甦れ、エタリ作品。(決意表明)
人生初の小説は、作文が苦手なのにいきなりの連載物だった。
書き方のお作法も知らぬまま書き散らし、大まかな設定だけで勢いに任せた作品は色々な面からみてもブレてくるわけで、大幅修正を試みたけど既に手の施しようもなく、結果としてこの世から去る(=「小説家になろう」から一旦退会する)選択をしたのが3ヶ月程前の話。
拙い作品をブクマして応援してくださった方もいたし、活動報告を投稿すればお作法についてアドバイスをくれた方もいた。にもかかわらず、そんな皆さんを、自分を信じてついてきたくれた作品の登場人物たちを裏切ってしまった。
しかし、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺があるように、あれだけ苦しい想いをしたにもかかわらず再び小説を書きたいと思えるようになったのは、無謀というべきか経験から何も学んでないというべきなのか。
決して「自分を見てちょうだい!」的な気分で思い立ったのではない。
それは、断言させていただきたい。
再び書きたい衝動にかられたのは、ある種一度挫折しエタってしまった作品に対する供養ともいうべき心境からである。
女主人公を取り巻く登場人物たち全てをハピエンのうちに終わらせたいと願っていたのに、本人たちの一番傷口を抉ったきついシーンのままエタらせてしまったことへの深い後悔。私が一旦退会しデータが消えた瞬間から、それまであった彼らの人生が否定され、永遠の虚無に葬りさられたことへの懺悔。きちんと完結まで書き上げることが一番の供養だと思ったわけで。
そして、以前応援してくださった方々に完結した小説を見てもらって安堵してもらいたい。
だから、今度こそ自分のペースで納得いくまで推敲して、エタり小説を蘇らせるのだ。
(ということで、手始めに関係する短編を書きあげてみたのさ♪)