表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
機界戦記ー機械人形となった青年の異世界転生録ー  作者: 二代目菊池寛
碧の章・ルティーシア編
43/56

迷いの大森(だいりん)

シュート、フラン、リィフェの三人は次なる目的地である二つ目のクリスタルストーンがあるグリーンハープ王国にへと向かい突き進んでいた。筈だった。


「・・・・・・前が、その先が全く見えない。」


「当たり前だ。何せこの迷いの大森(だいりん)は一度入ったら二度と戻れないという説がある、そう易々とグリーンハープには辿りは着けれると思ったか。」


「けどよ、今気付いたんだが、この場所何度か往復してないか?」


「えっ!?」


「何だと?」


フランとリィフェは驚き周りを確認する。


「何を言ってんるんだお前は。そんな訳・・・・・・。」


俺は隣にある木の根に落ちてる食べ掛けの茸を広いフランとリィフェに見せる。


「これはは少し前に俺が毒味した毒茸(どくきのこ)だ。」


「そう何ですか?」


「ああ、間違いない、人の歯形をしてるだろ、間違いなくこれは俺の歯形だ。」


「そういえば、この辺りは一度休んで食事をとる為に貴様に茸の毒味をしてたな・・・・・・。」


「ああ、お陰様でほんの短い間だったが俺の腹は痛くなるわ全身が痺れたよ。これからは俺が毒味係として活動した方が良いな。」


後、毒味のお陰で『鑑定』のLvが2に上がり、新たに能力(アビリティ)『毒耐性』『麻痺毒耐性』を得て共にLvは2に上がった。


「そうだな、もし姫様の食事に毒とか入ってたら不味いからな、これからはシュートに毒味を頼もう。」


「ああ、そうしておくよ。」


これからも毒味をやるなか、けど毒系の耐性を強化するしまあいいか。

それにしても凄い霧雨(きりさめ)だな・・・・・・、こんな森の中に本当に国があるのか?


「そういえば俺達が向かうグリーンハープ王国ってどんなところ何だ?」


「実際に行ったことはありませんが前に父から話でしか聞いたことがあります、その国は緑に満ち自然を愛し魔法文明の創祖(そうそ)の国と言われています、それとその国の住民達は皆、人間ではありません。」


「人間じゃないってどういう事何だ?」


「何故ならその国に住む者らは・・・・・・。」


リィフェが言おうとしたその時だった。何処からか馬が駆け走る音が遠くから聞こえシュートら三人の耳に入り直ぐ様に気づきだす。


「何だ?何処からか音がするぞ?」


「この音は馬の足音だ。しかも複数の、姫様。」


「ええ、二人とも音の方角へ行きましょう。」


フランを先頭にシュートとリィフェは後の順に走り、馬の足音が聞こえる方へと向かいだす、この先に起こる一つの驚異と出会うときシュートら三人は強大なる驚異に巻き込まれるとは彼等は知らなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ