内部突入
俺達五人は砦の内部に侵入する、一階のロビーは無人の状態だった。だが油断は禁物だ。何処かに潜んでる可能性もある。
「誰もいない・・・・・・。」
フランが言う。
「姫様、油断はしない下さい。」
リィフェがフランに注意をし、ロビーの回りを確認する。
「皆さん、あれを!」
「!」
「あれは、地下通路かの!?」
イワンさんは左奥の隅側の地下通路の道に指を指す、俺達はイワンさんの指を指したところを見る、すると俺は直ぐに気づき皆に向かって言った。
「もしかしたらあの地下通路に街の女の人達が閉じ込められてるかもしれないと思う。」
「何故そう思う?」
リィフェが答える、何故俺はそう思ったかと勘づいたのは、まだ俺が生きてた頃、自分の部屋のテレビで毎週やってる海外事件ドキュメンタリー番組を見ていた時だった。
その番組の今回の事件ではとある国で10歳の少女が誘拐され地下室に監禁されていた。
犯人は身代金目的とかではなく少女を異性として愛していた。
少女が16になるまで結婚するのが目的、だが犯人の精神は異常になり何時自分が捕まるかやら少女が発見されるかが疑心暗鬼になりその結果犯人は自ら警察に自主し少女は助かった。
結果は終身刑、少女は事件後無事に家族の所に戻り幸せに暮らしたとさ。まあそんな事はさておき、俺はリィフェにこう答えた。
「『直感』だ。」
「直感だと?」
リィフェが呆れた顔をして言う、
「恐らく彼処の地下通路は深くまで繋がっている。俺の予想だと街の女性達は地下室に閉じ込められてる可能性があるからだ。」
「成る程な、だが、上にはザラムという貴族騎士が居る、奴を放っておくわけにはいかない。」
「では二手に別れて行動しませんか。」
するとフランが横に入り俺とリィフェの会話に入り案を出す。
「成る程、二手ですか。」
後からイワンさんが話に入る。
「二手なら行動はしやすいです、ですが二手とはいえ誰と誰かが行動するのかが問題です。」
皆は考える、するとリィフェが手を上げ俺達に答えた。
「なら私は奴と共にザラムを討つ、姫様ら三人は街の女性達を助けに行って下さい。」
「リィフェ。」
「大丈夫です、必ず私ら二人は姫様の所に戻ります。」
「イワンさん、ゼペッド爺さん、フランの事をお願いします。」
「ええ、解りました!」
「お前達も気を付けるんじゃぞ。」
「「はい!」」
かくして、俺とリィフェは上に居るザラムの所にフラン達三人は地下通路にへと向かって行った。




