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第2回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞 への投稿作品

『暇つぶし』と女生徒は、答えた。

作者: 東の関脇

生物室の掃除当番を終えて、掃除用具を片付けていると生物準備室に生徒が居ることに気が付いた。


私『何をしているの?』

女生徒『暇つぶし』

と、答えた。


生物室は、1年生の階にあるので、同学年の女生徒かと思い込んで、気軽に話しかけてしまった。

振り向いた女生徒の襟に2年生の学年証が見えた。


『なんで2年生が、居るの?』

って、間抜け面して話しかけていた。

なのに優しく説明してくれた。

放課後の生物準備室は、文芸創作部の部室になっているそうだ。

そして、文化祭に向けて文集を創るそうで、他の部員が来るのを待っていたそうだ。


週交代の掃除当番の為に行く生物室。

掃除が終わっても、生物準備室に居たのは、あの女生徒が1人だけだった。

一旦、教室に戻って、帰る途中に覗いた生物準備室は、いつも1人だった。


次の月曜日、放課後の生物準備室には、女生徒が1人居た。

生物室から、そっと見ていた。

他の部員が来ないのに1人で居るのは、ナゼなのか聞いてみたくなった。


生物準備室の扉を開けたら、

女生徒『あなた、暇そうネ』

女生徒『一緒に文集創らない?』

私『文集って、言われましても、、書いたこと無いし、』

女生徒『大丈夫www』

女生徒『書き方は、教えてあげる』


文化祭まで、あと3週間。

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