも小さい頃からしててプロ並みな夜行千夜来、そしてなによりすごいのは、歌や踊りのバランスがすごい月光雪月花。すごい憧れる。
「歌ってこんなに人を楽しくさせるんだ!私もやってみたい!」
でも、最近聞いた噂。雪月花ちゃんがやめてしまったといううわさがあった。あれってたしかガールズソンググランプリに出た時だよね。
ガールズソンググランプリとは、スクールアイドルの大会でありそれに優勝したら高い実績を貰える。あの時私は観客として見ていた。そのライブ本番の時雪月花ちゃんは大きな足の怪我をしてしまい、失敗に終わった。
そして明日絶対にそのsingにいってファンの気持ちを伝えるんだ。
入学式
「いよいよ今日がおぼろ塚高校に行く日だ、、、緊張するな。。。」
本当は私はスクールアイドルになりたい。
「ちゃんと気持ちを伝えればきっと。。。!」
その時聞こえてしまった。「、、、とね?とりあえず千夜来ちゃんもいってたけど、私は入部はやめておくわ。クラス一緒だといいね。」と。
「あの人。。。間違いな雪月花ちゃん。今辞めると言ったような。。。」
一旦追ってみよう。
廊下
「あの、、!すいません。雪月花ちゃんですよね?」
「はい。そうですが?」
落ち着いた声。どことなく何かを隠してるようにも聞こえる。
「私観客席でみていたの。雪月花ちゃんさっきやめておくって」
「ファンの方ですか?残念だけど私はもうやる資格がないんです。」
「私!スクールアイドルに入部します。そのために今日学校に入学しました。」
「。。。そうですか。」
「もし、私たちの歌でこう笑顔にできたら、、、来てください。待ってます」
そういって私は去った。間違っていない。私はそう言い聞かせながら入学式に向かった
そして入学式が終わり、私はスクールアイドルのことに沢山励んだ。入部もしたい人を探さなくちゃ。千夜来ちゃんと一緒に。
「スクールアイドルはやりませんかー!!!」
勧誘って難しいここは音楽学校でもないし、実績もない普通の学校だ。
「頑張ってるね光支ちゃん。」
「千夜来ちゃん。」
「ねぇ、まだ気にしてる?」
「うん。だって、雪月花ちゃんがあんなこと言うなんて、すごく嫌で。でも、やっぱり無理やり誘うのも難しいのかなって、、、」
「ねぇ、光支ちゃんは雪月花ちゃんとはしたくないの?たしかに、分析では今だと雪月花ちゃんが戻ってくるんのは0に近い。だけどその問題は光支ちゃんも関係してるんじゃないかな?」
「うん。。。たしかに雪月花ちゃんだけの問題じゃないけど。。。」
スクールアイドルってそんなに人を不幸にするのかな?私が見たのはもっとキラキラしてたのに。。。不安が大きくなるでも頑張らないと!
「スクールアイドルってあなたかしら?」
そこには眼鏡をかけた女の子がいた。
「あの、スクールアイドルに興味があるんですか!?」
「いや、興味あるというか、その、、、スクールアイドルが好きなだけで。。。なりたいとは思ってなくて。」
「スクールアイドルのこと詳しいってこと?すごい!」
「あ、あの、、、!し、失礼しましたぁぁぁぁ!!」
そういって女の子は逃げてしまった。
「ああぁぁぁ!待ってそんなぁ」
「光支ちゃん勧誘する時怖すぎ。。。。」
そして誰も来ないで勧誘が終わってしまった。
教室 月光雪月花
あれ?
あれ?こんな所になんか置いてるカバンを確認してたら何か挟まっていた。
「これって」
ノートにはたくさんの歌詞が書いてあった。あの頃スクールアイドルに熱心になったときのだ。でももう忘れかけていたので急にでてきて変な気持ちになった。初めて失敗したのが親友と踊ったダンス会場での怪我。本当に情けない。
小さい頃から私は家族に期待されてた。勉強も習い事も将来も。いつも言われてた言葉は「失敗なんてしない人間になれ」だ。私は自分を信じて失敗なんて起きないと思っていろんな挑戦をした。いままでの経験は失敗もせずにいつも成功に近い結果だった。
「もう私は、、、」
そんな時
「いた!」
光支ちゃんが教室のドアをあけて立っていた。
「伝えたいことがあるの。。。」