耳長(エルフ)族の国の悲劇
エルフ、ゲルマン神話に起源を持つ、北ヨーロッパの民間伝承に登場する種族。生前俺がいた国・日本では妖精あるいは小妖精と訳されることも多く北欧神話におけていると昔神話系の本で読んた事がある、彼等エルフは本来、自然と豊かさを司る小神族であった。
彼等もしばしば、とても美しく若々しい外見を持ち、森や泉、井戸や地下などに住むとされる。また彼らは不死に近い長命であり、弓を得意とし、魔法の力を持っている。
そして今そのエルフの女性が俺達の前に立っている、俺はこんな運命的な体験は生まれて始めてだった。
そして彼女、セリア=ラナトスさんは帝国軍に追われていた理由を俺達に話し出した。
「私はとある事情で母国であるグリーンハープに向かってました。ですが帝国の追手に私の存在に気付かれ、私はこの森中を私の愛馬で駆け走り逃げて、そこで貴殿方が助けに入って追手を・・・・・・。」
「そうですか、貴女はグリーンハープに戻ろうと。」
「はい、ところで貴女方は何故この迷いの大森に?」
「・・・・・・実は、私達も貴女と同じくグリーンハープへ向かう最中なのです。」
「グリーンハープへですか!?」
セリアさんは驚きだす、するとセリアさんは真剣な眼差しを俺達三人に向け話し出す。
「旅の方々、我々耳長の国は外から来た人間らを御歓迎致します、ですが、現在のグリーンハープは鎖国状態で外からの接触は固く禁じております。」
「どういう事ですか?」
フランが言葉を返す、セリアさんはそのまま話を続ける。
「本来なら外部の方には話すのは禁じられていますが仕方ありません、全ての始まりは一月程前から起こりました。帝国軍の一軍隊の出現によって。」
「「「!!」」」
「帝国軍だと!?」
「はい、ですが只の帝国の軍隊ではない、千をも越えた強大な兵力、百に近い機械人形、そして何しろその軍隊の将がかなりの猛者だからです。」
「千!?」
シュートは直ぐ様に驚き、フランは帝国軍隊の指揮官の名前を聞き出す。
「その軍将は何者ですか?」
「・・・・・・・・・帝国皇帝直属特級貴族騎士十人将第七位、ケイオニウス=バハム=ディランダルフス伯。」
「「!!」」
フランとリィフェはそのケイオニウスという名前を聞いて驚きだす、一体どうしたんだ!?
「ケイオニウスだと!?」
「二人共、知ってるのか?」
するとリィフェは真剣な表情で語りだす。
「知っている、帝国皇帝に支える特級貴族騎士十人将第七位、十人将とは一人で兵士一千人分の軍隊を壊滅する力を持つと言われており、その力を見た者は即殺されると言われている。」
「そのケイオニウス率いる第七伯軍によってグリーンハープ軍戦力はほぼ壊滅し国は支配されそして我等が耳長の王、エルレギオン国王陛下は最下層の牢獄にて幽閉されました。」
「・・・・・・・・・そんな、グリーンハープが支配されている何て。」
フランは悲しげな表情でグリーンハープの現在の情況を知る、リィフェは歯を食い縛り両拳を力強く握りながら震えだす。
「「・・・・・・・・・。」」
「今からでも遅くはありません、私が貴女方をこの森の入口まで案内致します。」
「・・・・・・・・・それは無理です。」
「えっ!?」
フランは自分の目から出てくる涙を左腕で擦り拭き 勇気を振り絞ってセリアに向かって言い放つ。
「其が例え帝国軍に支配されても私達は後退りは致しません、現在の白の巫女として私達はグリーンハープに行かなければなりません、白の国、アインライト王国ミリウス王家第一王女である私らの役目を果たすまでは!」
そう言ってフランは袋から輝き続ける白のクリスタルストーンをセリアに見せる彼女はフランを見て驚きだす。
「それは、クリスタルストーン・・・・・・、もしや貴女様は!!」
「はい、その後は言われなくても解りますね。」
セリアさんは直ぐ様に方膝を地面につけ頭を下げる、そしてセリアさんは頭を下げながらフランに謝罪する。
「まさか、白の国の王女殿下殿とはつゆ知らず誠に申し訳御座いません!」
「・・・・・・・・・セリアさん、頭を上げて下さい。」
「えっ?」
そう言ってセリアさんは頭を上げフランの顔を見上げる、フランは微笑んだ表情をしていた。
「姫様・・・・・・。」
「セリアさん、貴女に御願いがあります、私達をグリーンハープに案内して下さい。」
「はい、畏まりました。フラン姫様。」
フランは微笑ませ、セリアはフランに向けて敬礼する。
「解りました。では皆さん、グリーンハープ王国へご案内致します、私目について来て下さい。」
セリアさんは馬に騎乗し馬を歩かせ先に行き、俺達三人はセリアさんの後を追うように歩き始める。
「(もしかしたらこの国を・・・、この絶望に満ちた耳長の故郷をこの方々が救ってくれるかもしれない、この御方達なら!)」
先歩くセリアは右目に涙を長しシュートら三人が来たことに心から喜んだ。




