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《只今ノ時刻、22時38分》


「・・・・・・。」


眠れない、もう一度言う眠れない。何故俺が眠れないのか状況を説明しよう。

まず今日釣りをした。大物釣って廃城まで持ち帰った。次に木を斧で斬り薪にした。休憩ついでにフランと共に林檎を多くとり廃城に一度戻り俺は再び森にへと仕事に戻った。

それからは薪を廃城へと持ち帰った3往復はした。

廃城内から俺は夕飯の準備その間に3人で夕飯終いに食器洗いやら洗濯とかやらされた。


それにしてもこの3人での共同生活始めてから一週間くらいは経ったかな。

意外と悪くはない、大半はリィフェに強制的に働かされたけどな。


「・・・・・・少し外の空気でも吸いにいくか。」


俺は外の空気を吸いに廃城を出た。途中リィフェの様子も見たが横になって眠っていた。寝てるとはいえ顔は見ていないがな。


「う~っ、寒い寒い・・・。」


静けさな夜の森林に冷たい風が吹き出していた。けど夜空の星は美しく綺麗だった。


「綺麗な夜空だ。」


「起きていたのですね。」


俺は後ろを振り向き声の主を見る、そこには紅い髪の少女が微笑んで俺を見つめていた。


「綺麗な夜空ですね。」


「ああ。何かこの夜空を見たらさ、もう自分の名前とか記憶とかどうでもよくなって来たよ。フランとリィフェの3人での共同生活も悪くはないし出来ればずっとそうしていたいなって・・・。」


「・・・・・・そうですね。」


何故かフラン悲しげな表情をしていた。


「・・・・・・ずっと、ずっと本当にこの生活が続けていたら・・・。」


フランがボソリと小さく呟く、何を言ってるのかは俺は聞こえなかった。


「フラン?」


「いえ、何でもありませんわ。そろそろ寒くなってきましたし戻りましょうか。」


「そうだな、これ以上外にいたら寒くなるしそろそろ戻るか。」


そう言って俺とフランは廃城の中へと戻り互いの寝床に戻り寝に落ちた。因みに俺はぐっすりと夜を眠れた。


《記憶修復率60.1%》

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