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当たり前で当たり前じゃない  作者: 八津兼 しゅうと
1/1

覚醒者

初投稿です!

初心者なので暖かい目で見てくれたら

幸いです

何故、人は当たり前の事を

考えないのか。。

それは、人は固定概念に

囚われているからである。

例えば、「空は青い」

これは、当たり前の事である。

当たり前という概念があるから

考えない。または、

考える必要がないと脳が

意識しているのだろう。


思うと、人はなぜ「歩く」のだろうか

思うと、人はなぜ「話す」のだろうか

思うと、人はなぜ「問う」のだろうか


その、理由を人…俺達はまだ知らない

そして、今後起こる この学園の…

この世界の、異変に───


[1章] 覚醒者


ミノリヤマ

市立熟山学園──。


「お前っっ!あいつと付き合ってたのかよー!!」

サイギリ かおる

俺の名前は、斎桐 芳

ごく普通の高校生だ。

アニメみたいに特殊能力も無く。

普通の高校で平和な暮らしをしている

特に、彼女もいない。

悲しい男と覚えてくれたら幸いだ。

今、絶賛友達の自慢話を聞いている。

これは、毎日のようにある事だ。

俺はこの自慢話に飽き飽きしている。

だが、これは俺の学園生活にとって

当たり前の事なのだ。

飽き飽きしているが正直、

それを聞いているのが、楽しい。。

「んでさー、俺の彼女がさー!」

こいつは、俺の友達の溝谷 真也

幼稚園の頃からの幼馴染だ。

優しくて、クラスの人気者

そして─イケメン。。

絶賛、青春中だ。

そして、明るい表情で真也は言った

「彼女、俺に一目惚れだってよぉ」

俺は嫉妬の眼差しで

「まぁ、お前はイケメンだからな、俺にはアオハルの文字が見えねーよ。」

「大丈夫だって!俺がいけたんだぜ?」

「おいおい、イケメンのお前が言うか?」

真也は笑った。いつものように─。

放課後、俺と真也はいつものように

一緒に帰ろうとした。

靴を上履きから外履きに履き替え

帰ろうとすると、空が黒に染まり始めた。あの、青く綺麗な空が、

影よりも黒く染まった。

そんな空の中で1つの光がさした

そこから、人のような者が降りてくる

そいつは、笑いながら俺達を眺め

こう言った。。

「さぁ、始めよう…目覚める者達よ──」

「──目覚める者達?真也、何か体とか視界に変化あるか?」

「いや、俺にはない。芳も見た限りないな。」

見た限り、真也に異変はない。

俺にもない。

では、あいつが言っていた

[目覚める者達]とはなんなんだ?

そう、考えていると後ろの方から

「あなた達大丈夫!?」

と、声をかけてきた清楚系の女子。

この子は我が熟山学園 生徒会長の

ホノリ

神坂 萌楓だ。

同級生だが大して面識はなく、話した事もそれ程ない。俺の知ってるよ限りこいつは、極度な心配性らしい。

だから、面識もない俺と真也の事も

心配しに来たのだろう。

と、思っていた─。

「斎桐 芳。あなたを殺します。」

神坂は殺気を放つ目でそう言った。

俺は混乱した。なぜだ、なぜ、

さっきは心配してくれたお前が俺を[殺す]なんて、と。

状況が、読めなかった俺は

神坂に「なぜ、生徒会長のお前が…

この熟山学園 生徒をまとめる神坂が

俺を殺そうとする!」

と、俺は神坂に質問した。

すると、殺気を出していた神坂の目が急に、涙ぐむ目へと一変した。

そして、神坂は言った。。

「殺さなければいけないの。

私が死んでしまうから、言われたの。

あの黒い空から降ってきた悪魔に─。[斎桐 芳を殺せ、殺さなかった場合、お前は死ぬ]ってね。

理由は分からない、でもあなたを殺さないと私が死んでしまう!」

──あぁ、そういう事か。。

確かに、冴えない俺よりこの学園を

まとめられる、神坂の方が

生きていくうえで重要だな…。

そう考えたうえで俺は神坂に言った。

「神坂…俺の事を殺せ。確かに冴えない俺よりお前の方がこの学園には、

必要だろう。」

神坂は笑顔を浮かべ

歩いて俺の方に向かってきた。

「ありがとう。。」

神坂は言った、感情はこもってなく

本能で動いてない様な感じの言葉だった。

目をつぶった俺の目の前の暗闇には、今までの人生の走馬灯の様なものが見えた。

そして、俺は小声で

「んだよ、俺の人生、案外楽しいじゃねぇか。」

目を開くと、神坂が目の前まで来ていた。片手に刃物を持って、凄い勢いで俺の顔めがけて振りかざしてきた。

俺は死ぬのを覚悟した。

その瞬間、


「───ッッふざっけんなー!!!!」


勢いよく刃物を振りかざしていた、

神坂の刃物もピタッと止まる程

大きな声で溝谷 真也は言ってくれた。

「俺より、学園をまとめられる神坂の方が大事だ?何だよそれ!お前がよくても俺がよくねぇ!」

真也はそう言ってくれた。

すると、神坂は

「なぜ、止めるの?斎桐さんは[殺していい]と言ってくれました。本人から了承を頂いているから、あなたにどうこう言われる筋合いはないと思うのだけれど。」

涙ぐんでた神坂の目が殺気を放つ目に戻っていた。

確かに、神坂の言っている事は正しい。

俺は真也に言った。

「確かに、俺から殺していいと言った。もう悔いはないよ」と

真也は涙を流しながら、

「なぁ芳、自分が死んでもいいか考える時、俺の事考えてくれたか?」

その瞬間、俺はとんでもない罪悪感に襲われた。


────────何でだ。


俺は、斎桐 芳は大切な幼馴染

溝谷 真也の事を考えなかったのだろう

あの時、俺は自分が死んだ後の事を

考えていなかった。

そして、心から思った。


あの、幸せな…真也の自慢話を聞く

最高の学園生活に戻りたいと──。


すると、急に目の前にとてつもなく

眩しい光が現れた。

これは、懐中電灯の光でもなく

LEDライトの光でもない。

それより、もっと眩しいものだった

まるで、太陽を直に見ているような…

そんな感じだった。

眩しくて目の前に手をかざした。

手をかざした奥には、

うっすらと人の影が見えた。

そいつは俺に言った。

とてつもなく、低い声で。

「願うなら、叶えよう。それが正しい道なら──」

俺はそいつの性別を声で男と判断してから即答した。

「あぁ、正しいさ生死の決断をする時、大切な幼馴染の事を考えられなかったんだ。最低な男さ俺は!あの…幸せな学園生活に戻りたい!」

俺は、その男に向かってそう叫んだ。

その言葉に対し男は

「全く…恐ろしい覚醒者だ。」

そう言った。

「覚醒者?」そう質問しようとした

途端、目の前が一瞬暗くなり

さっきの光とは比較できない程

明るい光が発光して、俺を包んだ。

体の力が抜けていき、俺は倒れた。

体の感覚が戻り始め、目を開けると

外は明るく、丁度 昼頃だった。

目の前には、彼女の自慢話をする

真也がいた、表情は笑顔でさっきまでの涙を流していた目とは大違いだった。

すると元気な声で

真也が、言ってきた。

「なぁ、芳さんよ、聞いてるか?」

え?何でさっきまでの事を気にしないでいられる?俺はそう思った。

そして、不思議に思い 真也に聞いた。

「何でだ?神坂がいないぞ?俺は殺されかけたんじゃないのか?」

すると、真也は

「芳、お前、彼女出来なさすぎて頭

おかしくなったのか?」

俺は、外の天気…周りの状況…真也の表情でこの不思議な現状を察した。

考えに考えを重ねた結果

信じ難いがこれしかない。

そう俺は…


────────過去に戻っていた

読んで下さりありがとうございます

納得いかない点も個人個人あると

思いますが、頑張っていこうと

思ってるので応援のほど

宜しくお願い致します!

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